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プロローグ・小倉由那の日記
動揺/否認/罪責感/直視
エピローグ
自殺とされて終わりそうな由那さんの死。母親に連れられて心療内科医の本宮のもとにやってきた女子高校生が疑問を語る。共感した本宮は調査を始める。
いくら患者さんが少ないからといってここまで関わるドクターがいるかと思いつつもいて欲しいとも思う。
少しずつ少しずつ明らかになっていく事実にほっとしつつも亡くなってしまったことが残念でたまらない。
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京都の小さな街で心療内科を開業する本宮慶太郎を主人公にした新シリーズ。
事件の発端は同じ町で起きたスーパーの総菜売り場でバイトをしている女性の死。
遺書のようなものがあったことから、警察は自殺と断定するが、慶太郎の元を訪れた女子高生の患者の証言から、慶太郎が女性の真相を探っていく。
心療内科医が何のつてもないのに、患者の女子高生を救うためにお金にもならない探偵まがいのことをするのにも抵抗があるし、スーパーの食品ロス問題も大きく広げ過ぎて、ラストの回収が強引と言うか、雑と言うか、何だか残念。
同じようなタイトルの「見えない鎖」と関連があるのかと思ったが、全然関係ないらしく、新シリーズと言うのならば、その辺も気を遣って欲しいかも。
最近の作品は京都を舞台にしているものがほとんどで、それが悪い訳ではないけど、初期の頃よりも面白さが半減しているような気がする。
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心療内科医がクライアントを目の前にして思考するプロセスをこのように好適に表しているのはなかなかない,という本職の心療内科医(というかクリニック精神科医)さんが勧めたので読んだわけです.
普段は全然ミステリ読まない人なので,そういう感じで違うのを齧った身としては面白く読めました.とは言え,主に注目するのがクライアントに相対した時の医師の思考プロセスだったので,まぁ謎解きとかを楽しむとかは別になかったですなぁ.だってそっちは背後(右斜め後ろ上45°)のメタな人がツッコミ入れる感じやったんで,それを聞きながらハイハイそうやねって過ぎる状況でしたしミステリ楽しむのに向いてないよ読み方がジブン.
あ,でもそういう読み方でも楽しかったので,また心療内科ものが出たら読むかもしれません.たぶん買わない借りて読む.と思ったら2が出てるんですね.借りるかな.
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サスペンス。一応殺人事件なのだが、全体的に、ゆる〜く優しい雰囲気が漂っている。作者の風貌を見て「まんまじゃん!」と思ってしまった。
少し悲しくて良い話。
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「ミステリー」として読むと……ちょっといまいちかも。
全体的ふわっとしてるというか。
明示される前に、薄々(しかし、かなりの確信度合いで)真相に気づいてしまうんよね。
いわゆる「どんでん返し」ばっかり好んで読んでた弊害かも。ビックリどんでん返しがないと満足できない……みたいな。
なのでガッツリミステリーというよりは、人の心の機微を読む物語として読みました。
主人公も精神科医だしね。
あとは、話の導入がなんか無理矢理な感じがして、それも入り込めなかった原因………かなぁ。
「ガッツポーズをしてたこと」、が自殺を否定する材料というのが弱すぎるような気がして、うーん。
背後に食品ロス問題が絡んでいたのが、良かったなぁ。
ミステリーの内容より、こちらの問題はどう解決したらいいんだろう……って、悩まされた。現実問題として、非常に捻くれている状態だもんね。
食糧難で死ぬ人がいる一方で、毎日毎日大量に(まだ食べられるのに)廃棄される食品。
環境汚染防止が叫ばれながら、食糧自給が叫ばれながら、廃棄されていく食品。
「食べ物」は結局、足りているのかいないのか……
上手く言えない疑問が読み終わったあとも、ぐるぐる
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心療内科医が探偵に乗り出す理屈はこじつけ
られました⇒心の問題が事件性の有無であり
患者の治療を左右する・・・なるほど、ただ
思いがけない犯人を作る作者の気持ちは分か
るけど、実際に死に至らした犯人がアソコ迄
シラを切れたのかな・・・最後の潔さと比べ
ギャップがある(´・ω・`)
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03月-03。3.0点。
再読。スーパーの惣菜コーナーで働く女性が、自宅で毒物を飲み死亡。自殺か、他殺か。。。
続編を入手したため再読。