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コラム形式の文体なので、さくさく読める。より詳しくというよりはこんな世界あるよという入門編。気になった植物を調べたくなる。
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ダーウィンの進化論の言葉。種は確定したものではなく、進化の途中でいかようにも変化するもの。
小さな草の一年草の方が進化の過程では新しく出現したもの。植物は寿命を短くして世代交代をする方法を選んだ。トウモロコシの原種や起源が未だに謎だということ。怖くて眠れなくなることはないが、知らないことも多く軽く読めておもしろかった。
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植物学者の稲垣栄洋さんの著書で、本書は「怖い」をテーマにした短編集になっている。怖いとは掲げているものの危険な品種や事例の紹介は少なく、「仕組み的に怖いと言える」「よく考えると怖い」「ある意味怖い」といったニュアンスが多いので、特に怖がらず楽しく読めた。
著者のほかの本や動画ですでに知っている話が複数あり、私は少し退屈だったが、話のチョイスは私の好みのものだったのでらまだ読んでいない人にはダイジェスト版的な意味で強く勧めたい。
「植物と動物の違い」より
60ページ
「進化論を唱えたイギリスの博物学者チャールズ・ダーウィン(一八〇九-一八八二)は、この議論を「もともと分けられないものを分けようとするからダメなのだ」と評しています。」
↓
61ページ
「しかし、すべての情報を脳で処理する人間は、区別して整理することによって安心する生き物です。だから、さまざまなものに線を引いて、区別してわかった気になるのです。」
→課題の本質への指摘と、非合理とわかってもヒトの性には逆らえないというもどかしさがある。それと、分類するとヒトは安心するという点は仕事する際にも念頭に置きたい。まずは分類しようとする、そしてうまく分類できる力をつける。
「もし、あなたが虫だったら」より
83ページ
「ハエトリソウにとって葉を動かすというのは、かなりのエネルギーを必要とします。ですから、葉を動かしたからには、獲物を捕らえなければならないのです。」
「そのためハエトリソウは、短い時間にセンサーに二回刺激があったときに初めて葉を閉じるような仕組みになっています。」
→ITシステムの監視で異常が出たときの通知の設計でも同じようなことを考える。一時的に閾値を超えたとしてもすぐに戻ってそのまま安定するなら、重い通知はしなくて良いだろう(ただし軽い通知や記録はしましょう)。すぐに戻ってこない場合や一度戻っても再発を繰り返す場合でも、たとえば再起動をかけて解決するなら重い通知はしなくて良いだろう。異常を何でも逐一に大声で通知するのではなく、特に対応が必要なものに絞り込んでから通知するべきである。そうしないと運用メンバーが必要以上に疲弊してしまう。
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https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-90194-7
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植物のさまざまな生存戦略と生態系全体のつながりが多彩なトピックスを題材に面白おかしく綴られていて飽きさせない。
魔女狩りによって猫も狩られ、そのためネズミが増え、ネズミによって媒介されたペストが猖獗を極めたという話が紹介されているが、それはややフライング。
歴史的にはペスト禍の後に魔女狩りの最盛期を迎えているので、ペストによる大量死の責任が魔女に押し付けられて魔女狩りが起きたという説もある。
つまり鶏と卵。おそらく悪循環だったのだろう。
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#怖くて眠れなくなる植物学 #稲垣栄洋 #読了
“歴史の裏に植物あり“と思います。
衣食住すべてに植物は密接に関わり、人間はそれを利用して繁栄しました。
植物は切っても切れない関係なのに、まだまだ知らないことばかりだなと感じました。
植物を利用し様々な価値を生んできた先人たちはすごい。