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紙の本
伝記の王道・人物叢書が満を持して発行した最高傑作
2020/09/03 20:39
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:三度の飯より戦国史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうとう出したかと言いたくなるような書籍。武田信玄に関する書籍は多いが、上杉謙信は最近になって良書(今福匡「上杉謙信」)が出たぐらいで、未だに軍神伝説が語られているのが現場。そんな中で出版したことは大きな意味があるだろう。
まず、書籍の重さといい、内容といい、申し分ない。矢田俊文氏の「上杉謙信(ミネルヴァ日本評伝選)」はわずか200ページほどしかない上にその大半が父の長尾為景などにページを割いてしまっている。しかし、この書籍ではまさにその問題点を改善したような内容になっている。さらには、最新の研究でわかった事実まで反映されている。もはや非の打ち所がないだろう。
紙の本
上杉謙信
2022/10/29 13:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上杉謙信について、最新の資料解釈や知見によって解説した本。書状などを現代語訳もつけて引用しているので、人間性などもうかがえるようになっている。時系列で記述した後に、信仰や事務方の家臣などトピックごとにまとめて記述してあるので、面白かった。
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