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ファッションECとしてのZOZOとAmazonの比較、ファッション産業としてのユニクロとGAPの比較、アメリカと日本の比較、テクノロジーやキャッシュレス、グローバル化といったパラダイムシフトする世の中においてアパレルの生き残る道について記載されている。大事なのは人の意識変化と日本ならではの美意識、緻密さ、品質。日本ではシュリンクしつつあるアパレル産業ではあるが、依然としてかなりの規模を占めており、また、世界に目を向けると、大幅拡大基調である。今後のアパレル産業に目が離せない。
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アパレル業界の主要プレイヤーについてまとめた後に今後の展望含めて、著者の意見が書いてある本
前半は主要プレイヤー同士の比較で、あくまでニュースで言われているような内容を書いてある
後半は著者の意見をベースに書かれており、特にアジアの脅威については
昨今言われている通りで、事実を文字にしてくれている
しっかりと受け止めないといけない反面、今後どうしていくかを考えながら読むと良い本だと思う
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1990比較。
1.衣服消費金額 50%。
2.衣服流通量200%超。
著者の業界愛が溢れる書。
銀座UNIQLO、GAPの売場視察比較も見所です。
さて、アパレルの未来。
新進気鋭の若手デザイナの台頭です。
彼らに共感する会社がジョイントベンチャーする感覚が必要かもしれません。
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<目次>
まえがき
第1章アマゾンVSZOZO
第2章ユニクロVSGAP
第3章米国のファッション業界のいま
第4章変われない日本企業
第5章パラダイムシフト前夜
第6章アパレルの生きる道
あとがき
つまならい。
巻末資料にもある書籍の引用をまとめた、安物の大学生の
レジメのよう。
アパレルといいながら、中途半端に社会のトレンドの記述も
多くて、底が浅い。
読むのは時間のムダであった。
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人生訓が語られていたり、リーダー論が語られていたりと、本題とあまり関係ないところで浅薄な内容の記載が随所に見られたことに気持ち悪さを覚えた。この気持ち悪さは、ファクトの提示がないまま批判を行っている部分がちらほらあることにも起因する(全ての記載にファクトが必要とまでは言わないが、批判的な記載に就いては少なくとも入れるべきと考える)。ファクトがないまま批評を行っても、「近頃の若者は…」と同レベルの言説の印象しか受けない。
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アパレル産業・業界についてなにも知らないところから最新の事情が学べて勉強になった
特にいまのマンハッタン5番街はスポーツブランドが占めていることと、ビーコンズクローゼットの施策は初耳で面白かった
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現在のアパレルの状況を鋭く解説
以下、気になったもの
ZOZO
まずトライという行動の素早さ
ほかのEC企業との違いは、依頼先から丸投げが可能だったこと。
ファッションビジネスの最大の課題である「在庫」を持たないこと
GAP
服の流通革命を起こした先進性。
北米でGAPの小売店舗閉鎖が相次いでいる。
そもそも米国全体ではここ数年で、何百軒ものショッピングモールが閉鎖しており、小売業は大きな衰退をしている。
UNIQLO
素材の差別化による他社との差別化。
ヒートテックなど、東レと組み、新たな市場を創造した。
カイハラのセルヴィッジデニムの提供。
同じ仕様書で同素材であっても、縫製の良し悪しで製品の”顔”、見栄えが変わる。
売り場面積の割にSKUが少ない。常時同じ商品を販売するため、1SKU当たりの生産量を多くできる。そのためコストダウンが容易に図れる。
多少の失敗をむしろ肥やしとしているファーストリテイリング。失われないベンチャー精神が急成長を可能にしている。
アメリカ小売りカンファレンスのテーマ
①オンラインとオフライン
自店の強み弱みを知り、各チャネルを戦略的効率的に使う時代
②店舗の新しい役割
不採算店を閉めるとその地域のオンライン売上も減少する。
新たな実店舗の役割が必要
③DtoC
④小売りにテクノロジーは不可欠
⑤顧客体験の創造
顧客が企業やブランドに愛着を持てる。
「パーソナライゼーション」「オーセンティック」「コミュニティ」
「最終的に重要なのは顧客とのエモーショナルなつながり。これに勝るものはいまだ登場していない。」
変われない日本企業
1991年に15兆円を超えていたアパレル市場は、現在10兆円。
1990年は、調達(仕入)数量11億9600万点に対して、消費数量が11億5400満点。消化率96.5パーセント。ほぼ完売。
実需用は微減しているにも関わらず、2017年の調達数量は約28億点で、199年の倍以上となっている。2017年の消化率は48.0パーセント。
1世帯当たりの被服及び履物費と通信費の推移。1991年の支出額は年間約30万2000円。これが2016年には13万9000円ほどと年々減り続けている。
消費者の判断基準は、ブランドやトレンドでなく、自分自身の価値観になっている。このことを前提にした企業戦略の策定が必要。
革新型リーダー
1.何に対しても「なぜ、どうして」といった疑問を持つ
2.周囲、外界を注意深く観察する
3.分野や文化の異なる人々と交流する
4.広義の趣味、遊びを通して諸々の経験を重ねる
5.発見やアイデアを実際に試してみる
本物である条件(尾原蓉子)
1.模倣品ではなく、その人あるいはブランドが生み出すオリジナルであること
2.クラフトマンシップを持ち、匠の技や優れた技術が生み出す用の美があること
3.誠実・正直であり、真摯に取り組み透明性ある態度を���つこと
4.実生活にあって実質の価値と実用性を持つこと
5.一貫性を持った価値観・哲学で事業が継続されていること
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既成パターンの修正で合わせるパターンオーダーというのがあることを知った。オンワード樫山、AOKIやサカゼン、コナカなども。パーソナライズのコストは大きく下がっている、という。
でも、どのくらい下がっているのか、みたいな情報は載っていなかった。