家族という足かせ
2022/03/03 08:50
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ渦の中、以前にもまして「家族愛」が語られているが
この本を読んで自分の中のもやもやに気が付いた人も多いはず。
この本の場合、家族はすでに家族ではなく
親兄弟こそが最大の敵になっている。
親に対してもう少し思いやりをもてないか?と言われそうで
世間にうしろめたさがある私はドキドキしながら読ませてもらった。
彼女の場合は言葉や態度だったが、暴力や借金など
血がつながっているからこそ逃げることが難しい子供も多いはず。
成人しても苦しめられている子供も多い。
相談できる場所があればいいなぁ、と説に願う。
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そばに置きたがるくせに大事にしてくれないの、普段仲悪いのに私の悪口の時だけ意気投合するの、共感しかなかった。
過干渉ははたからみて大事にされているように思えるので支配されていることに気がつきにくい。
思いきって引っ越しして物理的に距離を取れたのは良かったと思う。
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リアルだなぁ。
ここまでではないけれど
だんなの実家には
毎週のように子供連れていってたなぁ。
今なら今週は用事があるから行けないと
はっきり言えるのに。
このパターンは自分の実家というとこが
余計しんどいかも、と思った。
本来なら居心地のよい安心安全な場所。
お産のあとなんて特に不安定だし
辛かっただろうなぁ。
家に帰って子供とゴロンと寝てる絵は
すごくよくわかる。
親からの自立、というだけでは言い表せない
根深い問題がある。
誰もが、善意というところが
救いがありそうでない。
やっぱり最終的に自分で決めるしかない。
人は変わらない。
タイトル
「実家に帰りたくありません」
その気持ちすごくよくわかる!
「帰らなくていいよ〜」って言ってあげたい
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他の方も言われているが、とてもリアル。
両親の不仲、兄弟の扱いの差、本人に面と向かって言わない本人以外の家族で共有する批判、家族の意向に反対すると洗脳と言われること、違和感について話しあおうとすると拒否されるところまで、細部は違うが自分の実家かと思った。
以下、自分語りになるが、大学進学をきっかけに一人暮らしになり、心身の調子を崩した自分は、友人に指摘されるまで自分の実家が良い場所だと信じきっていた。実家から離れたから心身の調子を崩したのだと思っていた。長期休みで帰省し、実家から旅立つとき、訳が分からない程気が重かった。それは実家を離れる寂しさだと思っていた。
未だになぜあんなにも気が重かったのか分からないが、少なくとも実家は自分にとって充電ができる場所ではなかったのだとは言える。しかし、実家に帰らない理由はそれだけでも十分ではないだろうか。
家族の絆、という言葉で違和感に蓋をして、1人苦しんでいる人が少なくなることを心より願う。