伯爵が愛した灰かぶり みんなのレビュー

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投稿者：コエデホン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

男尊女卑が当然の時代だから仕方がないけど、ヒロインは牧師館を務めていた両親を亡くし、財産もなく、自立のために田舎のお屋敷の気難しい未亡人の付き添い人になっている。　「田舎」「気難しい」この２つの悪条件をのんでくれるヒロインを、ヒーローの大叔母は、恐らく気に入っている。　そして、クリスマスの一連の行事を家で行う際、関係を深めたい人や家族を招く慣習があった当時に、招待客などしない大叔母の家にヒーローが来る知らせが来たことから、大叔母はヒロインに、ヒーローと会ってはならないと命じて、この作品は始まる。　ヒロインが雇い主の命令を守ろうとすれば、ヒーローが追いかけるのは、大叔母の計算済みだけれど、そのあとのことは出たとこ勝負だった？　　幸い逃げ出したヒロインはもう一人の未亡人に拾われ、別人に変身してヒーローと再会する。
ヒロインとヒーローは別れと出会いを繰り返して、自分の本心に気づいたり、想いは声に出して伝えなければ伝わらないことを学ぶ。
美しい画で、お話の世界にどっぷり浸れる。