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久々の花村ワールド。世界観、描写、こんな感じだったなあ。選ばれた青年が夢の世界の絶対権力者夜半獣に。
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巻頭からの電車内でのポルノグラフィックな描写と夢譚ならではの荒唐無稽なストーリー展開に作者の夢の中に拉致される。ただ最後まで興に乗って読むことが出来なかった。
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気付けば無人の車両に乗り、不思議な郷・上槙ノ原にたどり着いた省悟。やがて上槙ノ原と下槙ノ原の抗争に巻き込まれた省悟は、「夜半獣」として圧倒的な力を得て、村民から敬われる存在となり…。
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不思議な力に導かれて槇ノ原にやってきた省悟君が夜半獣として活躍していく奇想天外なエンタメ長編。エログロ、バイオレンス、ジェノサイドをダジャレのマシンガントークで包んだよう。『槇ノ原戦記』とは少しテイストが異なるが、凄く面白かった。
『槇ノ原戦記』の登場人物のその後を知れて良かったです。花村さんの他の作品も読んでみたいですが、中毒性が高そうなので、少し時間を置きたいと思います。