紙の本
面白い!
2016/03/04 14:40
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投稿者:maxelchan - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に面白さで夜中に読書が止まらなくなりました。火星にたった一人取り残されるという絶望的な状況で力強く、どうにか生き抜こうとする主人公に脱帽。それを必死に救出しようとするNASA側の動きもなるほど!と感心させられとにかく先が気になってたまらない一冊でした。これから下巻。楽しみです。
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宇宙版ロビンソンクルーソー、日記(ログ)形式のSFサバイバルものです。主人公この先どうなっちゃうの~?となってしまいます。上巻の最後もあぁっ…というところで終わっていて。(下巻につづく)
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上映中の映画「オデッセイ」の原作です。
すでに映画を見た方もいらっしゃるかとは思います。
火星探査中に爆風と砂嵐に見舞われ、クルー達が急遽火星を脱出。
その際にあるクルーに折れたアンテナが当たり、遥か遠くに飛ばされる。とても生きてはいまいと、他のクルー達は地球へ帰還しますが、その飛ばされたクルーは、実は生きていたという物語です。
生きていたとしても、そこは火星。空気、水、食料は乏しく、普通なら生きることに絶望するところですが、植物学者であるそのクルーは、その科学知識を駆使し空気や水、食料(じゃがいも)を作り出し、生き抜こうとします。
どん底の中、どうしたら生き抜くことができるか冷静に考え、行動します。もちろん失敗もありますが、それは「いい体験ができた」とポジティブに捉え、次の成功につなげます。
このような一途でで前向きな考え方は、とても素晴らしいことだと思いました。仕事でもこうありたいものです。
さてそのクルーは地球に生きてもどることができたのでしょうか。結果は本書でお楽しみください。
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有人火星探査が始められた近未来、死亡したと思いこまれ、火星にたった一人取り残された宇宙飛行士が、通信手段も断たれた中、知恵を技術を駆使して生き延びるSF小説。
宇宙モノが好きで、遭難モノが好きな、私のためにあるような設定である。
取り残された主人公マークの独白と、彼を救うために動く地上の人たちの状況が織り交ざる形で構成されている。しかし、マークの独白部分が非常に面白いのに比べて、それ以外がいまいちなのが残念。マーク目線の記述は、科学用語満載でよく分からないけれど、分からないことで却ってリアルに読めた。マーク本人の明るいキャラクターも良い。
映画化されるということで出版された新版。いかにも映画向きな物語だと思う。映画になると原作の良さが消える場合が多いが、この作品はもしかしたら映画の方が、テンポよくまとまって良いかもしれない。でも、タイトルは映画の「オデッセイ」よりも、「火星の人」の方が断然良いよね。
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久しぶりにSF小説を読んでみた。主人公は火星探査中のアクシデントで独り残された植物学者。彼の不毛の地におけるサバイバル生活を克明に描いたのがこの小説である。近年の宇宙開発で、将来人類が火星に行く可能性は高くなってきていると思うが、火星がどのような環境なのか一般人には理解できない部分も多い。この小説では最新のNASAの情報を基に、できるだけリアリティを持たせた記述で、火星におけるサバイバル生活がどんなものなのかをよく描いていると思う。ストーリー自体はシンプルであり、とても分かりやすく、また突拍子も無い事件や変なプロット(火星の生命体など)もなく、好感が持てた。前向きに生きる主人公にも共感できるし、状況説明も割と理解しやすかった。
孤独な状況に陥った時、必要なのは自分の知識と知恵、アイデア=サバイバル能力だろう。精神的な強さも必要だろうが、それは自分の能力次第で強くもなれるし、逆に対応できないと弱くなってしまうものかもしれない。彼には自分では意識していないが、植物学とエンジニアという2つの強力な知識があった。それは環境を整備する能力に長けていたということだ。もし、彼が違う分野(例えば天文とか地質学)のエキスパートだったとしたら、火星でのサバイバルができたかどうか判らない。その辺りもうまくできている印象で、よく構想されていて面白かった。
もし自分が独りで火星に残されたらどうするか。(火星でなく無人島でもいいが)おそらく彼のように冷静にプランを練ることは難しいだろう。読みながら「孤独」な状況とはどういうものかいろいろ考えさせられた。火星で生活した気分になれる面白い小説だと思う。
2016年2月に映画が公開されるので、そちらも楽しみにしている。
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当初、ワトニーのログだけでの展開かと戸惑っていたが、 NASAに場面転換でグイグイ引き込まれていく。 登場人物のキャラクターはとても親しみを感じる。 下巻はとても楽しみ。
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面白かった!
極限状態にもかかわらず、ユーモアのある主人公がすごい。でもちょー頭がよくなきゃ試行錯誤も出来ないんだろうなと感じた。
ただ、まず先に映画を観たのでなんとなく理解出来たけど、いきなり小説を読んでいたら、私に内容を把握できたかあやしい。
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映画は見ていないけど非常に気になっていた。読んでみるとやっぱり面白くて引き込まれてしまう。
マーズパスファインダーのバルーンを使った火星への着陸やその後の探索にワクワクしたことを思い出しながら読んでいました。
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映画『オデッセイ』の原作・上巻。
先が気になって仕方ない。どうかハッピーエンドでありますように。
感想は下巻に。
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アンディ・ウィアーの火星の人を読みました。
宇宙飛行士マーク・ワトニーは火星での活動中に砂嵐にあって吹き飛ばされてしまいます。
ワトニーは生命反応がなくなってしまったため、同僚たちは彼が死んでしまったと考え、泣く泣く地球への帰路についてしまいます。
ところが、彼は運良く生き延びることが出来ていたのでした。
火星に取り残されてしまったワトニーは残された宇宙船を改造して次の火星探検の宇宙船が来るまで生き延びることを考えます。
絶望的な状況でも知恵と勇気を持って可能性を探っていくワトニーの行動が描かれています。
どんな状況でもユーモアを忘れないしなやかな性格のワトニーの行動に惹きつけられます。
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有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところがーー。奇跡的にマークは生きていた!?不毛の惑星に一人残された彼は限られた食料・物資、自らの技術・知識を駆使して生き延びていく。映画「オデッセイ」原作。(裏表紙より)
ドキドキしながら読みました。極限状態で、空気や気圧、食料、水…いろいろと制約がある中で過ごすってすごく息苦しそう。物理的にも精神的にも。
何度も絶望的な状況を打開しつつも、さらなる絶望がのしかかったところで上巻終了。はたして、ワトニーの運命は!
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映画を見てから読みました。小説から入っていたら、きっと周りの情景がイマイチ想像がつかず、つまらないと思っていたと思います。
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火星に一人取り残されながらも、知識をフル動員して工夫し、水、食料、通信手段を確保していく。
そして、NASAと通信できるようになり、救出のプランもでき、つなぎとして食料を送るロケットを発射したが、、、それが失敗に終わり絶望に陥ったところで上巻終了。
マークのユーモアと冷静さと大胆さとクルーへの思いやりは凄い。
翻訳物としては読みやすく、テンポよく進む。
下巻はまさかのクルー引き換えしか。期待。
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オデッセイを見て面白かったので原作も読みました。
映画で見たイメージのまま読み進めていけるので、先に映画を観ておいて良かったです。
火星に取り残されてサバイバルするという、あり得ない題材なのに、科学描写がリアルなのでほんとにあるのでは?と勘違いしそうになります。
まさしく純粋なSF作品ですね!
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『オデッセイ』が面白かったので読んだ。遭難直後のマークのログエントリーで始まり、彼の生存に気づいたNASAの動きが地の文として挿入され始めるのは、ウェブ小説ならではの構成なのかな。各キャラの描写も絶妙で楽しい。そしてパスファインダー経由の通信での「見て見て!おっぱい!ー>(. Y .)」は映画でも観たかったぞ(笑)