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単行本で読んでいたが、超短編5編がbonus trackとして収録されていたので読んだ。「食パンの悪魔」がめっちゃ面白い。近いうちに出るであろう『SFにさよならをいう方法』の発売が待ち遠しい。
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SF作家、飛浩隆の初期短編に自己解説と近年の掌編をくっつけた文庫オリジナルの作品集。飛浩隆、名前はもちろん知ってはいたが読むのは初めて。収録作の中ではデビュー作であり表題にもなっている「ポリフォニック・イリュージョン」が印象的。二人の一人称による語りが加速度的に混交していく文章的な面白さとそれを支えるSF的設定の面白さ。
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著者の初期の短編作品を集めた短編集.自己の認識世界とその崩壊がテーマに共通していると感じた.著者の解説も載っているので,その作品が描かれた当時の背景も知れる.
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読了2021.10.10
どの作品もロジックとイメージが融け合う様が官能的です。
「いとしのジェリイ」、「夢みる檻」が特に好き。
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2023-09-04
そういえば元になった単行本も持ってたする気がする。先に文庫読んじゃった…
飛さんの文章は、なんというか、滲んでる。かっちりした描写も、ド派手な場面も、なんとなく滲んで見える。湿度が高いでも、ぼやけてるのでもなく、滲んでる。それが、心地よい。
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自分が創り出したフィクションに救われるという意味で、「夢みる檻」が印象的だった。この、一見フィクショナルなもののリアリティと、それにかかわる人の意識というモチーフが言葉の問題へと発展していった印象がある(『自生の夢』を先に読んだからなおさらそう感じるのかも)。