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全員がグレタ・トゥンベリであり、全員が職人。超賛成。ワクワクすること、幸せになれることを追求した先にある、ウェルビーイング社会の実現。実現させよう。
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幸せを研究している著者によりウェルビーイングをテーマにした案内書のような内容。
前半はウェルビーイング研究の過去からの今に至る経緯と現在のトレンド説明に終始。
第3章くらいから具体例も交え、現在進行中の事例展開もあり興味を持って読めた。個人の働き方、組織のあり方含め、人々がより良く生きる為の方法はまだまだあるのだと感じたし、その為には自分から行動をしていくしかないのだと感じた。
「幸福学」というと少しスピリチュアルな雰囲気もあるが、心とはもともと科学的に解明されていない事も多く、そういうニュアンスになってしまうのは仕方ないが、可能な限り科学的見地からも検証され、世の中への浸透度が高まればいいなと思うし、その為に行動したいとも思った。
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第1章 ウェルビーイングとは何か
1 なぜいまウェルビーイングなのか
2 現代社会が求めるウェルビーイング
第2章 社会とウェルビーイング
1 仕事の現場とウェルビーイング
2 政治とウェルビーイング
第3章 ウェルビーイングの研究
1 多彩な研究者
2 幸福度を高める方法の研究
第4章 経営とウェルビーイング
1 ウェルビーイングを推進する企業人
2 企業経営の事例とウェルビーイング
3 成長する組織――調和と共生の社会モデル
第5章 地域・家庭とウェルビーイング
1 自治体の取り組み
2 夫婦の幸福度を上げる方法
第6章 幸福度の計測・向上事例
1 ウェルビーイングの測定
2 ウェルビーイングを向上させる活動の事例
おわりに――ウェルビーイングの未来
さらに学びたい方のためのブックガイド
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ウェルビーイングという言葉は、まだ広く浸透しているわけではないが、経営、産業、社会のあり方といった観点で徐々に見られるようになってきている。その概念については、中々一筋縄では捉えがたいが、身体的、精神的、社会的に良好ですべて満たされた状態とされる広義の健康の定義の「満たされた状態」であり、家族、地域、職場を通じて幸福なことといったところだろうか。幸福度を高めるには、対人支援行動、課題遂行行動、自己決定行動、挑戦行動などが寄与するなど、様々な研究が行われているらしい。そして、幸福度の高い人は創造性も生産性も高いのだという。まだまだ捉えどころのない感じはするが、家庭でも仕事でも、ウェルビーイングが充実した状態を目指したい。
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しっかり耳読できず具体の内容が記憶にあまり残っていないが、ウェルビーイングに関して体系的に、かつ具体的な内容が網羅されている書籍だと感じる。
コーチングのクライアントさんが興味を持っている分野だと感じるので改めて別の機会にゆっくり読みたい。
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ジャンル:グローバル リベラルアーツ
出版社:日本経済新聞出版社
定価:990円(税込)
出版日:2022年03月18日
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前野隆司(まえの たかし)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授、慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長、一般社団法人ウェルビーイングデザイン代表理事、ウェルビーイング学会会長
東京工業大学卒業、東京工業大学修士課程修了。キヤノン、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授などを経て現職。博士(工学)。幸福学、幸福経営学、イノベーションなどの研究に従事。『脳はなぜ「心」を作ったのか』『幸せな職場の経営学』『幸せのメカニズム』など著書多数。
前野マドカ(まえの まどか)
EVOL代表取締役CEO。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科附属システムデザイン・マネジメント(SDM)研究所研究員。国際ポジティブ心理学協会会員
サンフランシスコ大学、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)などを経て現職。幸せを広めるワークショップ、コンサルティング、研修活動およびフレームワーク研究・事業展開を行っている。『月曜日が楽しくなる幸せスイッチ』『家族の幸福度を上げる7つのピース』『そのままの私で幸せになれる習慣』(いずれも共著)などの著書がある。
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flier要約
https://www.flierinc.com/summary/3115
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SDGsにも出てくる概念ということもあり、読んでみた。
何故ウェルビーイングが大切なのか、研究者の話から実行している会社の紹介まで、どのようなものかを知るという意味で、興味深かったし、これからの時代に大切な考え方とあらためて感じた。
一方で、全体的に自己啓発的な空気が強いのが読んでいて気になってしまった。この手の話だと、避けられないのだろうか…
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GDPの成長で国の発展を測る時代は終わりに近づき、これからは他者を蹴落とす競争の社会から、他者と協調し自分らしい幸せを探すウェルビーイングの社会へと変化していく。
国や社会のあり方を考える上で、価値観のアップデートの第一歩に。
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ウェルビーイング
著:前野 隆司 、 前野 マドカ
身体的、精神的、社会的に良好な状態を、広い意味で健康という。つまり、狭い意味での心身の健康だけでなく、心の豊かな状態である幸福と、社会の良好な状態をつくる福祉を合わせた、心と体と社会のよい状態が「ウェルビーイング」である。
やる気、思いやりやチャレンジ精神、あるいは理念や夢に賛同する心など、やりがいやつながり、利他性などにも関係する状態をウェルビーイング、よい心の状態という。
本書の構成は以下の6章から成る。
①ウェルビーイングとは何か
②社会とウェルビーイング
③ウェルビーイングの研究
④経営とウェルビーイング
⑤地域・家庭とウェルビーイング
⑥幸福度の計測・向上事例
目に見えない何かや、形のない表現しずらい概念や想いがここにきて多くの分野でも取り上げられている。定型的なものであったり簡単に導き出されるものはITやロボットへという近い未来に対しての人類の人類だからこそできる気持ちが集約していうことが背景にあるのかもしれない。
パーパース・理念・利他・SDGs・サステナブル等ひとつの要素ではなく、色々な要素が織り交ざり織り交ざった結果としても形としてはなく、感じ取ったり、なんとなく理解したりで解釈することもその概念には多い。
それは間違いでも正解でもない。難しいからこそ、取り組める。取り組むべき私たちの課題なのかもしれない。
置かれた環境等にもより解釈や姿勢は異なるものの、黎明期を抜けてつつある今から関わることにより自らが考え疑問を持ちながら対応することでより身近に遠い概念を感じ取ることができる。
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心の健康
これからの社会は個人(達人)の才能を発揮する社会になる、と感じる。所謂、「専門家」が専門の事を議論し、改善し、改革していく社会のこと。特に「メンタル」を重視した社会構造が最も相応しい人間社会を求めていくのかと感じた。だが、日本の場合、伝統的な慣習、年配・上司への尊敬・尊厳、さらに既得権など頑なに守ろうとする社会で個人の才能を伸ばすのり代があるかどうかである。「幸福度」が伸びないのはそこにもある。
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聞き慣れない言葉を知りたくて手に取りました。
ウェルビーイングとは心と体と社会のよい状態のこと。そして、「目的の追求」と「強みの明確化」をすると人は幸せになるとのこと。
確かに、やらされ仕事はつまらないし、強みを明確化すると「やってみよう」「なんとかなる」「ありのままに」という幸せ因子も発揮しやすくなる。これだけは負けないとポジティブになれるし、チャレンジ精神にもつながる。なるほど!と思いました。
また、エンゲージメントは「社員には会社を気に入って働いてほしい」という企業目線の考え方に対し、ウェルビーイングは「そもそも人間は幸せに生きるべき」という人類目線だと学びました。
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この書籍は、前野隆司氏と前野マドカ氏による著作で、日本のウェルビーイングについて考察した内容が含まれています。この書籍についての感想は、読者によって異なるかと思いますが、一般的には、日本のウェルビーイングについて考える上で、非常に参考になる書籍であると評価されています。
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前野隆司さん、前野マドカさんご夫妻の共著による、日本人向けの2022年現在のおける「ウェルビーイング」に関する知見をなるべく平易かつ網羅的に紹介したもの。
ウェルビーイングの必要性を説く言説が激増している昨今、
本書では、世界各国におけるウェルビーイング研究のうち信頼性の高いものを冷静にピックアップしながら歴史的経緯もなぞりつつ解説されているので、
状況整理にかなり役立てることができる。
前野隆司教授の研究と取り組みが最後に紹介しているのを宣伝的と見る向きもあるかもしれないが、活動に対する熱意を思えば極めて自然なことのように感じる。
逆説的な言い方になるけれども、
ウェルビーイングという概念について批判的な考えや意見をお持ちのかたは、本書の内容を踏まえて前野隆司さんに反論してみるのが良いように思う。それも含めて、多様性の一部であるに違いない、
・・・と感ずる者からの、以上、拙い提言でした。お目汚し失礼致しました。
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ウェルビーイングについての定義や歴史、会社や地域の取り組みなど。
ビジネス書脳のわたしからすると学術的な定義やらより具体的にどうしたら幸福になれる?が知りたかったのであまり欲しかったものは得られませんでした。
ガチっと決まってなくて学者により因子も微妙に違うみたい。かぶっているところはあるので気になるところを強化でしょうか。
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薄いが熱い
近年の人的資本経営ブームからウェルビーイングという言葉もあちこちのIR、経営方針で目にするようになった。新しい言葉では往々にしてあることだが、ウェルビーイングも使用する人や場面によって意味することが随分違っている。特に経営に関しては、仕事へのモチベーション、会社へのエンゲージメント(これも格好良く言っているが大抵の場合は愛社精神の意で使われているようだ)、多様性、心身の健康、心理的安全性など組織風土など、およそ職場環境に関する問題のすべてがこの言葉に置き換えられているようだ。
本書は、それくらい幅広く便利なウェルビーイングの入門書である。前半は、ウェルビーイングに関する国際的な研究動向、国内のウェルビーイング取組み事例など、ウェルビーイングに少しでも関連することは全部取り上げる。兎に角世の中ウェルビーイングだ、という薄〜い内容。幸せを感じているの社員はパフォーマンスも高い、数値目標をなくして業績が高い企業など、因果関係と相関関係がごちゃごちゃな雑な議論で、兎に角ウェルビーイングの時代だ!という主張…
終盤までこういうのが続いて、個人的には辛い内容だったが、測定や設計論のあたりから急に面白い。薄い本なので中身は何もないが、少なくともウェルビーイングについてちゃんと考える方法があることは理解できた。著者はもともと工学系の研究者なので、本当はこのあたりもちゃん語れるのだろうが、入門書ということで本書の構成になったのだろう。
それくらい間口を広げて著者は何がしたかったのか?あとがき「終わりに」の章にその熱い想いが語られている。前半を飛ばしてでも、これは読むべき。