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小桃ちゃんがいいキャラしてる
2022/10/09 15:28
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投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
ようやく高木先生の授業が一区切りついた12巻。
さらさの憑依型で共演者を置いてきぼりにする暴走を、ただ才能やタイプだけで片付けられずに、さらさの中学生時代の過去を交えつつ描写されることで、なぜそうなってしまったのかが描かれていて、なるほどなぁと思うことができました。
あいちゃんだけでなくさらさもお互いに影響し合いながら成長していく様が見られましたね。
あいちゃんが出した答えによって、これからの2人がどうなっていくのか益々楽しみになりました。
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話がゆっくり進む漫画
2022/04/10 09:46
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投稿者:いとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
宝塚歌劇団をモチーフにした漫画です。絵も可愛らしく、話も面白くはあります。
けれど、このまま養成学校卒業、入団、トップスターまでを全て描写したら、100巻以上の刊行が必要なレベルです。
今回は12巻ですが、まだ主人公と同期が入団すらしておらず、とにかく話の進み方がゆっくりです。
折角面白いのだから、もう少しテンポよくストーリー展開が進めば良いのにと思います。
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自分を表現しきれない実演に忸怩たる思いの愛。そんな彼女が助言を向けた相手はかつての仲間だけれど、仲間だった時は何を考えているかなんて考えもしなかった相手
だから37話での対話はアドバイスを求める場になるのではなく、アイドルも女優もそしてセンターをも藻掻く桃がどのような人物か理解する場となったような
なら愛が演技に関し、最も助言を求めるべき相手は別にいるわけで。だとしてもここで愛の母親の名が出てくるとは思わなかった
母の君子は母親として最低な人物。けれど優秀な役者だから愛が求める演技に関する助言を授けられる。けれどそれは母が娘に授ける言葉になっていないんだよね。だから愛は吠えてしまった
その後に君子が授けた助言が面白いな。先に授けた助言は演技論、けれど後に発した助言は実体験。成功した方法ではないけれど、自分が思う通りに行動した結果の話
だからこそ最も愛に響き、そして必要とする言葉になったのかもしれない
集大成の場に向かう前にさらさの中学時代が描かれたのは面白い構図
これまでもさらさのスイッチが入って役に入り込みすぎてしまう場面は描かれてきたけれど、それはさらさの凄さを強調するため観衆視点だった。だから演技をしているさらさの内面に何が有るかは見えなかった
けれど実演前に、志を共有する相手無く孤独に過ごした中学時代や紅華に入って仲間や環境を手にして孤独でなくなったさらさの姿が描かれた事で、オルフェウスの役に入り込んださらさの内面を重ね見ることが出来るようになっていたね
オルフェウスがさらさと重なるなら、さらさの演技に飲まれまいとする愛もペルセポネーと重なることが出来る。オルフェウスを振り向かせようとするペルセポネーに入り込むことが出来る
相手の居ない場所で演技をし、独りの世界を構築していたさらさを舞台に引き戻す愛
オルフェウスからさらさに戻った際の「俺には愛がある」との台詞、その時さらさの目に愛が映っていること含め良いシーンだったなぁ……
前例のない同期トップコンビ、それを目指すために愛は娘役トップになると誓った。この宣言はトップを目指すと早い段階から公言した事で夢の共有という意味では孤独になっていたさらさをこれ以上孤独にさせないもの
遂に揃い踏みした二人の夢。愛が示した笑顔含め、希望感溢れる良いラストでしたよ
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もう確実に愛ちゃんの巻。さらさの暴走にどう対応するか? 愛ちゃんが周りに聞いていくのが、愛ちゃん閉じているタイプだったのに…と成長を感じさせる。まさか愛ちゃんが引き戻すとは。そして小桃ちゃん、あなたは間違いなくオーラのあるトップアイドルだよ。ラスト愛ちゃんの表情にさらさじゃなくても驚いた。
後は流さんの退団に情緒がめちゃくちゃな紗和とハーデスな紗和のギャップが見どころ。みんな大好き冬組トップコンビも全力でかわいいです。
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幼い頃に母親の愛人から受けた仕打ちで心を閉ざした愛ちゃんの成長という意味では、この巻で完結でもいいくらい愛ちゃんが音高生になったこの1年ちょっとで一気に成長していました。
きちんとした目標を持った仲間たちと一緒に夢に立ち向かいながら切磋琢磨する舞台人の卵たちから、自分も学ぶことがとても多い作品。
宝塚ファンじゃなくても、刺さるんじゃないかな。