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元AERA編集長の浜田敬子さんの著書。
インスタで紹介されていて読んでみたけど、
すっごく面白かった。
新聞記者というだけで昼夜問わず働かないといけない
イメージがあるのに、
子供を育てながら独身の頃を変わらず仕事を
されているアグレッシブさは本当にすごいと思った。
自身のご両親が実家を売ってまで著者の暮らす
マンションの隣に暮らしてくれたのが
とても大きなポイントだったんじゃないかと思う。
環境と工夫って本当に大事。
働くママだけでなく、
これから管理職を目指そうとしている人にも
必読だと思う。
図書館で借りて読んだけど、
手元に残して置きたい一冊。
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書店で見つけ、タイトルが訴えかけてきたので購入。
子どもを産んだけど、子育てはしたいと思っていない。
親を自分のマンションに引っ越しさせて育児を任せ、自分は働く。
そういう考えには違和感を感じる。
そこまでして働かないといけないのか?と。
当時の働く女性は「働く」と決めて働いていた、今の女性たちは(もちろんそうではない人もいるだろうが、)辞める理由がないから「辞めない」、というのはとても納得できる。
それにしても、この本を読んで、違和感を感じるということは、私は、口では男女平等と言っているが、結局は根底に「男性は働け、女性は家事を」という考え方が根強くあるのだろうか?共働きなんだから男性も家事を、と訴えているのは、都合のいい考え方なのか?
共感できるポイントもあった。
対談の中での
「結局一番苦しんでいるのは自分自身の中の割り切れなさ」という発言など。
どれが正しいのか答えがない中、日々余裕のない状況で、多数ある選択肢から「これ」というものを選び、その道を進む。
女性が働くって本当に大変。
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総じて、同様の新聞社で働く人間として、身に沁みた話が多かった。そして、あとがきで、20〜30代の人に伝えたい言葉として、完璧なキャリアプランが書かれすぎていて息苦しくなる、という言葉にすみませんと言いたくなった。
たしかに完璧なキャリアプランを描いたけど、配属なり異動なり病気なり入社してから全然プラン通りではない。だけど、そこから得たものは必ずある。昔、デスクにコンテを通して伝えられた「寄り道と遠回りが無いと書けない記事もある」という言葉を思い出した。というか、取材をしても空振りは多い、記者そもそもが近道だけではいい記事は書けない。
そして、出稿・編集が他の部門を下に見ているのでは無いかという話も、その通りだと思う。記者が取材をできるのは他部署が稼いできてくれるからというのを忘れてはならないと思った、同時に記者という面白い職場で、平然と女性社員である私を色々な現場に出してくれたのはその草分け的先輩女性社員のおかげということも忘れてはいけないと感じた
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働き続けられなかった機会均等法第一世代としてはすこぶる身につまされるのだけど。働きたい人しかこの世代は働いてこなかった、は、ほんとにそう。パートタイムで復帰組としても、働きたくないのなら続かない。
下の世代は共働きでないとくえない、も見ていて実感する。やはり日本は難しい。
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幻の赤ちゃんを抱いているとか、完璧なライフプランをたてて不安になっているとか、今の自分に刺さることが多かった。
たしかに、就職したら仕事や人間関係、恋愛は思った通りにはいかず、こんなにも努力してもうまぬいかないものかと報われない気持ちになることが多い。普段、男性が多い職場で、男女関係なく評価されてやると思って働きながらも、辛いことがあると、女性だし結婚して出産して仕事辞めて子育てするのもありだな、と自ら女性であることを逃げ道にすることもある。なので、自分の中のジェンダー意識の割きれなさ、はすごく共感した。
でもこの本を読んで常に感じていたことは、浜田さんは楽しい!貫きたい!とぶつかっていける仕事をしてて羨ましい!と素直に思った。私も漠然とした不安を持つ前に、目の前の仕事にのめり込めるようになりたい。
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ジェネレーションギャップもあってか、やはりこのような働き方は難しいなと感じる。
何よりも身体がついて行かないことや、子ども、家族の時間を優先したいなと。