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猪突猛進でトラブルを起こしがちな夏希は陸上部を辞め、高二で調理部へ転部した。同時期に入部してきた内気なクラスメイトの結と同じ班でパンを焼く事に。だが、同じ作り方をしていたのになぜか夏希達のパンだけ膨らまなかった。原因を一緒に究明していくうちに少しずつ距離が縮まり…
夏希と結は正反対だけど、お互いを認め合って親友になっていくのが良かったです。
夏希のやたら忘れっぽい事や、集中力の分散が気になってましたがやはり。しっかり者の姉って点は結同様夏希に姉がいるのかと思いました。
育児に参加せず妻に任せっきりな父親、祖父。あれでは頑なに検査したがらないのも無理ないですね…
結も頭の回転がとても早くて脱帽です。夏希と言う友人を得た事で少しずつ変わっていくのが成長したなと感じました。
まだまだこの二人は社会に適合するのは厳しいかもしれませんが、高校時代でそれに近づいて欲しいです。
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極度のあがり症の落合結。
クラスメイトの荏田夏希、陸上部を退部して調理部に。
膨らまないパン。
足りないサクランボ。
消えたマドレーヌ。
固まらない寒天。
陸上部、盗難事件。
食べられないアップルパイ。
夏希の妹・千秋、行方不明。
無くなった誕生プレゼント。
原因究明の謎解きは調理レシピで。
【グレーゾーン】発達障害の傾向がありながら、診断基準を満たさないこと。
発達障害については多少なりとも知識はあったし、自閉スペクトラム症・学習障害も聞き覚えはあった。
なんか自分も疑わしく思えてくる。
対人関係が苦手。⇒人間不信の傾向はあるんだ。信用しきれない。
独特の強いこだわりがある⇒収集癖気味だったり、生真面目というか融通をきかせないというか、バカ真面目というか…。
他にも、多動性・注意欠如・衝動的行動が多々みられる面もある。
またやっちゃった、と悔やむことも多いけど、受け止めないといけない部分もあるんだろうな。
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個性や障害、それぞれの性格とか家庭の事情とか、バラバラな環境の人達が少しずつ仲良くなっていく様がとても良かった。相変わらず料理の謎を化学で解決していくのも読んでいて楽しい。
前作が大好きでいつか続編が出たら良いなと思ってたのでそれが叶ったのもめちゃくちゃ嬉しい。
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あの「スイーツレシピで謎解きを」の続編……にあたるのかな?前作の主要登場人物たちが卒業し、最後のエピソードに登場した中学生が主役のひとりとして登場。
前作はスイーツにちなんだ謎やカラクリでしたが、本作は調理全般が対象。ただ前作同様に化学的な内容で、料理ミステリというより化学ミステリな感が強いかも。
それに加えて、本作は発達障害も題材として取り込まれているので「レシピで謎解き」の印象が少しぼやけた感じもしました。
ただ、普通じゃないために感じる生きづらさ、多数派の価値観の押し付けに苦しむ登場人物に共感するところがあって、そこは感情移入度は高めでした。
前作にあった吃音で推理結果を伝えることが難しいジレンマ的な要素や、おまけエピソードにあったような強烈なサプライズがあったら、本作にももうちょっとのめりこめた……かな?
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『スイーツレシピで謎解きを』の続編かと思ったら姉妹編。
そうか、卒業しちゃったもんね。
今回の主役は極度に内気な結と、猪突猛進の夏希。
そんな二人に次から次へと問題が降りかかり、スイーツに絡めてその謎を解いていく。
ハーブティに関わる謎は、予測出来ていながら面白かった。
途中、夏希の特徴から、もしかして、と思っていたら、グレーゾーンではあるがやっぱりか、というところ。
デリケートな問題ではあるが、近年広く知られてきたことだけに、若い世代の方が受け入れ易いのかもしれない。
こういう人達もいるということが「普通」になっていけば良い。
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超内向きと超アクティブな探偵コンビの話、と思いきや
こっちに流れるのか、と意外な展開にも。
でも、しっかり読める良い話。
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凸凹女子高生コンビが事件を解決!
内気で人見知りの結×猪突猛進でトラブル多発の夏希
苦くて甘い、極上の料理×青春ミステリー いきなり文庫!
猪突猛進でトラブルを起こしがちな夏希は、高二になって調理部へ転部する。同じ時期に入部してきたのは、内気なクラスメイトの結。正反対の二人は部活で一緒にパンを焼くことに。でも、なぜか夏希たちの作ったパンだけが膨らまない! 原因を究明しようと奔走するうち、お互いのことを知っていく二人。やがて周囲との関係も変化して……。少女たちの友情がきらめく、極上の料理×青春ミステリー。
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高校で起こる出来事の謎を推理し、実際に調理してみることで解き明かす。料理は化学、ということで、化学変化による料理の出来具合から、失敗の原因を突き止めたり、犯人を特定したりするのが興味深い。さらには、人間関係や、個々人の特性までをも織り交ぜ、さまざま考えさせられる内容になっている。結と夏希が周りを巻きこみながら、少しずつ成長していく姿を応援したくなる一冊だった。
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パンのタネににチョークの粉を入れたから膨らまなかったとか、ゼラチンにマイタケを洗った液を入れて固まらないようにしたとか
食品のそう言った化学反応の性質を見つけて、そのシチュエーションに持って行こうとしてる感
無理が有り過ぎる
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旅のお共として。8篇の連作短編集。読みやすくて、発達障害も出てきて、こういうので若い人達が障害のことを知れるのはいいんじゃないかと思う。前の『スイーツレシピで謎解きを』の続編なのかと思ったけど、どうも結がちょい役で出ただけっぽい。でももう一回読んでみようかな。結じゃないけど、小心者で大人しい私的には失敗が多くてもやっぱり夏希みたいな行動力のある人間は憧れるわ。
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前作は吃音症。今作でも発達障害がでてきます。
こういった本で発達障害のことを知れるのはとてもいいことだと思う。
私も暗算で計算ができなくて算数・数学はとても苦手。
料理の化学反応はおもしろいなぁ
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料理は化学反応で化学実験だ。
おもしろいと言うより興味深い内容、料理以外の面で特に。
ネタバレの感想が多いのも納得です。
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2人の女子高生のW主人公で、片方はとても活発で考えるよりも行動!タイプ、もう片方は人前で話すと吃ってしまうかなり大人しいタイプという真反対コンビ。
その2人が少しずつ距離を縮めながら、日常生活で起きた小さな事件を料理絡みで解決していくストーリー。
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【収録作品】膨らまないパンを焼く/足りないさくらんぼを数える/慣れないお茶会で語らう/固まらない寒天を見逃す/落ちない炭酸飲料を照らす/食べられないアップルパイを訪ねる/熟していないジャムを煮る/かけがえのない誕生日ケーキを分け合う
直情径行で周囲と衝突しがちな高二の夏希と、「極度のあがり症」で人見知りの同級生・結の事件簿。
『スイーツレシピで謎解きを』の姉妹編。前作の最後に出てきた結が今作の主人公の一人という以外はかぶらないが、テイストは同じ。温かくてほろ苦い。
「障害」を抱えた少年少女がなんとか頑張る姿が描かれている。料理と化学の話は興味深い。
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短編連作ミステリ。
社交不安、LD、ADHD、発達グレーゾーン……そういう名前がついた人たちの生きにくさとか不自由さが物語のなかに自然に入ってきてよかったな。
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二人の女子高生が主人公の青春連作ミステリー。
レシピというだけあって、いくつかの料理が登場し、料理が化学反応で成立していることがわかる。難しいことはおいておいても、食欲を刺激されるのは確かです。
主人公は出っ張り引っ込みの強い二人で誤解を受ける事も多いのだが(私としては話のメインはこの出っ張り引っ込みだと思うが)いくつかの謎を解き明かしていくことで、友達が増えていく。これは二人が自分のためだけでなく誰かのために動いたから。
【普通】ってなんだろうと考えさせられました。