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★★★★☆
倫理に訴える逃避行
【内容】
中学生レポーターの亜里沙は冷凍人間を生成する施設へレポートへ向かう。
【感想】
うーわ切ない。ちょっと涙が出てきそうだ。。。。あれ?あれれ?あれれれれー!?
そんな感じです。完全に斜め上の展開。
『イニシエーション・ラブ』で読者の度肝を抜いたあの一文とは違う驚きがあります。
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わざと難しく書いてると思うけど、理解不能な部分がある。って、自分の頭が悪いだけかな…。
それを置いても、なんとなく結論が想像できちゃう感じ。
他の乾さんの作品に比べると、ちょっと下。
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知性と美を兼ね揃えた14歳の美少女「アリサ」
しくまれた事故で冷凍スリープされ・・・
気が付いた時は30年後だった。
かつての仲間であった男との逃避行のゆくえは?
あっと驚く結末でドッキリ
なるほど、あとで思えば伏線はいくつかあったんだな。。
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うーん、あんまりハマらなかった。生体を冷凍保存する話は前にも読んだことあったから新鮮味も特になく。
やっぱりイニシエーション・ラブのインパクトが強かったので、ちょっと弱く感じてしまう。
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そうくるか、という展開だった。
相変わらず、理系の知識を散りばめながら、進んでいくあたりは、乾くるみらしい作品。
もう少し、話が広がってもいいかなと感じた。
大沢作品にありそうだな。
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面白かったです。
乾さんの本は、これが4冊目。
1冊目は、イニシエーションラブ、2冊目は、塔の断章、3冊目は、嫉妬事件、で、4冊目がこのスリープです。
前の3冊がSF要素を含んでなかったので、読み始めから、「前の3冊と毛色が違うな・・」と思いながら、ページを捲っていました。
何も考えずに読んでいたので、9章を読み始めた時、「え?あれ?」と軽くパニック。タイトルを考えて、あ、こういうオチかな・・、いやこっちが・・?なんて思いながら読んでいたら、自分の予想を、そのどちらも外していました。
話は面白かったし、でも、「行き過ぎた科学」というのもにも考えさせられました。
それにしても、嫉妬事件もそうだけど、タイトルまでトリックだなんて・・そんな乾さんが大好きです。
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理系の専門的な難しい話が結構入ってて、その辺で中だるみしつつ読みました。
ありさが体調くずすあたりからは一気に読めました。
乾さんらしいびっくりな結末でした。
科学の怖さがテーマなのかなぁ。
主人公がそこまで魅力的に思えず、その辺が入り込めない要因?かなぁ。
でも現実の女の子なんかみんなこんな感じかという気もしました。
でももうちょっと心に響くものが欲しかったなぁ。
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イニシエーションラブでまんまとしてやられたので、今回は騙されないぞ!と思いながら読んだせいか、9章頭でどういうことか分かってしまった…(−_−;)残念。
ミステリって謎解きが楽しいし、謎を予想しながら読むのが楽しいのに、予想が当たっても嬉しくないのは何故だろう…
イニシエーションラブほどの衝撃はないけど、科学の進歩について考えさせられる作品。
そして、切ない…
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未来科学技術とサスペンス。インフィニティ・シリーズが好きなら非常に親和性が高いストーリー。どんでん返しが、裏で終わってしまうのは惜しい。一気に読めるパワーがあるだけに、裏の裏の裏、くらいまで行っても良かったかなと。7.25
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途中で「ひらめきの天使」羽鳥亜里沙の話から人造人間・アリサの話へと切り替わる。亜里沙表記からアリサ表記になったことで、「ちがう人間」であったことは気付いてしまったのだよなあ。途中で夢オチなのか?!って思ったが、そこは両方ともパラレルで存在していた。「イニシエーション・ラブ」ほどの衝撃はなかった(こちらも少し警戒していたし)けども、おもしろかった。でも少し回りくどい。ミスリードがあちこちに落ちているのがバレバレというか、わかりやすい罠。まあそこで最終的な予測はつかないのだけれど。語り手は貫井要美でした、と。これが一番の驚き。
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イニシエ、セカンドラブから乾作家の定番の罠が、この作品にもきっとあるんだろうなと思って、警戒して読んでいたんだけれど、、やはり騙された、、、。 これで0勝3敗です。
ミステリというよりSF作品として良作だと思う。時かけなどと並べても何ら遜色のない作品なのでは?と思った。乾さんの作品で一番好きな作品だ。
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学生リポーターの少女がある研究所の撮影時に好奇心から立ち入り禁止の区域に足を踏み入れてしまいアクシデントに見舞われてしまう。
ある意味偏執的な愛情とずば抜けた頭脳が掛け合わされた結果に起きたことと、ある人生観に傾倒し一般世間から隔絶された場で生活していた主人公、このふたつが最後にクロスする。
発達しすぎたテクノロジーと飽食世界に対する何らかの警鐘なのかそうじゃないのか…
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久々に乾くるみ作品を読んだ。
この人の作品の中では一番好きかもしれない。
「私たちが生んだ」という表現でほとんど察しがついてしまったが、そもそもトリックものとして読んでいなかったので気にしなかった。著者の考える未来のイメージ、アリサをどういう理由で作ったかなどでわくわくしながら読めた。娯楽小説として大いに楽しめた作品。
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ぐいぐい引き込まれていく展開は、もうさすが!作者買いしてよかった!と思わせてくれる。
終盤が、なんだか失速していった印象。
種明かしが詰め込まれた感が、私にはあって。
ラストを駆け足で読み終えたせいか、若干頭がついていかなかった...
前半と同じペースを守って、じっくり読むのがオススメ。
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乾くるみの著名な作品だったので読んだ。
複数のシーンを時間を交えて描くことによって読者を混乱させて、それに乗じて話をくみ上げていくのがうまいな。
でも、その展開も追うのがめんどくさい。
このトリックを楽しみたいのであれば、それでも良いのだと思うが、もっと素直に読書を楽しみたいときには、イヤだな。