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要ちゃんシリーズ第一弾。
一連の公安シリーズの後、また螢橋は何処かへ行ってしまい、鹿取と児島が捜一で殺人事件を捜査するという設定。
二人の持ち味が生かされているし、わかりやすい。
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事件の構図は楽しめたけど、鹿取警部補が作中であんまり燃えなかったのが不完全燃焼感につながった。やはり児島警部補だけではキャラが薄いか。
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公安シリーズ最初から大好きな児島要を主人公にしたスピンオフ?
安心して読めるので、是非シリーズ化して欲しいのだけど…
公安シリーズ読んでなくても、単独で楽しめる作品。
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公安捜査シリーズから、児島 要を主人公にしたスピンオフ作品。
熱血漢児島の魅力が十分に発揮され、安心して読めた。
前回シリーズで妻が亡くなり、強行犯3係もメンバーが変わった。
何がいいって、事件解決よりも児島に関わる周りの仲間や上司、今回は特に、丸井係長と国村管理官がいい味を出していた。
その一方、鹿取の存在を控えめにした分、物足りなさを感じた反面、敢えて児島1人に焦点を当てたところが作者の狙いか・・・
どちらにしても、言葉の裏に潜む感情や児島の眼差しに、好感がもて、読後感も心地よかった。
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プロローグで登場する主人公・警部補 児島要の少年期と被害者の妻の青年期に、どんな意味があるのか、不思議な感じで読み始めた。この被害者の妻の青年期は、ミスリードを誘うが、真犯人の意外性があまりないので、このプロローグはなかった方が良かったのではないか。被害者・岩崎康介の全身には六箇所の刺し傷があり、怨恨の線が疑われる謎解きは、思わぬ方向へ展開していき、面白かった。
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シリーズを読み続けていきたいと思う要素の一つが、登場人物のキャラ。
魅力的な人物が集まるだけで、読んでよかったと思える。また、そういう本に出会いたい。