大学受験らくらくブック 古文 みんなのレビュー

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投稿者：hassan　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

誘拐された富豪の祖父を救出する過程を通して仲の悪い2人の孫娘がかつての友情を取り戻していくというシンプルな筋書きのマンガ。
祖父を救出するために古典文法の知識が必要になる。

画力も十分でストーリー的にもあまり違和感なく、古典文法の基礎の確認からちょっとした演習までこなすことができた。
(本筋とはあまり関係ないが、“悪役”が女の子のお腹にキツめのパンチをしていたのはストーリの整合性的にかなりの違和感があった……)

さて、肝心の学習内容については、本当の初学者にはキツイ内容だなぁと感じた。
筆者の努力である程度はカバーされているとはいえ、やはり紙幅の制約と古典文法という暗記のウエイトの大きい分野の都合上、どうしても解説は不十分なものになってしまう。
これで後半に集中する演習問題を解くのは初見ではかなりキツイ課題になるだろうし、多くの初学者はそこに辿り着く前に脱落してしまうのではないだろうか。
ただ、この単行本1冊分のマンガに古典文法の解法のエッセンスはしっかり詰め込まれているので、ちょっと基礎が身についてきたぐらいの人が学習の合間に取り組むのにはオススメできる。

そこで私がオススメしたいのは、同筆者の『古典文法をはじめからていねいに』等と併用することだ。
まず平易な文法書をさらっと進めながら、空いた時間に本作を読むことで古典文法の大枠のイメージを掴みながら復習する。
そうすれば、気楽で視覚的にわかりやすいというマンガとしての特質を最大限に生かすことができるだろう。

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投稿者：カズ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

古文が苦手なのでマンガならとっつきやすくなんとかなるだろうと思いましたが私にはちょっと難しかったです。