投稿元:
レビューを見る
単行本では「この本が、世界に存在することに」というタイトル
ゆえに同じものを借りてしまったようで。
本にまつわる短編集。
「旅する本」etc 本との出会いって、運命的なものを感じるなぁ。
投稿元:
レビューを見る
本の本! 初め、「ん?...」って思ったけど、どんどん引き込まれていきました。『彼と私の本棚』『不幸の種』『引き出しの奥』『ミツザワ書店』がすき。
投稿元:
レビューを見る
本に関する短編小説集。本好きの私としては、分かるな〜と言う感じのエピソードがけっこうあってうれしいかぎり。でも、学生でいきなりその場で18万円のプレゼントは無理じゃない!?とか思ったり。『私と彼の本棚』が好きです。
投稿元:
レビューを見る
九つ全てが本にまつわる短編集。本好きにはたまらない。
「引き出しの奥」が好き。
あとがきエッセイは共感するところがたくさんあった。
投稿元:
レビューを見る
本にまつわる短編集。
なんだか懐かしい気持ちになったりならなかったり。
あとがきを読んで。
すぐ「つまらない」と言ってしまうことを反省しつつ・・・。
投稿元:
レビューを見る
その本がそこにあって、その本を手に取った時、人は変わる。未来はもちろん、現在が、過ぎ去った過去(のことへの気持ち)が変わる。別れるカップルが引っ越しのとき自分のものと相手のものを分けていく話、田舎の小さな本屋の話、旅する本の話、どれもこれも心に残る話だ。本棚にその本がある理由を考えるとき、人は自分の来し方を考え、自分のこれからを考えるのだ。
投稿元:
レビューを見る
本好きなら誰でも思い当たる節があっちこっちに出てくる。
・・・というか、うーん。。。
女性ならわかるシーンがあっちこっちに出てくる。
絶対、似たような恋やらなんやら経験してそう。
「さがしもの」のおばあちゃんの心情・・・今すごくよくわかる。
現実なんて直面しちまえばやるしかない。
投稿元:
レビューを見る
私と一緒に旅をする本
誰かが置いていった本
恋人と共有した本棚
伝説の古本
世界への扉である本
いろんな私と本の形
また何年かごこの本を読んだら
きっとまた違う物語になってるんだと思うと
わくわく、そして切なくもなる
投稿元:
レビューを見る
とても良かった。どれも良かったけど、彼と私の本棚が好き。あとがきもよかった。
あと角田さんらしい名言があった。「できごとよりも考えのほうが何倍も怖いんだ。」
失って得ることと年とること、それが心地よい感じに表現されていた。
投稿元:
レビューを見る
エッセイなのか実話なのか・・・。と一瞬考えてしまいます。が。どちらでもいいです。1話目の「旅する本」は読んでてなんだか嬉しくなりました。本が追いかけてきてくれるなんて幸せ。その時には価値がわからなくて手放してしまった本たちを思い出します。そして再び少しずつ集めだしている今日この頃。そのことを思い出しました。これこそ旅先に置いて「だれか」みたいにいろいろな人に手にとってほしい。かもしれません。
投稿元:
レビューを見る
一冊の本にまつわる楽しく、不思議な話が
色々と詰まっています。
一番心を打たれたというか、心に響いたのは
「本は、読む時期によって、感じ取る内容が変わること」
読み手のその時の心境や、経験値などによって
その本から、感じ取ったり理解する内容が
変わるということです。
自分も昔、読んでつまらなかった本や
理解できなかった本を
再度読み直してみることと
今後、何年かした後に
また読もうと思う本を保管しておこうと思う。
でも、角田さん・・・
ご自分のことを、「やりまん」「公衆便所」などと
言われていたことを暴露するなんて
さすがです(嘘かホントか分かりませんが)
投稿元:
レビューを見る
友達に勧められ、購入。
やさしい本ですね。読者に優しい、易しい。ポジティブ。
手応えはよくわからないけど。中学のとき思っていた小説という印象。
投稿元:
レビューを見る
「本」がテーマの短編集。
すごく優しい。今まで自分が読んだ角田作品とは違う匂いがする。
登場人物の多くが学生なので、いちいち自分に重ね合わせてしまった。
本って愛しいものだ。開けばそこにはいつも一つの世界があるんだもの。
それは気まぐれに姿を消したり、私を裏切ったりしない。
いつでもそこにある。
投稿元:
レビューを見る
それぞれ、本がお話の鍵となる短編集です。作者が本が大好きで、本との関係を大事に思い、大切に書かれたのだと感じました。個人的には「さがしもの」と「旅する本」がよかったです。「さがしもの」ではおばあちゃんの言葉に主人公と全く同じようにはっとしてしまいました。
投稿元:
レビューを見る
主人公の生活に本が関わってくる短編集だけれど、話の中に出てくる本の殆どが特定化されていない匿名の本。それは、読む人にとっての特別な本を思い描くことを許容することによって、この短編の話自体が読む人によって異なる特別な話となることを、作者が意図しているように思う。