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有沢佳映さんの短編が載っていると見かけて買いました。
「二十五分間のセンター」、期待通りすごく面白かった。くだらない会話が天才的に面白い有沢さんの作品。もっと読みたい!
令丈ヒロ子さんの短編がものすごい切れ味でゾッとした。さすが容赦ない。
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子どもだけでなく多くの大人もつぶやく言葉、「もうサイアクだ!」。
6人の作家が、このフレーズをキーワードにつむいだ短編集。
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短編形式で、六個の短編が収録されている。
一つ目は、二人が主人公に隠れて誕生日プレゼントを購入しているのかと早合点したのを恥じる。伏線の回収が鮮やかで綺麗だった。
二つ目は、因果応報と、利用規約の大切さを学んだ。今の時代、利用規約を全く読まずに同意をする人がいる、私には考えられないものだ。かといって、全て読むなど面倒くさい人もいるのは事実だ。
お勧めしたいのが調べたらいい。誰かが纏めてくれているのを見ればいいだけなのだ。自分にできないことは誰かにやってもらえばいいのだ。
三つ目は、楽しめた。
四つ目は、主人公の内面をちょっと詳細に書きすぎかな。あと、そういう性格にするのならばもっと復讐心を無くすべきだ。
五つ目は、行動を起こすことが大切だと教わった。誰もが子供の頃に犯すであろう間違いの正し方を見た。
六つ目は、人と関わりたくない弟を持つ姉が疑問に思いながらもそれを否定することはなかったのは良かった。ちゃんと纏められていて良かった。最初の段落は姉が気恥ずかしさから来るものだと思っていたがそうではなかった。いやぁ、楽しめた。
最後に、ある一言から始まる物語かと思って読んだが、そうではなかった。それに、もうサイアクだ!と言う言葉が出てこない作品の方が多かった。
思うに、これは感情なのだろう。自責的作品が多くそういった作品が嫌いな私でも楽しめた。
他に、こういう作品があるのならばまた読みたいと思った。