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悪役令嬢マリアンナが嫁いだ先は恐怖の覇王ジュリオ。
顔に陰がかかるシーンが多いのですがこんな(悪の)ヒーローとヒロインはこの二人くらいだよ(笑)お似合いすぎるよ、好き。
屈折した愛情表現もあるけど、ジュリオの言葉の端々にある労りや気遣いや優しさに気づけるマリアンナはジュリオが可愛く見えています。
そんな二人の新婚生活がラブラブなのは、意外とジュリオが嫉妬深くマリアンナのことが好きすぎるから。読み進めてわかるのですが、こんなにも愛情を言葉にする人だとは(笑)
有能なのにマリアンナが好きすぎて仕事中もマリアンナのことを考える始末。惚気たときの家臣の反応がたまらない。
逆にマリアンナは前世の記憶を活かしてジュリオを支えようと頑張るところも賢く好ましい。頭の回転も早いしね。護身術を習うきっかけが健気すぎてたまらない。
そして前巻からわかっていたけど、二人が純情でうぶなところが可愛いです、真面目で相手をとても想っているところが良いのです。悪人顔なのに可愛いんです。
まだ悪役街道を突き進んでくれるみたいなので、次回作も楽しみです。
とにもかくにも「惚気溺愛ごちそうさまです」