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おひとり様専用カフェ。コロナ下が舞台となっているが、元々おひとり様専用だったよう。
少し変わった黒板メニューが自分の今の悩みに合致して引き寄せられる。
誰かと時間を共有しないともったいない、と感じてしまうことが多いが、一人の時間も大事なのだと最近思うようになった。でも一人でお店に入ると周りの声とかが気になるので、おひとり様専用、というのは落ち着いていいな、と思う。
短編集なので、その話ごとの主人公の悩みが出てくる。身勝手な主人公にいらつくこともあるが、他の話ではそんなことないので、わざとだとわかる。ようになったのも大人になったのかもしれない。
不満を不満のままにせず、プラスに解決していく回がとてもよかった。参考になる。参考にしたい。
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おひとりさま専用カフェの"喫茶ドードー"は、日々の暮らしから逃げ出したいと感じているお客さんに、それぞれの心情にピッタリのメニューを出してくれる。
そして、お客は店主のそろりさんとの会話を通じ、気づきを得たり、元気をもらったりして帰っていく。
さらっと読めて、ほっこりした気持ちになれる本。
こんな喫茶店が近所にあるといいなぁ。。
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楽しみで発売日に買いました!少し児童書っぽいお話で心が温まりました。現在のコロナや在宅勤務などの話が多く、共感することやこういう風に考えるんだなと発見したこともありました。こんな喫茶店があったら行ってみたい!メニュー名が独特で面白かったです!続編希望したいです!
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普段ミステリーしか読まないけどたまにはこういう本も読んでみようと思い購入。
やっぱり最初は事件が起きないことを物足りなく感じたけど、自分と似通ったところで生きづらさを感じてる部分に共感出来て、読んでる間はほんの少しだけど張ってた気が緩められた気がした。
後半2つのお話が好きかな^^
そのうち「森のおとしものと森のおくりもの」の「手のひらに森を、そして心に弓矢を」の一文が印象的で好き。
私も見習おう。
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喫茶店ドードーの店主と訪れるお客さんの物語。
弱っている心を癒やしてくれる素敵なカフェ。
*他人の基準に振り回されて自分を見失ってはもったいないです。自分がいいと思えばいい。ただ、そのためには自分の研ぎ澄まされた芯を持つことが大切なんです。
*なくなることを心配していても仕方ない。それよりもいまあるものを生かして、やりたいことを思い描いたほうが、ずっといい。時間の無駄にだってならないんじゃないですか
店主はアドバイス…というほど押しつけがましくなく、自分の意見としてこんなお喋りをしてくれる。
簡単なことでも自分では気付けないことをサラリと悟らせてくれるこんなカフェがあったらいいなぁ。
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読みやすい。
こういうカフェほのぼの短編系は途中で少し飽きが来る傾向にあるが、少し疲れていたりする心にしみるこの本ならではの温かさを感じた。
また落ち込んだ時などに読みたい。
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おひとりさま専用カフェ『喫茶ドードー』を
舞台にした連作短編集です。
コロナ禍を描いた作品で共感できるところが多かったです。最初は誰目線なのかも分からず読んでいましたが最後に正体が分かり、それぞれの話に共通点があったりして読むうちに楽しくなってきました。
誰目線なのかというので少し読みずらさはありましたが、落ち込んだ時に読み返したいなと思う作品でした♪
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まさに今このコロナ禍が舞台の作品。
リモートワークや感染対策…
みんなストレス溜まるよな…
様々な職業に就く女性たちが、ドードーのお店にやってくる。
おひとり様専用っていいなあ…行きたい。
書き方がなんとなく絵本読んでいる感じで、超分厚くなってもいいから絵本で読んでみたくなった笑
店主の"そろり"さんの作る美味しそうな料理とか、庭の特等席とか…
素敵な景色が頭にも浮かぶけど、絵に描かれてても素敵だろうなあと思う。
疲れた時に心に染み込むようなセリフが多くて良かった。
中でも
"なくなることを心配していても仕方ない。それよりもいまあるものを生かして、やりたいことを思い描いたほうが、ずっといい。時間の無駄にだってならないんじゃないですか"
この1文大好き。
まさにこのたった今の時代が舞台の働く大人向けの小説なのに、童心に帰れるような不思議で素敵な1冊。
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感染症で環境が変化する中、仕事や人生に迷いや悩みを抱えた5人の女性達が喫茶ドードーを訪れ、店主と交わす些細な会話や優しいメニューにより感じた気づきやヒントを力に、また前向きに歩き出そうとする連作短編集。
な〜んか喫茶店の雰囲気が「木曜日にはココアを」に似てるかなぁと思いながら読んでました。
でもゆったりくつろぐ優しい喫茶店やご飯屋さん?で美味しい料理と人の優しさに触れ気持ちをリセットして前向きに生きて行こうとする小説…わりと多いですよね^^;
思えば似たような設定の小説を多々読んでいるなと…。
どのお話も「わかる〜」と共感できたり心にチクッと刺さったり、今まさに自分これ!と気付かされたり納得したり…
年齢、職種、プライベートな環境、感染症との共存、各々が抱えたモヤモヤ…ザワザワ…メインは「喫茶ドードー」なんでしょうが、そうでなくても5人の生き方を綴った小説として成立もありだなと勝手に思ってしまった^^;
あと、このカバーデザイン好き(*´-`)
食に関する著作が他にもあるようなのでまた読んでみたいな!
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悩みを解決する糸口になる喫茶店。
そんな本は好きなのだが、ちょっと期待しすぎたみたい。
ただ、店主そろりさんに会ってみたいw
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喫茶ドードーを訪れる人を描いた短編集。カフェを訪れる人達が感じる日々の疲れは、身近なものが多く共感する部分もありました。自分に当てはまった章は、どんなメニューが出てくるかも楽しみのひとつです。
カフェを営む”そろり”のひと言が視点を変えるヒントになるのですが、教えを説く感じがして、少し取っ付きにくかったです。とはいえ言葉の内容は納得できるもので、全体的に好きな雰囲気の一冊でした。
人と比べて落ち込んでしまう事があるので、第一章が個人的にヒットでした。
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そろりパートとお客さんパートで語尾が使い分けられていて、イメージはNHKの夜のドラマ。
美味しそうな描写やカフェの緑がいっぱいな雰囲気は私の好みどんぴしゃで、こんなカフェが近くにあったら通ってしまうだろうなと思う。
ただ、そろりの癖は強い笑
もろにコロナ禍の話なので、そこは少し苦手だったかも。
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コロナ禍や人々の考えの変化に迷ったり戸惑ったりする人々に対して店主の「そろり」がその人に合った料理を作り、そろりさんが思っていることが現代の風刺になっておりとても共感できることが多い物語でした。
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令和の食べ物小説。小説の舞台もコロナ禍であるのはもちろん、sns疲れや仕事への向き合い方など令和を生きる私たちと同じ悩みを持った登場人物達。そしてそれを癒していく主人公と食べ物。単なるグルメ小説ではなく、しっかりとアップデートされた価値観に触れることができる。
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最近読んだカフェ系の本の中で1番良かった、
これは誰目線だ…?って思ってた視点が最後に正体もわかってスッキリした!
今の時代の社会問題も背景になってて、すごくリアルだったし、これが面白いポイントなんだろうなぁと!
こんな素敵なカフェに私も行ってみたいです。