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めちゃめちゃ人間を読んだ、と言う感じ
あとがきまで本当にアツかった
自分とは何なのか時に思い悩む、でも、そんな人間で良かったなと思えた
これから先もこの本を読み返すと思う
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若かりし日々の思い出の話。意味の無い内容の本で無駄遣いをしてしまった。語彙力は有るが作家じゃないと感じた。
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又吉さん作品を初めて手に取りましたが、ご本人の体験談、思うこと、言いたい(でも言えない?)事を率直にこの本に込めたのかな?という印象です。
勝手な解釈ですが、永山も影島も又吉さん本人を代弁しているように読めました。
特に影島の、事実を歪曲したり断片だけを切り取って世に流すマスコミや、SNSをストレス解消のための誹謗中傷に使う奴らに対する嫌悪感は共感できました。
読後に調べましたが、永山の家族関係(出自等)が又吉さんのそれとほぼ一致してますね!自伝のようなものだったんでしょうか。
前述のように「書きたいことを書いた!」という感じなので、話全体で起承転結みたいなものはなく、ちとしんどかったというのが正直なところです。
又吉さん=芸人≠エンタメ作家
というのを感じた作品でした。
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正直、難しかったという印象。
一つのことに色んな考えを巡らせ、哲学的なものの見方をするのは嫌いじゃないがそれが多すぎて少し疲れてしまった。
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内容が私の心にグサグサ刺さった。
永山は私の恥部を持っていた。
様々な台詞に恥ずかしくなり、葛藤したりした。
第三章の「影山道生」は、その熱量が凄くて、特にナカノタイチに噛みつく場面は印象に残った。
又吉直樹さんの作品は読んでいて、面白いが、何処か痛くなる。
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単行本の設定がなかったのでこちらに。
私には難しかった。
影島の芸人がやると取り上げられるみたいな表現は
ご自身の経験かな。
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これまでの傑作である『火花』や『劇場』が中編である著者にとって初の長編小説。とはいっても文庫にして400ページくらいのボリュームであり、そこまで大長編というわけではない。
漫画家を目指す主人公に、漫画、美術、芸能など表現の世界で生き抜いていくことのしんどさが描かれていく。小説は主人公が上京して住んだ美術学生が集まるシェアハウスでの生活と創作を巡るトラブルを描く第1章から始まるが、主人公の造形と同じくらい、もしくはそれ以上のインパクトを残すのがシェアハウスに住んでいた芸人志望でその後に見事に芸人としてブレイクし、作家としても評価を得る影島という登場人物である。いうまでもなく、この影島は著者本人とおかれた境遇は類似しているが、この影島があるトラブルに巻き込まれて語るその発言は見事に尖らせたナイフのような切り口であり、読者を震撼させる。
又吉直樹の作品の多くは、このような表現の世界で生きていこうとする若者を主人公に、その道で生き抜こうとするしんどさを描いていく点で共通しているが、本書はこれまでで最もそのようなしんどさが色濃く出た作品のように思う。そのため、読後感もずっしりと重いものがある。
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・各章繋がりが薄く、ひとつの物語になっていないように感じた。
・セリフやメール文が長い。なんだか著者の思ったこと、日記、日々のストレスを登場人物にそのまま言わせているのではないかと思った。ロシア文学みたいにわざと長くしているのか?私にとっては受け入れられなかった。
・登場人物すべてが複雑な比喩や例え話、理論を使って会話する。全部著者の言いたい事の代弁に思えて一人相撲に感じた。小説を使って今の世の中について言いたいことを言っているだけに思えた。
・小説は登場人物の会話だけでは語られない間の心の動きを読むことが楽しいと思っているが、この本にはそれが無くすべてぎゅうぎゅうのセリフで説明されていたところが残念だった。特に2章目以降。
・思った が おもった とひらがな表記なのが気になった。理由があるのか。
・著者の他の作品はなかなか好きだったので、期待して読んだが今回は合わなかった。でも次回も読むと思う。
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青年期までの裏切りや絶望、諦念から幼少期の信仰のような影響なんかを描いた、半自伝的な小説。
又吉らしい表現と物の考え方が溢れた作品。
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ところどころ難しく理解し難いところはあったものの、一気読みしてしまった!
第3章は色々考えさせられた。又吉作品の中で1番好きな作品!
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特に分かりやすくストーリーがあるわけではなく、日記のような小説。
最後の家族の章が一番面白かった。破天荒だけどなんだか憎めない父のキャラや、幼い頃の思い出がフワッと出てきたり、主人公に感情移入しやすくて良かった。
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『火花』『劇場』よりかなり観念的な小説で、特にナカノタイチ騒動あたりの言葉を尽くした主張は、全編又吉版『如是我聞』みたいだと思った。
影島は自分のことを「俺人間じゃないです」と言って物語から姿を消す。
けれどこの本のタイトルははっきりと『人間』で、悩み、葛藤し、自分なんて人間じゃない、とまで思っても、それこそが人間だ、受け入れて足掻くしかない、というメッセージなんだろうか、と推測したりした。
作中に太宰治『人間失格』も登場するし、又吉さんなりの返歌のような作品なのかもしれない。
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又吉氏の世間に対する不満みたいなものがそのまま表にでてきたような印象。特別刺さるものはなかったけど、読みやすくて最後まで読めた。
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すごく良かった。
人は何者である必要もないし、求めているものは全て最初からある。
何もないと感じるのは全て持っているから、という考え方は刺さった。
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漫画家を目指す主人公がふとしたことで「ハウス」と呼ばれる、芸術家を目指す人たちが集まる下宿のようなとこに住むことになり、そこにいる人々と青臭い人間ドラマを展開していくという前半部分はそれなりに興味を持って読めたし、大学のサークル時代を思い出すようで懐かしい気持ちにもなった。
ただ、後半の沖縄で父親に会って出版のお祝いをしてもらうくだりがダラダラと長すぎて、急につまらなくなってしまった。今までの青臭い話はどこかに行ってしまい、前半に出てきた登場人物は一体何だったのかと思うほど関係のない話が延々と続く印象で、正直読書家ではない私にはこの世界観はよくわからなかった。