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電子書籍
「探したんだ。ずっと。君に会いたかった。君と、俺たちの子供に」本文より。
2023/05/28 20:47
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投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケモ耳、子育て、再会、オメガバースと萌え要素たっぷりのお話です。
ネタバレがあります。
●獣人が多数を占めるルフス王国の王で獅子族のアルファ30歳攻め・ヴィスラン
●バース性の無い人族が暮らす島国・カーヌス国からルフス王国に移り住んだ27歳受け・シア
●ヴィスランとシアの4歳になる息子・ミラン
○受け視点、番外編は攻め視点。
獣人が多いルフス王国の端にある村で、村人たちに助けられながら獅子族の特徴を受け継ぐ一人息子のミランと暮らす機械職人のシア。月に一度、工芸品を卸しに王都の街へ行き、観光をして帰るのがミランとシアの楽しみです。ところが偶然、王の視察と遭遇してしまいます。王もシアたちに気付き、シアの名を呼び駆け寄って来ました。その人、ルフス王国の王・ヴィスランはシアが大学生だったときのルームメイトで、卒業後は事業を起こそうと約束した仲でした。
さらには人族でありながら発情したシアを煽られて抱き、そのときに身籠って生まれたミランの父親でもあって・・・
オメガバースならではの、父と母子の再会ネタです。
現在、過去、未来と時間を巻き戻しながら出会いと別れ、思いがけない再会、そしてようやく番と家族になる様子が書かれています。
離ればなれだったヴィスランとシア、ミラン親子が絆を結び直すエピソードに癒されました。ヴィスランがシアのことになるとちょっとヘタレになって、王様らしくないのもご愛嬌。
ヴィスランとミランが初めて顔を合わせるシーンは、みずかねりょう先生でなければ表現出来ない、素敵なイラストです。
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