投稿元:
レビューを見る
うわー何だろう、この心地よさは!
きっとありふれた話なんですよ。こういうストーリーってよくあるんだと思う。
でも、この少年たちは何なんだろう・・・良い子なんだな、すごく。
冷めたとこもあるし不満もあるしどうしようもなく抱えているものもある。
だけど、ちゃんと前を向ける力がある。
そこのところがとっても清々しい。
大げさでない分、じわじわと心が温かくなる。そんな印象。読んでよかった。
投稿元:
レビューを見る
シンプルでわかりやすかった。
成り行きから園芸にハマる流れが自然で。
まぁ、そんなに複雑にしなくてもと思ったけど、広がり過ぎなくて、まとまってた。
思ってたより読み応えありでした。
投稿元:
レビューを見る
帰宅部の高校生。中学校時代は不良。不登校少年。3名の少年が、ふとしたことから園芸部へ入部。それぞれの思春期のハードルを乗り越えるような温かい物語。
投稿元:
レビューを見る
楽そうだからこの高校を選んだおれ、眉毛がほとんどなくズボンをずり落としてはいてる人相の悪い大和田、そして頭からダンボールをかぶった庄司。入学したての高校のはずれにある温室で3人は出会った。ひょんなことから園芸部に入ることになって・・・。花が育っていくとともに、男の子たちも変化します。ユルく心地よい一冊。
投稿元:
レビューを見る
好きな小説です。
ひょんなことから園芸部に入った主人公男子と不良っぽい男子、段ボールをかぶった男子。
三人の繰り広げられる会話のはしばしが面白く、読みながらにやにやしてしまった。中学生に読んでもらいたい。
投稿元:
レビューを見る
やっと順番が回ってきた~。新刊を読める特権が欲しい!!
たんたんとストーリーが進む。タイトルどおり、園芸部の高校生男子の話。
大きな山場がどん!とあるのではないけど、園芸らしく、少しずつ、登場人物が成長していく。
読みやすい一冊。
そう上手く行くかな?とも思うけど、自分で決めて行動する青年の姿に一票投じたくなる。
投稿元:
レビューを見る
高校に進学したオレ・達也は見るからに不良と見える同級生・大和田と偶然出会い、何故か学校で園芸部を始めることになった。そこに、不登校で人とふれあうことが苦手で段ボール箱で顔を隠した同級生・庄司も加わることになった。水をやれば植物は元気になり、世話をすれば花が咲く。単純なところに喜びを感じる毎日。
なんかかわいかったなー。ヤンキーみたいなかっこをしててぶっきらぼうなのに実はイイヤツだったり、目立たない普通の子なのに友達に優しかったり、不登校だけど実はすごく頭がよくて回転が速かったり。そんな子たちが花を一生懸命育ててる姿がすごくかわいかった。2時間くらいで読み終わってしまったな。
花や植物を育てる喜びってあると思う。
投稿元:
レビューを見る
さらっと読めて大きな山場や感動があるって訳じゃないけど、読後はほっこりした。こってりディナーじゃなくて、有機野菜たっぷりの美味しいランチごはんって感じの作品かな。
投稿元:
レビューを見る
入ったばかりの高校は、部活には入らず、
適度にゆるい高校生活を送ろうと思っていた篠崎(♂)。
ひょんなことで知り合った不良っぽい大和田(♂)と
ほんのなりゆきで園芸部に入部してしまったものの、
二人とも草花のことなど、全く知識なし。
昼休みに枯れかけた鉢に水をやるだけの「部活動」を始めた。
そんな二人の前に、
頭から段ボールを被った姿で相談室に登校する庄司(♂)が現れ、
三人目の部員になる。
荒れ果てた庭の手入れをすることで、
植物が生き返り成長するのと同時に
手入れをする人間の心も、
いつのまにか癒され元気になっていく、というのは、
バーネットの「秘密の花園」でおなじみの物語だ。
今作では、
植物を育てるのが、
イマドキの男子高校生三人というのが、新しい。
面倒なことに巻き込まれないように、
弱いなりに頭を使っていろいろなことからうまくすり抜けてきたと、
自分で自分を分析する篠崎にしろ、
眉を剃り、頭を坊主にし、いかにもヤンキーな外見だが、
基本的には気のいい大和田にしろ、
人が怖くなって段ボールを被っていないと安心できないくせに、
頭は良く、妙に頑固で行動力のある庄司にしろ、
三人とも、すごく自然な感じに描かれていて、
読んでいてするりと心の中に入ってきて、
ずっと前から彼らのことを知っていたような感じになった。
どこにでもいそうな彼らの
(段ボールは被っていなくても、
ほとんど被っているのと同じという子はたくさんいるだろう)
フツーの高校生活。
(合宿も、文化祭の騒動も、高校生なら普通の日常そのもの)
何か大きな事件が起こるわけでも、誰かが大活躍するわけでもないが、
春から秋にかけて、種が芽を出し葉を伸ばし花を咲かせたように、
少年たちも、それぞれがそれぞれの形で伸びてたんだなあ、と
納得&満足の読後感。
さっぱりと、面白かった!
これ、男子にもおすすめできて、貴重ですね。
ちょっと前、
同じように日常以上の事件が起こらずに終わる
「アナザー修学旅行」を読んで、何か物足りなく感じたが、
この「園芸少年」では、
日常の中で起こったささいなことの意味を、
作者がきちんと押さえてあり、
その押さえ方がとても洗練されていてさりげなく、
さすが~、と思ってしまった。
投稿元:
レビューを見る
段ボール箱をかぶって学校に来る庄司、いわゆる保健室登校だけど、スジがしっかり入っていて、弱そうに見えてしなやかに強い。
投稿元:
レビューを見る
「コップ一杯の水をかけた草がしゃんとなった」それを目の当たりにしたふつ~の高1の少年篠崎と眉剃りヤンキー上がりの大和田が、校舎裏のうらぶれた園芸部の庭を再生する。そこに加わるのが「2Lペットボトル6本用の箱」を被った箱男の庄司。彼は出来杉風の顔をかつていじめの原因にされ不登校を装い特別登校をしている。こんなキャラのたった設定、面白くないわけない。初魚住作品を楽しみました。
投稿元:
レビューを見る
高校に入学したばかりの僕が出会ったのは、丸刈り眉なしの同級生・大和田と、段ボールをかぶって相談室に登校する庄司と、校舎の裏の植物たちだった。
少年3人の成長する姿が、いきいきと生長する花たちとかさなって、爽やかなお話でした。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり何か生き物を育てるってのは良いですよね、特に植物は結果が目に見えて分かりやすいし。他者を思いやれる、こういう心優しい少年たちが増えるといいのになぁと思います。ジュブナイルなんですかね、ちょっと物足りない感じだったんですが…シリーズ化してくれると嬉しいな^^ ☆3.5
投稿元:
レビューを見る
高校生になったばかりの、どこにでもいる、あまり活発的ではない少年。不良に見えるけど、根は優しい少年。イジメに遭い相談室にいる少年の3人がひょんな事から、園芸部員になってしまった。花の成長と共に友情を深め、団結していく様子が活き活きと書かれており、穏やかな気持ちになれる1冊。
ええと。同級生って良いねぇ、と。仲間って良いねぇ、と、しみじみ思いました。
投稿元:
レビューを見る
新高校一年生の見ず知らずの少年達が荒れ果てた校舎の裏にある植物に飲み残しのジュースの氷を投げやりに与えたことから始まる青春ストーリー。なんとなくなってしまった園芸部員。でも、やってみると結構おもしろい。
少年達の心の動きが丁寧に追われていて読みやすい。でもタイトルがいけないのかな。男子は中々手に取ってくれません。