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園芸部ってどの学校でもあまり活発なものではないことが多いと思う。そんな地味で目立たない部活に、ひょんなことから入部してしまったふたり。このふたりが素敵!さらにBBが加わると彼らに怖いものなんてもうないんじゃないか、ってぐらいの爽やかな輝きが!多感な時期に汗を流して運動するのもいいけれど黙々と植物と真剣に向き合うこともそれらに負けないくらいのすばらしさ。まあ結局仲間を作ることは大切だってことだよね!そしてこの本は、故にYA系ってわけさ!ああ、いいな!高校生!
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達也、大和田、BB。
全員可愛い。
成り行きで園芸部に所属する事に。
面倒なぐちゃぐちゃがなくて、さらさらとあったかい感じで読み進められる。
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読みやすい。そしてすごく優しい本でした。
萎れた植物に氷がとけたあとの水をあげた。それが全ての始まり。そこからなぜか園芸部にはいることになった主人公。この主人公と他にも園芸部に入ることになった2人との掛け合いにクスクス笑ってしまいました。遠慮がないけど優しさをまっすぐ出したり、弱いところがあるけど堅くななところは隠そうとしなかったりする園芸部の他の二人にも、どんどん植物を育てることが生き生きした時間だと感じる主人公にも、素敵だな。と感じました。
その人たちのなかでしか味わえない大切な何かがある。その人たちと笑ったり学んだり汗をかいたり喜んだり、自分を自分のまま出すことができる人たちの中で、向き合えずにいた自分と向き合うことができる。
人生で大切にすべきことの一つに、良き友を持つことは入るだろうな。と思える一冊です。
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運動部のしつこい勧誘を断るために、成り行きで園芸部に入ることになった2人の高校生。
温室で花の世話をしていると、段ボールをかぶった男子がいた。
3人の男子高生が園芸部で花を育てる話。
安心して読める、中学生でも読みやすい話だった。
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図書館の推薦図書だったので、不意に取りました。優しい文章でとても清々しい気分になるストーリーでした!男子の青春っていいわー。うちのゴーヤも花を咲かせた頃でさらに頑張っそだって欲しいとおもいました。心の優しい少年って本当に魅力的。
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男子高校生の友情と再生、そして花。カバーイラストの切り絵にほのぼのし、内容にもほのぼのした。癒されたし、読み終わった後はすがすがしかった。自分の高校生のころを思い出して、ちくりと胸が痛む感覚もちゃんと得られて面白かった。できればストックの咲く早春まででもいいから彼らの青春を見たかった。
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ちょっとしたきっかけで人は変わっていく。彼らの場合それが園芸。植物って変わっていないようで変わっている。それが高校男子の内面の変化と重なってみえました。何でもなさそうで、実は心のうちはいろいろあるんだろう。言葉にしなくてもね。でも、いつか芽が出て花が咲く。がんばれ〜、高校男子!
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私にとっては「非・バランス」「ピンクの神様」以来の魚住直子作品。「非・バランス」は映画にもなって、とても好きだったんですよね、何回も観ました。で、魚住さんという人は学校の先生なんだろうか・・と思っていたら、やっぱり教育学部出身の方だったんですね。10代のヒリヒリした自我や友だち関係が時に痛くて、でも上手だなぁ、と感じていたんですが、今回の「園芸少年」はちょっとした「ヒリ」はあったけど、なんか優しくお話が進んで行って、うん、よかった。(#^.^#)ひょんなことから「園芸部」という部活に入った進学校の男子高校生二人。主人公は、まぁ上手に人間関係を渡ってきた今時の男の子達也。もめごとなく生活するには頭も使うし、勉強だって大切だと思ってる。それに父子家庭だから家事も。もう1人は、中学時代は元ヤンキー、今もその名残りで格好だけは悪げな一平。そこに、段ボールを頭にかぶってしか家の外に出れない庄司がからみ、どんな展開になるのかと思ったら、彼も園芸部の大事な一員となり・・・。私には全然馴染みのない「園芸」という分野だけど、彼らの活動がとても面白そうで、また、日々、彼らも草花も成長するところがとてもよかったです。これはヤングアダルトなんでしょうね。実は色々奥深い問題も抱えているはずの彼らを、あえてグリグリとは突っ込まず、でもゆっくりと読めば、おのずと伝わってくるものがある・・。「今時の男の子」を外側から見て批判するのは容易いけど、そんな男の子の日常や自己嫌悪・迷いを、まんまの形だなぁ、と思わせる書き方で提示してくれたところが好きでした。
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そこそこ学歴、だけどてっぺんほどの進学校でもない高校に入学した篠崎達也。中学ではバスケ部に入っていたが(内申的にも男子社会的にもいいから)、高校では帰宅部にするつもり。だが、学校の裏庭で大和田一平と出会い、なぜかこの、見た目は不良、実は心優しい男と(なりゆきで)園芸部に入部するはめになった。二人で水やりだけしていた園芸部活動に、保健室登校の段ボール箱を顔にかぶった同級生・庄司が加わり、園芸部活動も充実してゆく。
空にむかって凜と背を伸ばしてゆく植物を、はじめはジョウロさえわからなかった不器用な少年達が育ててゆく。三人もそれぞれ、成長してゆく。
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展開はあるけど、思うような衝撃の大きな展開はあまりなく。
でも、日常を描いてるのかもしれない。
お花の表現とかはキレイだったな。
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花になんか興味なかった男子高校生が園芸クラブに入り、お花のお手入れ。ほのぼのした感じが良かった。それにしてもダンボールにはいって学校に通う高校生?!
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普通だけどやる気もあんまりない篠崎。眉毛がなくて制服のズボンをずり下げてはいてる大和田。段ボール箱をかぶって相談室に登校している庄司。3人は園芸部所属の高校一年生だ。 校舎裏の片隅で乾いた鉢に水をかけたのがきっかけだった。?だった葉っぱが水をやっただけで?になったのが、入学以来一番心が浮き立つことだった、らしい。 それから3人は園芸コンクールの賞をとったり、大和田の中学時代の不良仲間とひと悶着あったり、山にキャンプに行ったり。 読みながら自分の高校時代の校舎や風景と重ねてみていました。 『秘密の菜園』の高校生バージョンぽくて楽しかったです。
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なりゆきで園芸部に入ってしまった男子高校生達ののんびり部活ライフが楽しめた。生き物を育てるってやっぱり和むなあ…花の種類に詳しくなりました(笑)
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ひょんなことから園芸部に入ってしまった3人の男子高校生のお話。人も植物も自分から伸びる力を持っている。戸惑いながらも自分の殻を脱ぎ捨てていく彼らに拍手!ここのところ青春小説の良作を手にする機会が多いです。私も高校生の頃にこんな小説に出会いたかったな〜余談ですが…ダンボールをかぶった少年、というと松本大洋の名作漫画「GOGOモンスター」を思い出します。関連はあるのでしょうか?ご存知の方いらっしゃいませんか?
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帰宅部でのんびり高校3年間過ごすつもりだったおれ。ところが、ひょんなことから不良っぽい大和田とともに園芸部に入ることになってしまった。水をやれば植物が生き返るっていう当たり前のことや、見かけによらずいいやつの大和田になんとなく癒されながら結構園芸部を楽しんでいたのだが、ある日、段ボール箱をかぶったまま登校しているやつに出会う…。地味でも青春なんだよなあ、園芸部。