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【感想】
胡散臭いタイトル通りの軽薄な内容。
マユツバだけど、週刊誌のような感覚でサっと読むにはうってつけかも。
そもそも、個人的に「心理学」というジャンルそのものがあまり受け付けない。
というのも、人それぞれ性格は違うし、育ってきた(あるいは今在籍している)環境も違うし、そもそもその心理学を駆使しようとするタイミングやシチュエーションによって心理は変わってくるものだからだ。
人の多様性や複雑性、予測の難しさを考慮すると、どうしても心理学そのものを疑ってしまう。
また、「今自分は心理学を使っています」という感じを、もし自分と対面している相手に悟られたら、どう思われるだろうか?
そもそも失礼だし、一瞬でシラけられちゃうと思うなぁ。
自分がそう悟ったら、「バカにするなよ、この野郎」と心の中で毒づいてしまうだろう。
当然、まとまる話もまとまらなくなる。
教科書通りのテクニックや回答なんて、所詮「張子の虎」だ。
大切なのは、心理学を習得する事ではなく、「いかに相手の心を理解しようと努め、寄り添おうとするか」ではないだろうか。
それは非常に難しく、人によって変わるので、模範解答なんてどの本にも載っていないことだと思う。
だけど、それが人と人とのコミュニケーションなんではないのか?
心理学は確かに大切かもしれないが、相手に応じて一番イイ選択が出来るのは、その時の自分が全力でやらなくちゃ答えを得る事は出来ない。。
とまぁ、辛辣なコメントが相次いだが・・・本自体は内容薄いとはいえまぁまぁ面白かったです。
【読んで今後活用するポイント】
・会話の中に相手の名前を入れて親近感を増す。
・プラスとマイナスの「両面提示」
・誰もが心の奥底に秘める、自分を高く評価してもらいたいという「自己是認欲求」をくすぐる。
【内容まとめ】
1.会話の中に名前を入れるだけで、相手はあっさり心を開く。
ただ、短い時間で何度も名前を呼ぶのは逆効果になるので、大体5分に一回くらいにとどめること!
2.「一面提示」ではなく、良い面も悪い面も同時に伝える「両面提示」も使い分けること。
プラスとマイナスの情報をきちんと伝えておけば、反対意見を最初から潰すことが可能!
3.「好意の返報性」と「自己是認欲求」
まず自分のほうから相手に対して好意があることを示す。本当に嫌でない限りは、相手も何らかの好意を持っていく。
また、誰もが心の奥底に、自分を高く評価してもらいたいという「自己是認欲求」を持っている。
4.女性が話し始めたら、アドバイスしてはいけない。
大抵の場合、女性は会話に解決を求めない。
ただ共感してほしいだけで、話すことでストレスを発散している。
共感を示す事をベースに話を聞くべき!
【引用】
p8
・会話の中に名前を入れるだけで、相手はあっさり心を開く。
手早く人間関係を築きたいときに役立つテクニックが、「会話の中にさりげなく相手の名前を入れること」です。
相手���名前を呼ぶことで、より心理的距離を縮めることができ、親近感を抱かせる効果があるからです。
ただ、短い時間で何度も名前を呼ぶのは逆効果になるので、大体5分に一回くらいにとどめること!
p36
・YESと言わせるために使い分けたいテクニック
プラスの面だけをアピールして売り込むことを「一面提示」というが、この場合は良い面しか伝えないため、後々クレームが付いたり急に意見を変えて拒絶される「ブーメラン効果」に見舞われることがある。
そうではなく、良い面も悪い面も同時に伝える「両面提示」も使い分けること。
プラスとマイナスの情報をきちんと伝えておけば、反対意見を最初から潰すことが可能!
p44
・好かれたい相手の心をつかむ、「頼み事」という心理ツール
気に入られたい相手と仲良くするには、頼み事をするのが効果的。
人は、「人を助けると助けた人を好きになる」ということが実証されている。
p52
・公の場で約束させると、部下のやる気スイッチが入る。
コントラスト効果
→最初に心理的負担の高い条件を提示し、後から軽い条件を示すと、後者を選択する。
パブリック・コミットメント
→目標を大勢の前で宣言してしまうと、口にした本人は大きな責任を自覚するようになり、目標達成のための行動力が増し、努力・達成する確率が高くなる。
p84
・好意の返報性
まず自分のほうから相手に対して好意があることを示す。本当に嫌でない限りは、相手も何らかの好意を持っていく。
また、誰もが心の奥底に、自分を高く評価してもらいたいという「自己是認欲求」を持っている。
p120
女性が話し始めたら、アドバイスしてはいけない。
大抵の場合、女性は会話に解決を求めない。
ただ共感してほしいだけで、話すことでストレスを発散している。
共感を示す事をベースに話を聞くべき!