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表題作がとても好きだけど、他の作品もとても面白くまんまと恒川ワールドに引き込まれ、のめり込んでしまいました。
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2008〜2018年にアンソロジーなどで発表された10作品に書き下ろし1作を加えた短編集。テーマやページ数が指定されて書かれた作品の集まりなので、全体としてまとまりがないように感じました。これまでの作品を全部読んでいる人向けです。恒川光太郎初読の方はこの作品で判断せずに、まずは『夜市』『風の古道』(いずれも角川ホラー文庫『夜市』に収録)や『秋の牢獄』を読んでほしいです。
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恒川光太郎さんらしい、夢の中にいるような不思議な感覚をもたらしてくれる作品集。ファンタジーにも関わらず、どの物語も誰かの体験談を聞いているようで、リアリティがあるのが流石だと思った。短編とは思えないくらい満足感のある一冊。「焼け野原コンティニュー」「銀の船」が特に好きだった。
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恐怖と哀しみがまじりあう、恒川光太郎を味わう短編集。
異才が10年の間に書き紡いだ、危うい魅力に満ちた11の白昼夢。人間の身体を侵食していく植物が町を覆い尽くしたその先とは(「白昼夢の森の少女」)。巨大な船に乗り込んだ者は、歳をとらず、時空を超えて永遠に旅をするという(「銀の船」)。この作家の想像力に限界は無い。恐怖と歓喜、自由と哀切―小説の魅力が詰まった傑作短編集。文庫書き下ろしの掌編「ある春の目隠し」も特別収録!
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久しぶりの恒川さんワールド。
やっぱり面白くてどんどん読んじゃいますね。
ホラーですし、まぁ大抵ろくな結果にならないんだけど、迷い込みたくなりますよね。
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11話の小作品集。どれも微妙だった。
よりリアルに近づけたかったのか、()で説明を追加する書き方がうざかった。あと、どうしてそんなことするの?という行為をした結果、引き起こした怪異について書かれても、どうしてそういうことをしてしまったのか理解できないので面白くなかった。「鉛の船」とか異様にダラダラ長くて、どういう状況で船に乗ったのかすっかり忘れてしまった。全体的に「金色機械」に近い、暗くてダラダラ時間が過ぎてく感じの話だった。残念。
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11の短編集。日常からするりと非日常へと移行する。
やっぱりというかなんというか「銀の船」が一番好き。もし私の目の前に銀の船が現れたら、私はどうするだろうね。乗ってしまうのかな。残念ながら私にその資格はないのだけれど。
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あとがきに「デビュー以来、どこかの媒体で発表はしたものの、本には収まらずに埋もれていた作品」とありました。
とても短い話から、そこそこに長い話まで、10話の短編集です。
今回も、際限ない恒川さんの想像力のおかげで、次々と違う世界に連れて行かされ、振り回され驚き続け、そして終わる。あっという間に読んでしまいました。
私は、「銀の船」と「夕闇地蔵」が好きです。夕闇地蔵の地蔵助は、現実でいうところの視力の悪い少年。相手の形は、炎の形状で認識する。美醜の区別はつかない。ってとてもいいと思いませんか?私も大切なところだけが見える人間になりたいです。
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この人のいい意味で何だったんだろうと思わせる作品が詰まった本作
そんな中でも海辺の別荘で、傀儡の路地、夕闇地蔵
この三つはとっつきやすい気がして良きでした
とっつきやすさとにくさを併せ持ついい本です
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表題の白昼夢の森の少女、短いけれど1本の映画を見終わったような読後感。他の作品も全体的に少し不穏で余韻のある終わり方が好きだった。
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11の短編集。怖いまではいかないような不思議な話が多く、ときどきホラーが挟まる。
好みだったのは「銀の船」という未成年者だけ乗ることができる時空船の話。労働がなく歳を取らず病気にもならないなんて、乗船してしまう人が多いんじゃないかと思う。
この話のよいところは、船の主の暇つぶしで乗船者を増やしていると明かされるところ。地上での人生を捨ててきた者たちの覚悟に対してまったく見合わない、なんの意味もなくなんの救いもなくて良かった。この船に乗れたこと自体が十分救いになった者もいるかもしれないが。
全体で感じたのは作品内での時間の流れが早いこと。時はあっという間に過ぎていき無常ではあるが、すべては人間の物差しで進むのではないという感覚になって、大きな時の流れを感じて癒される。