皇帝陛下の専属司書姫: 2　神官様に断頭台に送られそうです！【特典SS付】 みんなのレビュー

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

七つの大罪ベースの乙女ゲームの悪役令嬢に転生したカノンの話2巻目。
1巻目で乙女ゲームヒロインの義妹が退場したので破滅を回避したと安心していたが、色欲の大罪を背負う新刊の攻略対象と出会って仕事を共にすることになってしまう。
できれば避けたいと思っていたが、彼や彼の出身だった孤児院の姉弟との出会いから、父に疎まれた自分の過去を思い出してなんとかできないかと奔走する話。

本当にカノンはヒロインだった義妹や攻略対象だった元婚約者なんかどうでもいいのに、父親のことだけは気になるんだなぁ。
そして実父の匂わせも気になる。
次巻以降でカノンの出自と父親について、強欲絡みで描かれていくのだろうか。

今回表紙が陛下じゃなかったからヒーローが増えていく方式で逆ハーを警戒してしまったけど、ちゃんと陛下がヒーローで安心した。
ただ今回は出番がだいぶ水戸黄門形式というか、困ったときに出てくるお助けキャラみたいで笑ったけど。
義弟とジェジェの出番が増えたのは嬉しかった！
ラストからして、素直じゃないヒーローヒロインの関係は進展したのだろうか。
本心や本音を読者にも見せないからもだもだしちゃうわ。