くらたまのお蔵だし みんなのレビュー

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投稿者：岡野義高　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

同級生たちは、エリートと結婚するか、自分がエリートとなっていきました……。

「だめんず・うぉ〜か〜」でブレイクした倉田真由美。
この一冊は、タイトルそのまんまどおり、初期のころの作品をまとめたもの。

一ツ橋大を卒業したあと、就職試験に全滅となり、売れないマンガ家となる苦い時代のこと。
韓国海外旅行レポート（取材費自腹）。
座談会（セクハラあり）。
などなど。
レポート・マンガ、エッセイ・マンガのほうで有名になった彼女の、「キャラもの」マンガも収録されている。

このごろは、一冊ブレイクすると、その作者がこれまで描いてきたマンガをまとめて出版したり、リメイクしたり、ということが多くなった。
ファンのとっては、作者のほかの作品を読むことができるし、作者としては、眠っていた作品を世にだすことができるし、でいいことだと思う。
それに、マンガは、総集編、愛蔵版、文庫版など、さまざまな形でリメイクされるようになってきている。
マンガは、本よりもサイクルが短いので、読みたい、と思ったときには、もう品切れになっていたことが多かったので、ありがたい。

倉田さんのにかぎらず、ほかの作家の「お蔵だし」、もどんどん発行してほしい、と思う。

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投稿者：tonchan　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本はタイトルの通り、「だめんず」でブレイクした（ＴＶ番組にもなったってホントですか？）著者の「初期」の作品をかき集めたものですが、やはり初期のものですから、できはちょっとあれです。「大賞」を取ったという４コマ・ギャグマンガも、「ああ、よほど相手に恵まれたのね」という感じです。その他の「家族もの」は暗くて、読んで楽しくならないし（読んで暗くなるギャグマンガって困ります）、「旅行もの」もどうでしょうねえ。今、ブレイクしている間に、ぱっと刷って本屋に並べて、ぱっと売っておしまい、という本にならなければよいのですが。わたしは同僚のＯＬにしばしば「このマンガを読め」とマンガを押し付けるのですが、「つまらんものを読ませるな」と言われそうなので、これはパスかな。