投稿元:
レビューを見る
剣客商売第2巻。秋山父子に降りかかる数々の事件。それを事も無げに片付けていく。もちろん、1巻の登場人物も話に出てくるから剣客の世界が広がっていきます。どの話も妙があってぜんぜん飽きない。。。
投稿元:
レビューを見る
だんだんと登場人物の魅力がわかり、第一巻よりも面白く感じました。
1話1話は短いけれど、内容は読みごたえがあっていいです。
夢枕獏の陰陽師シリーズと似た感覚でさくさく読めます。
投稿元:
レビューを見る
小兵衛に傷を負わせるなんて!
と、恐ろしいものも出て来ましたが、さすがの面白さ。
大治郎を思う親心にも温かい気持ちになれます。
大治郎の活躍にも期待が膨らみます。
また次の話が読みたくなったので、感想もそこそこに。
投稿元:
レビューを見る
池波作品は読み出すと止まらなくなる。2巻は表題作をはじめお上の御用として裁くべき案件が多かった。『三冬の乳房』で本所の軍鶏鍋屋〔五鉄〕が出てきた時には、嬉しいやら懐かしいやら。それもあって、全体に「鬼平」の雰囲気を感じた。小兵衛の道楽が過ぎて、この巻ではおはるを可愛がっていないようにも思う。心配ですぞ、先生。
投稿元:
レビューを見る
書くことが無いんですよね。剣客商売は剣客商売。一作ずつに感想をつけるようなものでもないし。
まあ、池波さん独特の文体ですかね。
(もしや・・・・・?)
と、浅茅ヶ原へまわってみると、
(いた!!)
のである。独特の括弧の使い方ですよね。想いを書くというのか、声にならない会話の表現。
なんとも魅力的です。
投稿元:
レビューを見る
年末にBSフジで見たやつの元ネタらしきものがあった。原作はだいぶ違っていた。。それにしても秋山小兵衛のお金の対し方は格好良く清清しい。
投稿元:
レビューを見る
2019年7月27日、読み始め。
小兵衛のが使う刀は、全作品を読むと13種類位出てくるようである。
43頁に、「国弘の脇差」が出てくる。
これは、一尺八分の愛用の脇差、とのこと。
240頁に、「藤原国助の大刀」が出てくる。
これは、小兵衛の恩師の辻平右衛門が江戸を去る時に「形見」として与えた一振り。二尺三寸一分。
●人物メモ
・弥七---四谷・伝馬町の御用聞き。
・小川宗哲---亀沢町の町医者。小兵衛の碁がたき。小兵衛より10歳位年長。
投稿元:
レビューを見る
わしが金を恐れ、金を避けているにすぎないのしゃよ。そこを行くと、さすがは秋山小兵衛先生。大金をつかんでも、たちまちこれを散らし、悠々として、小判の奴どもをあごで使っていなさるわえ
投稿元:
レビューを見る
鬼熊酒屋 訳あり店主
辻斬り 小兵衛の人誅
老虎 行方不明の道場息子
悪い虫 弱い鰻屋に授けた秘策
三冬の乳房 三冬男に間違われ惚れられる
妖怪・小雨坊 異形の兄、三弥事件解決
不二楼・蘭の間 金貸し殺害事件
投稿元:
レビューを見る
剣客商売 二
前巻で自殺をとげた、飯田平助の息子・粂太郎が、大治郎の道場に入門。なかなかの頑張り屋で性格も良い少年という事もあり、早速小兵衛さんに色々こき使われています。
そして、大治郎に右腕を切り落とされたまま逃走中だった伊藤三弥が、“隠し兄”・郁太郎を引き連れて、秋山父子へ復讐しに戻ってきます(「妖怪・小雨坊」)。
三弥も狂気をはらんだ人でしたが、郁太郎はそれを上回る程のクレイジーモンスターです。こんな“どうかしている奴”と小兵衛さんの対決は見ものです。
で、この伊藤兄弟に家を焼かれてしまった小兵衛さんですが、とくに嘆きもせず、馴染みの料亭での仮住まいを、ホテル暮らしよろしく楽しんでいるようで、本当、どこまで肝が据わっているのでしょうね・・。
投稿元:
レビューを見る
剣客商売二作目
小兵衛は、剣も強いが、人情の厚い人。
それをこの二作目でとても感じた。
一作目でも感じていたけれど、二作目はそれが表立ってきているという感じ。
「鬼熊酒屋」で、その人情をとても感じた。
「三冬の乳房」の最後は、気の毒に。。。
相当ショックだったろうな。。。(読んだ方にしかわからない感想)
「妖怪・小雨坊」は、想像をしすぎて気持ち悪くなったシーンがあったけど。。。
「不二楼・蘭の間」の最後のシーンは、クスリと笑ってしまった(笑)
一作目に比べると、頭の中で登場人物が自由に動くようになり、スラスラ読めるように。
作中に、五鉄が出てきたときは、「五鉄!!!」と、テンションがあがった(笑)
鬼熊酒屋
辻斬り
老虎
悪い虫
三冬の乳房
妖怪・小雨坊
不二楼・蘭の間
投稿元:
レビューを見る
池波正太郎 著「辻斬り」、剣客(けんかく)商売シリーズ№2、2002.9発行。枯淡の域に達している60歳の秋山小兵衛、息子の大治郎、小兵衛の妻おはる20歳らの物語。滅法強い小兵衛の生き方、なかなかのハードボイルドです。鬼熊酒屋、辻斬り、老虎、三冬の乳房など9話が収録されています。池波正太郎、遅ればせながら楽しく読んでいますw。
投稿元:
レビューを見る
冷え冷えとした闇の幕が裂け、鋭い太刀風が秋山小兵衛に襲いかかる。正体は何者か? 小兵衛・大治郎が非道に挑む表題作。江戸に出たまま帰らぬ息子を探しにきた信州の老剣客へ温かい手をさしのべる秋山父子――「老虎」。暴漢にさらわれた老舗の娘を助ける男装の武芸者・佐々木三冬――「三冬の乳房」ほか「鬼熊酒屋」「悪い虫」「妖怪・小雨坊」「不二楼・蘭の間」。シリーズ第2作。
投稿元:
レビューを見る
安定したおもしろさです。印象的だったエピソードは『鬼熊酒屋』『三冬の乳房』『妖怪・小雨坊』あたりでしょうか。とにかく、小兵衛の自由な生き様は、男なら誰でも憧れることでしょう。主人公の親子がこんなに強くても、話がスリリングなのが不思議な魅力です。
投稿元:
レビューを見る
おはると三冬が同い年だったの?ほんとに昔は「住む世界が違う」のね。単純で可愛いな、おはる。先生はホッとする女が好きなんだろうな♪~(´ε` )