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一番印象深かったのは、「夫婦喧嘩」
幼少の頃の家族の事はよく語られるが、今の家族の事はあまり語ることのない弥太郎さんが、奥様との日常を書いたもの。暮らしや生活について、「親切、笑顔、感謝」を信条としている弥太郎さんなのだが、こと奥様が相手になるとありのまま、素の自分を出してしまうのだろう。時にわがままに。奥様が「私は寂しい。めちゃくちゃ寂しいんだよ…」と言っていた気持ち…一人より二人でいる方が寂しい気持ちだっだろうなぁ。最後に「ごめんね」「いつもありがとう」と言われて救われただろうな。
【心に残ったこと】
○今日どんなふうに暮らすのか。それが自分の未来を作る。今日元気がないと言う事は、いつかの自分の暮らし方が原因。食べるものも同じ。今日食べたものが、1年後の自分の体を作ると言うでしょ。将来や未来を良くしたい、いつか幸せになりたい、健康になりたいと思うのであれば、今日と言う今、どうするか、何を大切にするのかによる。その自分の答えが、いつかの未来に現れる。
○ 50歳を過ぎてからとても深く身に染みるのは、人との別れと出会い、そしてこれまでの人生において、自分は何を望み、何を学び、何を果たそうとしてきたのか。これから先の残された時間を、道を歩んでいくのかという自問である。
○全てに感謝をするべき。他人のせいにしてはダメ。世の中のせいにしてもダメ。涙をこぼしながらも、歯を食いしばりながらも、どんなことにも「いつもありがとう」と思うこと。
○神様は、面白く楽しく生きている人が大好き。
○優先順位は紙に書き出すと良い。紙に書いたものをじっと見ていると、そうするべき順位が見えてくる。
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松浦弥太郎さんの本は初めて読みました。
なにを大事にして生きなきゃいけないのか。しっかりと刻まれていて、定期的に読み返したくなるだろうなと思いました。
途中で出てくる、写真もとても品がありました。
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松浦弥太郎氏の、手紙のようなエッセイ。
一つ一つ、正面から向かい合うこと。相手に敬意を払い、常に感謝すること。素敵な家族感を絶えず出していた以前の著書と比べて今回は、妻との喧嘩も記載するなど、リアリティを感じる内容だ。恐らく、読者からすると、こんな聖人のような感性の人はいる分けないだろうな、やっぱりそうだったという感想だろう。ただ、ある事象をシンプルに、自分の生き方に向かって収斂させていく技法は興味深い。自分のことなのに、みんなのことのように感じるからだ。自己中心的な人間でも、いいことをする。ストイックにランニングして、怪我をして、きっと家族はうんざりしたことだろう。でも、それが自分の生き方だから、かっこいい、というふうに肯定していく強さを感じる。または、本としては肯定感を出しているのかもしれない。
一方で、この本を自分のこととして見ていくと、非常に気づきが多い。NYでの居候生活は、自分に必要だった休憩、何もしない時間だったというけれど、実際はひどい目で見られていたかもしれない。ただ、自身を空っぽにする方法は居候生活でなくてもよくて、ビーチでも、リゾートでも、温泉でもいい。頭を空っぽにする、雑念を振り払う時間を過ごす。これが何よりもリフレッシュし、次へのやる気を引き起こしてくれる。オムレツを作ってくれるお母さん、すごく素敵な、ストイックな母。感謝している息子としての著者。自分自身はどうだろうか。親からもらったものは、何だろうか。
白いシャツをとにかく推していた過去の著作からの変化は、テック企業への転身だろう。Tシャツ、ジーパンで仕事へ向き合うと、浮いているおじさんとしていたたまれなかったに違いない。それも、スタイルであって、スーツを着ていないといけないと過去から言ってきた自分を、もう一度見直す機会になっている。自分自身も、きっとたくさんの当たり前に囲まれている。人にそれを強要している。だからこそ、自分の当たり前を、すっからかんにする努力が何よりも大事だ。水のような気持ちで、一つ一つの事象に向き合う。これこそが本書によってもたらせる最大の効用ではないかなと思う。
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人に関わるところが面白い。特に父親との思い出記憶が鮮やかで心に残る。自分が裸足で家を出てどんどん走り父親も裸足でどんどん追いかけるエピソードなど。そんな松浦氏、人を大切にする方が妻に対しての向かい方、興醒めしました。
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文章から優しさや穏やかさが伝わる。そして、なぜそう感じたのかを昔のエピソードを語りながら伝えてくれる。それがなんだか心に染み込むように伝わる。所々に使われているPREPの表現は、巧みな技だなと感じたし、初めてエッセイっておもしろいと思いました。
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おばあちゃんとのクリスマスの思い出を綴った「二人きりのクリスマス」がなかでも一番お気に入り。お洒落じゃなくていい、こんな感じのクリスマスを過ごしたい。
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読み終わるまで凄く時間がかかった。なかなか飲み込めず「暮らしの手帖」自体読んだことがないので読んでいれば作者の目指すものがわかったのかもしれない。
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久しぶりの弥太郎さん。
やっぱりキチンとしてる感が伝わってきて、読んでて清々しいです。
だけど、その中でも夫婦喧嘩のの話は、あっやっぱり弥太郎さんもそういうとこあるんだ、と何故か安心感。
完璧じゃつまらないですからね。
ご家族の事や海外での話。どれも面白かった。
いっぱい弥太郎さんの本が読みたくなった。
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松浦さんの文章は読みやすく、
でもじんわりと心が温かくなる
冒頭が故人との話が多かったので
そういうエピソードを集めたのかな?
と思ったがそれは関係なかった
先人の知恵、心を教えてくれる本
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癒された〜。
弥太郎さんの素直なところ、ていねいなところ。
そんなところが文章に表れていてとても素敵でした。
弥太郎さんみたいに真似上手になりたい。
自分もランニング始めようかな?笑