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空き家管理のリアルな現実が怖いほど分かる
元々しくじり先生で知って購入
松本明子さんの実体験でのエピソードがとても勉強になりました
・空き家管理 の負担(お金 時間 体力)
・空き家管理の現実(リフォームをしても 売値は伸びない)
・空き家管理で助かったこと(近所 親戚の方の協力)
また空き家管理、片付け・遺品整理、墓じまいのそれぞれの専門家へのインタビューも勉強になる
例えば親の相続後、家を片付けることになる子供は50代60代ので 体力的に大変、体調を崩す 形が良くいらっしゃるなど。
親が元気なうちに話さなければと思わせてくれる 一冊。
勉強になった箇所
・実家の維持費で年間約 27万
・高松市役所から電話がくる「庭の草木の手入れをしてください」(市に苦情が入った?)
・お迎えさんに郵便物を送ってもらった。近くの親戚に風通しや掃除をしてもらった
・このまま実家を維持すると将来 高松に縁もゆかりもない 子供や孫達に同じ苦労をかけることになる
・リフォームに数百万かけた不動産屋さんの 査定では2は古いのでは物の価値はゼロと言われた
・「昔は旅行の記念によく旅先の郵便局で通帳を作ったりしたみたい・・・」
・草木の手入れ シルバー人材委託料一回5万円
・空き家の増加→その地域の意欲や 活力低下していて住む人が減っている証拠
・空き家はしばらく放っておくとすぐに草がぼうぼうになったりして、人様に迷惑かけるようになる
・空き家、ポストに溜まったチラシや4投棄されたゴミなど 火種になるものがあるので 他のターゲットになりやすい
・空き家管理で最も重要なのは ご近所付き合い
・空き家管理業者を選ぶ際のポイント 6
・「地域名 空き家」で検索すれば自治体のホームページが出てくる。
・公共交通手段の少ない地方では 駐車場は必須。最低 2台できれば 3台 欲しい。
・空き家バンク、書いてあ 借り手がついて 流通するのはすぐに住める状態の物件が圧倒的に多い。「何百万円も フォームにかかりますよ」という空き家は、まず流通しません
・「お父さんが亡くなったら、売ってもいい?」などと、あからさまに聞くのは避けた方がいい
・共有名義で相続、長男「管理はもう嫌だから売りたい」、次男 三男「思い出のある実家を売りたいだなんてよく言えるな」と反発→結果 兄弟仲に亀裂が入る。そして、実家は売れず空家のまま。
・成年後見✕実家 売却、家庭裁判所の許可。子供が「空き家の管理が大変」などと言っても、家裁は売却を認めてくれない
・家財の整理、子供の多くは 五十代六十代なので体力的に大変。体調を崩される方がよくいらっしゃる。
・仕分けの数だけ ダンボールを用意する
・インターネットで「人形供養 送付 神社」
・一般的に2年から5、6年というのは、親を亡くした痛みから子供が立ち直るのに必要な時間。一区切りついたところで処分を考えられる。
・エンディングノートを親子で一���に書くの が 生前整理を上手に進めるコツ
・ほとんどの親は、子供に迷惑をかけたくないと思っているので、しばしば本音を隠す
・遺品整理業者の見分け方「企業理念」「代表者挨拶」「社員教育」
・墓じまい。墓の解体・撤去など、30万から100万程度
・合葬墓→後から「ワークを用意したいのでお骨を返して欲しい」と言っても、特定の遺骨を取り出すのはほぼ不可能なので注意
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「実家じまい」切実です。
三年前、緊急入院をした母親が、何もかもギューギュー詰めに詰め込んでいた物を捨て
(未使用のフライパン8個など、テレビショッピングのオマケグッツが広い台所の上下の棚に押し込まれていたので、常時使用しているものが外に出しっぱなし。)
救急車のストレッチャーが入らなかった、場所ふさぎの家具も捨て、食器棚も必要な物だけにして、旅の思い出関係の食器は捨て、
と、
一度はスッキリさせた家のはずが、
(母からは、怒りと罵倒、罵詈雑言の嵐でした
が)
今回の入院で、お断りの電話をした郵便物が15件。
定期で届く、様々な物。
銀行から自動で引き落とされる、?のお金。
たった3年であふれている、洋服。
ハア~
緩和施設に入るための書類を用意するために役に立ったのが、私の戸籍謄本と免許証でした。
戸籍謄本は、自分に何かあったときの為に
取っておいた物ですが、これの実力!
庭、植物元気すぎ!問題。
墓問題。うちは、3ヵ所のお墓守をしているので、弘法大師さんと禅宗の合体って?
とにかく、この暑さだから、無理をせず。
何もしない親を反面教師にして、自分の片付けもボチボチしましょか。
この本を家族で読み回して、穏やかにしまいを迎えられる人がいますように。
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松本明子さんが経験された「実家じまい」と、
この先考えなくてはならない「墓じまい」について。
ものすごく大切、かつ大変なことばかりだけど、
松本明子さんの明るい語り口調でジメジメならずに色々知識が増えて良かった。
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最後の終わりにに『情報を知り、やることが明確になるだけでも、不安が減りますよ』とあったが、まさにその通り。
自分はもう少し先かもしれないが、事前の準備と心構え、そして親との対話も必要で、知らない情報が盛り沢山だった。
なかなかありそうでなかった本で着眼点が良かったと思う。
イメージしやすい形式で、今後の参考になる一冊。
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空き家となった実家を始末するまで25年間で総額1800万円もかかってしまった著者の実体験を紹介すると共に、適切な実家/家財や遺品/墓の整理・処分の方法について専門家にうかがう。
特に興味深かったのは墓じまいについての章。墓石の移転は現実的ではないこと、簡単そうな散骨にも必要な手順手続きがあること、遺骨が「ゆうパック」でのみ郵送可能(国内限定、損害賠償対象外)であること等、初めて知ることばかりだった。
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実家に帰省し、親が終活を始めたと聞き、前に本屋で見かけたこちらを思い出して購入。
自分も東北の実家を離れてもう10年以上。帰省すると、まだ自分が上京した時のままの姿で部屋が残っている。一番多いときで8人で住んでいた家は、3人兄弟はみんな出ていき、今は両親と祖母のみの3人。
読んでいて、これは他人事では無いなとしみじみと感じた。
地元には長男家族が残っているので実家じまいなんかはおそらく長男家族がやることになるんだろうけど、自分が何か手伝う時の参考になった。この本はそのまま長男家族に送ろうと思う。
自分の親のこともそうだけど、一番に考えたのは自分の事。
もし明日自分が死んだら妻が困るだろうな、、、と思い妻とも話をして早めに死んだら何をしてほしいかなどのエンディングノートを書くことにした。
高齢の親がいる人は読んで損はしない本です。
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エッセイと専門家との対談で、空き家となった実家や遠方にあるお墓の悩み、活用できる制度のことなど、とても易しい文章で分かりやすかったです。
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空き家管理の専門家と、家財整理の代表的と、お墓について行政書士さんがそれぞれ松本明子さんと対談をしている
どれも明日は我が身でスルーするわけにはいかないので知識を入れておくべきだ
松本さんの場合は実家じまいをしたのが、ご両親が亡くなられた後だが、生前ではなかなか難しい。
捨てにくいものは持たないに限る
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病気もそうだけど、元気な時にどれくらい準備をしておけるかが大事だと思う。ほんとは一生来てほしくない親や実家とのお別れも、いつか直面した時に後悔したくないから、親の意向を反映させるためにも今から話しておきたい。
あまり想像したくない話題だからこそテレビで見る松本さんの明るいイメージをきっかけにできたら、あまり重たくなく親とも話せるかなと思いました。
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近いうちに絶対やってくる実家じまいについて知りたくて読んだ。
前半4分の1は松本明子自身の実家じまいの顛末。
後半は、空き家問題、家財整理、墓じまいのそれぞれ専門家との対談。
ここは対談にする必要はあるの? と思うけれど、そこは松本明子の本ってことで。
一番知りたかったのは、家財整理の業者選び。
いい加減にされたり、窃盗されたりすることがありそうと容易に想像できるから。
だけどやはり「これ!」っていう見分け方の決め手があるわけではなく、
「その会社のウェブサイトから遺品整理に対する思いの強さが感じられるもの」として
企業理念、代表あいさつ、社員教育に注目する。
遺品整理の1件あたりの相場は20万から40万円。国民生活センターのレポートでは平均42万円。
もっとかかると思っていたから相場を知れてよかった。あくまでも相場だけど。
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自分にとってもかなりリアルな問題なので教えてを乞うつもりで真剣に読んだ。
自分にも確実に起こり得るテーマに気が重くなり思わず本を閉じたくもなったけど最後までよみきった。
心構えと覚悟と準備、これに尽きると言う事か。
同じ悩みを持ってる中年はかなり多いんだろうな。
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まさしく今から実家じまいが始まるので、この本を手に取りました。松本明子さんの奮闘ぶりが手に取るようにわかりました。知りたかったこと、やらなければならないこと、心構えがわかり読んでよかったです。いずれ実家じまいをしなければいけないのならば、前もって読んでおくと助かる1冊です。
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著者は売却ができた。それまでのメンテナンス費用、とんでもなく高い!一つの実家じまい方法として読んだ。著者の奮闘記、読みやすく書かれていた。サクサク読めた。
この国の空き家問題、これからも増えてきそうである、
著者のように実家を綺麗にして売却は、私みたいな手取り16万の低所得者には厳しい解決方法だった。
現在、施設にいる母方の祖母の家と、亡くなった叔父の一軒家の2軒が今空き家となっている。2軒とも、ど田舎で買い手はつかないだろう。
しかも、祖母の家は商店兼家屋のボロ屋敷、叔父も離婚してゴミ屋敷になり数年後に他界。
祖母が亡くなれば母が2軒の不動産を受け取る。母はきっと相続放棄とか面倒だと言い、固定資産税やらすべて支払っていくと思う。
母が亡くなったら、私に全てのしかかる。今の生活でギリギリなのに、固定資産税、維持費や墓代を払えば私は生活できなくなる。
リフォームして売りたいんじゃない。
どうにかして手放したい。できれば相続放棄をしたいのだ。
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テレビ番組でこちらのお話をご覧になった方も多いことと思います。芸能人ながら覚悟を持っての取組み。参考になるに違いありません。K
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読む前に維持費の総額をみて「さすがにお金使いすぎ!」と思ったし、実際に(松本明子さんの)職業柄かかった費用もあったけど、それを差し引いても決断を先延ばしすることで気がついたらかなりのコストがかかる結果になるんだというのを教えられました。
なんでもかんでも溜め込んで70年近くになる我が実家、とても他人事とは思えず、なんとかしてスムーズに事を整理できるようなアプローチを親の体と頭が健やかなうちに試みたい…