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第Ⅰ期 1986-1991
キリストきゅおとハチャメチャ
境界人と反禁欲主義
装飾ではなくボロさ
ボロい幾何学
第Ⅱ期 1992-2000
建築は罪悪である
建築の消去
消去から庭へ
デジタルで解体ではなく、体験をつくる
バブル崩壊で小さな場所と出会う
東北で屋外にめざめる
第Ⅲ期 2001-15
中国でノイズにめざめる
連星建築から中米対立建築へ
孔を開けて生命を吹き込む
第Ⅳ期 2016-22
方法の発見
青山と森
切断ではなく関係と継続
木という方法
粒子から量子へ
トリエからラボへ
舎のネットワーク
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数々の隈研吾氏の建築関係の本や雑誌で読んでいると、ここで取り上げられたもののほとんどは見たことがあるものとなる。
また本人(であろう)による説明書きは、良いことしか書かれていない。興醒めである。
面白いのは、やはりこの方の章ごとに書かれた文章。視点が素晴らしい。本当に。
そうなると建築の写真や説明ページは私にとって不要だなと思われた。
そうなると4200円はかなり高い。
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小さな作品でも、そこになんらかのキャラクターが立上がり、
新しい香りがかすかにでもすれば、
世界はそこに敏感に反応し、見知らぬ場所、見知らぬ人からメールが届く。
建築の基本 信用の積み重ね 不純物を含む→文章を書くことで建築の意味を発見
村上春樹 機敏なヴィークル、思い切った実験の短編小説と 長編小説での展開
木のボロさ 生と死につながっている ジオメトリーの否定
ローコスト 反建築
竹の家 低精度のノイズの荒々しさ
早稲田大学 村上ライブラリー 建築の孔 別のトポロジーへと転換される
国立競技場
関係・継続の建築
コルビュジエ、ザハの「閉じたヴォリューム・関係の切断」の代案
木という方法 小ささ 場所とつながる
アンチ空調的環境制御 4枚の屋根の風のシミュレーション
点・線・面 コンクリートの重たいヴォリュームの解体
ラボ 作品ではなく 研究は連続体
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引っ越しにかまけていて、おとといから読書再開。
図書館で借りた。
久しぶりに図書館に行ったが、待ち合わせまでの時間調整の為だったたから借りるつもりもなくぶらぶら見て回っていて目についたのでパラパラみていたが、面白そうだったので借りた。
隈研吾に関する予備知識はあまりなく、国立競技場とパイナップルケーキのお店をデザインした人、くらいの認識。
本書は思いの外面白く、読んで良かった。デザインのコンセプト、デザインする際の理念などに共感できた。
また、青山の根津美術館に以前行ったことがあるが、そこも隈研吾のデザインだと知った。