紙の本
圧倒的情報量
2022/06/27 20:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本の虫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
掲載されている昆虫の写真全てが生きている時のものであるため、色や形を実際の虫と比較しやすいです。
また、絶滅危惧種や外来種といった側面で近年話題になっている種も豊富に載せられておりとても勉強になります。
さらに、コラムでは昆虫の面白い生態が詳しく解説されていて子供から大人まで広く楽しめそうです。
この情報量でこの値段は買うしかないです。
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すべて生きた虫が、美麗なカラー写真&動画で見られるという、驚愕の図鑑!!思わず指が勝手に動きポチっとAmazonで購入。それにしても、このボリュームの図鑑を2000円台で買えるのは安すぎる。
今までの図鑑といえば、標本写真や標本をもとにして描かれた細密画が多く、古いものになると今よりも印刷インクの色数が少なく実際の昆虫と色が違ってしまったりと、同定しづらくなる問題がありました。この図鑑では昆虫たちが生きたまま、影のある立体的な姿で掲載されています。(特に蛾は、人工的に不自然に展翅された状態で掲載されるのが常で、いつも見辛くてイラついていたものですが、この図鑑ではあるがままの蛾の姿なので非常に分かりやすい)
今日本の昆虫界で最も熱い研究者のひとりである丸山宗利が監修し、彼の呼びかけで研究者や写真家、執筆者など昆虫スペシャリスト総勢50名が集結。
新しく見つかった種、新しく分かった生態、アリの巣の中に共生する昆虫たち、今までここまでズラリとカラー写真で並ぶのを見たことがないようなマイナーな種など、目から鱗盛り沢山の内容。寝るのも忘れてすっかり熱中してしまいました。
付属のDVDでは、なんと生きた虫の動画を収録。その数、約2800種!このボリューム、しばらく楽しめそうです。
制作陣の皆さんは気の遠くなるような作業の連続だったことでしょう。こんなに素晴らしい図鑑を作っていただき本当にありがたいことです。
制作の舞台裏については『昆虫学者、奇跡の図鑑を作る』という本も刊行されています。
ちなみに、本書制作中には「ガッケンホソカワゲラ」という新種の発見もあったそうです。
本書帯に「ナニコレンズ」という図鑑アプリが紹介されていますが、哺乳類・鳥・花・爬虫類・両生類・虫の写真をアップロードすればAIが勝手に同定してくれるという優れもの。食性・サイズ・特徴など、図鑑で調べなくても瞬時に知ることが出来、ちゃんと学研の図鑑での掲載ページまで教えてくれるという至れり尽くせり感です。
今まで別の図鑑アプリを使ってましたが、AIのあまりの便利さにこれからはメインで使おうと思いました。画像認識の精度と種類の少なさが微妙なところですが、多少は同定の苦労から解放されそうです。
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掲載写真が、すべて生きている昆虫を白バックで撮影したものという点で他の図鑑とは一線を画した内容となっています。
地味に、昆虫の掲載順番が、原始的なものから進化した種へと並べられており、自然と昆虫の進化の流れを実感できるつくりになっています。
子どもの頃にコレが欲しかったなぁって思わせてくれる珠玉の図鑑!
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12月7日新着図書:【昆虫学者 丸山宗利氏が監修。昆虫の生きた色と形にこだわって撮影。解説やコラムも充実。最新でベストセラーな学習図鑑。大人もはまりそう。】
タイトル:昆虫 新版 学研の図鑑LIVE 1
請求記号:486:Ko
URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28205754
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第89回アワヒニビブリオバトル「大人/こども」で紹介された本です。オンライン開催。
2022.07.17
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昆虫学者奇跡の図鑑をつくるを読んで、初めて虫の図鑑読んだ
この虫見たことある〜と思ったやつはやっぱり市街地や家の周りにいると書かれてて普段自分も結構見てるんだな〜と思った
家の周りにいるけどなんだかわからなかったやつもこれかな?というのが分かってよかった
今までベランダのサンダルのなかにルリボシカミキリがいたり、新聞受けの中に丸っこい甲虫がいたり(出られなくなって死んでしまってた)、側溝にオオミズアオがいたりしたのはどういうわけだったのかはわからなかったけど… みんながみんな生態どおりの行動をするというわけじゃなくなにかのきっかけで迷い込んじゃったのかな