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読みながら自分と母親との関係、姉たちとの思惑の違い等後から後からわいてきて手を止めることもままあった。ほんの些細なことでも今思うと予想以上に心に残っていたり。そして子との関係のあやうさのエピソード。
全てが人生のいろんな瞬間を際立たせ懐かしくも染みてくる。手元に置きたい一編。
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難しい母親と繊細な娘のやり取りは何にも酷いところがないのに、読んでてとても息苦しくて、読むのやめちゃおうかなという気持ちで2日ほど空けたけれど、やっぱり気になって読み続けた。
そのうち今度は読み終えるのが寂しくなって後半は休み休み戻りつつ読んだ。
でも退院してからはやや退屈だったかな…ニューヨークがなんとなく合ってない気がするw
うろ覚えだけど、「苦手なことは突撃して対処してがぶりと噛み付くつもりで取り組みなさい」みたいなアドバイスが忘れられない。
続編もあるようなのでぜひ読みたい。
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なかなか難しい親子関係。 現実の方も難しい事はたくさんあった。エリザベス ストラウトまた読んでみたい。
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文字数など、1章の長さなど、気にならないのでしょうけどバラバラ。そらぞれには言いたいことは書かれていないのだけれど、連なる短い文章が折り重なり、言いたいことが伝わってくる感じ。上手だなって思う。
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不思議な小説だ。
まるで日記のようで、「私」は作者自身のように思えるのだが、あくまでフィクション。
だから題名が「私の名前はルーシー・バートン」って念押ししているのか……。
物語は主に「私」が入院している時のこと。
あまり関係の良くなかった「母」が、5日間も病院で付き添っていた時のこと。
母が話すことと娘が感じることは、とても親子愛溢れた話し、とは到底遠い、でも、愛情がある。
短い段落で淡々とした文章に、ありありと情景を浮かび上がらせる……不思議な小説だ。
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淡々と語られる、ある家族の長〜いストーリー。
家族だからこそいろいろ複雑な感情が入り乱れる。
詩情を感じるような終盤が良い。
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断片的な会話や話。幼少期の頃、これまでのことがやはり断片的に分かってくる。戸惑いはしたけれど、嫌な感じではない。主人公と一体化したい気持ちになって読み進める。これまでにあまりない読書体験だったなぁ。
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エリザベス・ストラウトにやられてしまって(笑)、中毒状態になっている。
なんですか、この魅力!
時を経て書かれた続編なのに、「ああ、ウィリアム」との整合性が見事。ストラウトの小説はどれも断片の組み合わせで全体が描かれているのだが、一冊だけでなく、続編も含めて一つの世界の小さなパズルを埋めていくような描き方。
こんな書き方ができる人は他には思い当たらない。
続編を描くことで、世界が広がる描き方をする作家はいると思う。
けれど、ストラウトの小説は、隙間が埋められていく感じだ。そんなに計算して書いてないようにみえるのだが、なぜこの人がのこんなことをしたのか、続編で膝を打つような瞬間が何度もある。
ものすごく記憶力のいい人なのか、それとも、ルーシーは作者そのものの人生が下敷きになっているのか。
ルーシーシリーズはまだ未読が一冊あるので、本当に楽しみ。それにもう一冊、出版が近いとも聞いてるし!