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投稿者:うーよー - この投稿者のレビュー一覧を見る
リエル人…凄いな。銀子はシリウス人の宗矢の心に愛を取り戻させるために同行していたと解釈していたが、それだけでも素晴らしいと思うけれど、竜に対しても感謝の想いを抱いていたなんて。宇宙一慈悲深い人種だ。現実の宇宙にもこんな隣人がいたら良いなぁ。
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追加描写を含みつつアニメ最終話を丁寧に漫画化。意外だったのは終わり方そのものはアニメと大きく異なっていない点か
物語の後日談の表現に特徴がある作家さんだと私は思っている為にエピローグ部を膨らませるかと想像していたのだけど、そうはならなかったか
追加要素としてはオカルト研のミニエピソードとアズラバラクラとの決闘だね
アニメではアズラバラクラの強大さがその大きすぎる立体感により強調されていたけど、漫画版ではそれを踏まえつつも宗矢達が体内へ潜った際の描写に拠って補完している形だね
アズラバラクラは個にして完結した強さを持っており、それ故に孤独であると判るようになっている。だからこそ以前より遥かに強くなった宗矢がアズラバラクラに立ち向かう必然性が生まれるわけだ
最初は復讐心によって動き始めた彼の物語。それが地球に居る大勢の人々と関わる中で復讐だけに終わらない人生を手に入れた。そういった人々と関わって強くなった。アズラバラクラによって不幸になり復讐を身に宿すようになった宗矢だから見せられる変化の証
それにしたって、幸せだった事を忘れず憎しみだけを忘れるなんて中々言える言葉じゃないよなぁ……。これを心から言える時点で宗矢はあの頃の子供とは大きく異なるわけだ
アズラバラクラは全てを失ったかもしれない。けど、宗矢達の言葉によって両親に愛されていた時間が有ると思い出すきっかけを得た、その一点で彼は救われたと言えるのかもしれない
戦いが終わった宗矢は生まれ育った星へ。そこに見知った存在は何もない。けれど亡くなったと思っていた星には新たな生命が宿り始めていた。それを知れて、そして自分を成長させてくれた地球の仲間達と再会できた
エピローグとしては短めだけど、彼の人生をハッピーなものとして描く上ではこれ以上無い終わり方だったのかもしれない
ネームを元に作られたアニメを先行で見て、その後に漫画版を味わえた本作。二転三転し展開が進むごとに幾つもの顔を見せたストーリーはなかなか体験できない貴重な想い出を齎してくれたように思える
水上悟志先生の作品の良さを再確認できた良作だったよ
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ここまで熱くなる話だとは思わなかった。
水上作品のファンであることは別として、本当に面白かった。のぞさんいいな。