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少年がブラックボックスを拾ったのをきっかけに物語は思わぬ世界へ飛躍する。片仮名の登場人物が多いので混乱。モンシリーズのロボット、モックモンの頭頂部にプロペラ…若しやドラえもんの仲間か…
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一気読み。
箱の中の世界から始まって、次の世界へ次の世界へ誘われる一連の連作集。読書ならてまはの体験をさせてもらえる。
小さな箱の中から、場所や世界を変えて時代も超えて連綿と続いて行く、スケール無限大。
読むの結構疲れるのにやめられない。
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好きです。恒川さんの小説。
小説版の手塚治虫のようなお話。壮大で、自由。
輪廻転生の世界観やパラレルワールドに興味津々の自分にとっては、面白すぎて先に読み進むのが勿体無く思えたほど。
地球の起源はともかく、宇宙の起源についてはハテナばかりで、絶対どこかで神様的な存在が僕らを見てるような気がして仕方がないので、とても勝手ながらその発想に親近感を抱いてしまった。
特に第一章の『箱の中の王国』はそれだけで星5つが確定するくらい白眉。泣いた。
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連作短編6編と断片5編
それぞれの短編が時間というキーワードで繋がって,最後まで読むと壮大さに眩暈がするほどの圧倒的な時間の存在が拡がっていた.物語としては最初の「箱のなかの王国」が好きだ.
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迷える人々への“異能”は祝福か、呪いか。神々の落としものが、ぼくらの世界を変えていく-。奇想の語り手が描く、心揺さぶる多元世界ファンタジー。『怪と幽』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。
小さな箱庭から時空を超えたいくつもの物語が展開する。ファンタジーなのにどこか哲学的なところもあり現代社会への風刺もある。恒川光太郎の相変わらずの想像力、創造力に感心する。その壮大な世界観に私がついていけたかは自信がないけれど…。
(A)
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帯にもあるけれど、多元世界もの。
私たちの過ごしているであろう世界。
ファンタジーの世界。
SFの世界。ディストピア。不死の世界。
少しずつ交わる別ものたち。
途中までよくできたエンタメとして読み込んでいたのに、洞察者あたりからもっと深いところに潜り込んできた。
映画観てたはずなのに、気が付いたら胃カメラ飲んでたような。
短時間接着剤あたりか予感はしてたけど。
けどそれも、どんなに共感できても、別の物語であって、わたしの物語ではない。
どちらかというと問いかけに近いから、自分に照らさずにエンタメとして読み切ることもできると思う。
広さが違うだけで、わたしたちの世界も、この物語たちの世界も、たぶん構造は同じだ。
どこにいっても、人間は人間。
少しずつ交わる別ものたち。それだけ。
語り口が優しくて、親しみやすい。
恒川光太郎さんは初めましてやったけど、他のも読んでみようと思った。
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私は見たことも考えたことも無い世界が、最初から最後まで。ただただ興奮しながら没入しました。見たことも考えたこともない世界を想像しながら、楽しく幸せな時間でした。読み終わりたくなくて、わざとゆっくり読みました。
恒川光太郎さんの作品を読むのは初めてでした。
こちらを読み終わってしまった後、名残惜しくて、他の恒川さんの作品を数冊読んでみたけれど、なんだか物足りないのは箱庭が面白すぎるせいです。
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傑作だった。素晴らしく好きな世界と物語の流れで、読んでいて幸せだった。途方もない年月や世界の行き来は興味深くて恐怖も感じる。面白かった〜
たくさん現実と重なっている事実があり、非現実の描写とリアルな描写がうまく絡み合って、頭の中でどっぷり世界に浸れた。楽しかった。途中、超洞察力をもつ青年の話があって、ほぼ超能力なのだけれど、現実でもHSPの特性を持っていると持っていないひとに比べて他人からえる情報が異常に多くてひとと関わると疲れることがある。他人からするとうらやましい能力なのに本人は生きづらく感じるところが似ていて興味深かった。
これからも恒川光太郎さんの作品を読み続けようと思う!!!!
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良いですね。
収められた5つの短編は雑誌に掲載された物のようです。その短編に間に「物語の断片」と題される5つの掌編を挟み込み、3つの世界、5代+数万年にわたる壮大な舞台をまとめあげています。壮大なのだけど飛散はせず、密度が濃いのです。
少年少女を主人公にした異世界冒険譚です。様々なファンタジー要素~主人公の相棒で動物の血で生きる吸血鬼、タイムワープ機能を持った銀時計、意識を獲得したAI、不死の薬など~が出てきます。羅列すると安っぽく見えてしまいますが、恒川さんの手にかかるとしっとりして、どこか哲学的ですらある良い雰囲気です。
ファンタジーなので重要なのはその世界でどこまで入り込めるかですが、どっぷり漬かり込んでしまいました。
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豪雨の後の泥の中から拾った大きな黒い「箱庭」。女友達の絵陰(エカゲ)は、殺人鬼に捉えられた少女たちを救うために箱庭の世界に入っていった。革命を起こして英雄となるエカゲ。異次元を繋ぐ次元鉄道、AI シグマ、時間を進ませる銀時計、八千年周期で再生する世界…「この世界は幽霊のようなもの。だがとても美しい幽霊。」6つの物語が大きな環でつながるSFファンタジー。読み終わると空を見てぼんやりしてしまった。今いる世界もどこかへ繋がっているのか。吸血鬼ルルフェルと時間と空間を超えた旅をしてみたくなった。
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久々に読了したくない物語に出会えた気がする。ヘブンメイカーが好きな恒川ファンにはたまらない作品ではないだろうか。
6つの短編がそれぞれ時空を異にしながらも繋がっており、そこに生きる者たちの果てしない物語である。
これと言って涙を誘ってくるシーンはない。けれど、思わず目頭が熱くなってしまう。神の目線で読む読者には、登場人物の微かな繋がりが見えるからだ。
人との繋がりを大切に、そして自分にとって意味のある人生を歩もう。
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『恒川ファンタジーワールド特盛詰め合わせセット!』
現代・過去・未来。
実世界と異世界。
色々な出来事が、
時代を超えて、
世界を超えて、
一つに繋がる、
連作短編集。
これだけバラエティに富んだファンタジー世界を、一つに繋げてしまう恒川さん、ホントに神!
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恒川さんの作品は、発想が全てのような所があるのでそれが陳腐と感じてしまうとねえ、ということで最後は流し読みになってしまいました。
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この小説は季刊誌『怪と幽』に掲載された5つの短編(といくつかの幕間)からなる。著者の作品ではあるあるなのだが、特に本作はホラー要素がほぼないので怖い話が苦手でも問題ない。
本作は次元が異なるさまざまな世界を描いたSF作品。少しずつ人物やアイテムがリンクしており、繋がりのある壮大な物語になっている。
時空を飛び越える変なアイテムがない世界線に生まれてよかったなぁなどとトンチンカンな感慨に耽った。
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正に恒川ワールド炸裂って感じ。
近年の作品は今一だっかがこれは久しぶりに面白かった。
欲を言えば
・最初は凄く面白く物語に引き込まれたが段々少し風呂敷を広げ過ぎたのかまとまりが無くなってきた。
・いつものことだが、設定の説明と言うかゲームのルール説明の様な箇所が余りにも多すぎて気がそがれてしまう。
それとなく物語の中に忍ばせられないものか。
全体的には面白く読ませてもらった。