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未読のまま続編を先に、いつか読む日がいまだった
中途半端な救いじゃないこと、そして自立と自律に
燿子だけじゃなく、照子に、そうやって巡る気持ち
では、謹んで続編の再読と
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人は大切にされないことで心が荒み愛されることで回復するということに改めて気づかされた。
物語が途中で終わった感があるが、続きがあるのだろうだろうか?
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立海くんのおしゃべりがかわいくて、かわいくて、何度も読み返してしまいました。
おあんさんの関西弁もすてきで、出てくる人たちの会話に引き込まれました。
小さい頃私もこんなふうに悩んだり考えたりしていたな。と思い出させてくれる作品でした。
ミステリーや犯罪物も面白いけど、こういうの沢山読むべきと思った。
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感動しました。
ひと昔前の文学作品の趣でした。手元に残しておきたい素晴らしい物語です。自立と自律。娘が通っていた女子校の校訓です。
この作家さん、今まで読んだ本すべてが星5つです。
続編はどちらから読もうかな?
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時代背景が昔っぽいけど、意外と 自分世代のようで…。不思議な感じの地域感。
いわゆる立場の違う二人の子供が互いを必要とし、強く生きて行こうとする。
続きが知りたい。
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2023年初の読了。
伊吹さんの文はなぜこんなにも琴線に触れるのか...。
耀子と立海のお互いへの想いと絶望。
勇吉のぶっきらぼうの中に隠された優しさ。
青井の言葉。
龍一郎に対する照子の深い愛情。
二つの撫子の刺繍。
涙なしでは読めなかった。
✽✽✽
「自立、顔を上げて生きること。
自律、美しく生きること、新しい自分をつくること。」
「どうして、って思いそうになったら、どうしたらって言い換えるの」
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Na図書館本
面白かった〜
いじめにあってる耀子と、体の弱いおぼっちゃまくんの立海、二人を包むような存在の照子、青井たち。照子の亡き夫龍一郎のエピソードが素敵。
そして峰生みねおの常夏荘。静岡県、天竜川の奥深いところ。その風景のなか、子どもたちの愛らしい日々と成長が、目に浮かんでくる。
やらまいか。明日の自分のために、私もそう呟く。
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最近とても好きな伊吹有喜さんの本。
立海と耀子の2人の子供たちが本当に可愛い。色々辛い環境だが、お互いにいい影響を与えあってかけがえの無い存在になってゆく。この2人がこれから共に幸せになってくれることを願ってしまう。
立海の家庭教師の青井先生がとても良い。自信の無い耀子に対して前向きに生きることを教えてくれる。
「どうして、と思ったら、どうしたら、と言い換えてみる」...私も実践してみようと思う。
あと龍一郎が、自分に自信の無い照子に「美しい靴は美しい場所に連れていってくれる」と言って綺麗な靴を送る所が、本当に素敵だった。そりゃ照子も忘れられなくなるよね。
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このシリーズ大好きです。
みんな何かあって、泣ける、けど、心が温まる。みんなを応援したくなる。
ヨウヨと立海が好きだけど、次巻読むと龍治も好きになんのよなー、
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めっちゃ良かった!
続きが読めるなんて幸せ!
リュウカくん可愛いし、ヨウヨもこれからどんな大人になっていくのか楽しみ。
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少し前に読んだ「雲を紡ぐ」の解説の中で、北上次郎氏が作者の作品でいちばん気になっていることとして「なでし子物語」に触れて『読みごたえ抜群の書だ』としてあったので、読んでみたいと思っていた。
最初は少しつかみどころのないお話に思えたが、ゆっくりと山間の里、峰生の、常夏荘での、耀子と立海の物語に惹き込まれた。
父を亡くし母には置き去りにされ祖父が仕える屋敷に引き取られた少女・耀子。庶子である生い立ちや病弱な体に苦しむ少年・立海。
互いに仲良しになりたいがそれぞれが持つコンプレックスや育ちの違いもあって接し方が分からず、だけどもおずおずと少しずつ距離を縮めていく様が好ましい。
「リウのひみつ」に書かれた子どもの遊びや六田家でのクリスマスパーティーなど時代を感じさせるほのぼのとしたエピソードと、大人の事情が生み出す理不尽で苛烈な出来事や過去の経緯が交互に語られていく構成が絶妙。
その中で子どもたちの心の持ちようや考え方の成長が感じられ、加えて耀子と常夏荘の女主人・照子の目線でこれまた交互に語られることで、親の立場・子の立場、それぞれの視点で受け止めることも出来る。
夫を亡くし、息子とも心が通わず、過去の思い出の中だけに生きる照子だが、立海の中に夫や息子の面影を見る彼女を通して女親の葛藤もよく描かれており、新婚旅行の逸話は女盛りだった頃の彼女を思わせて味わい深く、亡き夫がその時聞かせたという「星の娘っこ」の話が、これもまた綺麗。
立海の家庭教師の青井の、二人の子どもを子ども扱いをせず、その個性と人格を尊重してひとりの人間として接し、ひとつひとつ言い聞かせていく姿にも好感。不遇を乗り越えて来た彼女の凛とした言葉はフレーズにしっかりと留めておこう。
冒頭の解説はこう続く。『3作で十分に堪能できる。しかし個人的な願望にすぎないのだが、このシリーズをあと2作、書いてほしいとずっと熱望していた。…第四部は年内には刊行される予定というから愉しみだ。…まだその第四部を読んでもいないのに気が早いことだが、出来れば第五部も書いてほしい。そのときまで元気でいたい。それがただいまの私の目標である』
北上さん、あなたが続きを読めないのが残念です。そして、これからあなたの文章を読めないのが寂しいです。
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照子の亡き夫との新婚旅行の回想シーンでは、涙が止まりませんでした。
セミの夫と呼ばれ、長くは生きられぬ身体の夫に
「夏しか生きられぬセミならば、私が永遠の夏を差し上げます。花は撫子、常夏の花。いつまでも仲睦まじく、千歳、百歳、あなたの隣で咲き続ける」
そう告げる照子。
とても強くて美しい人だなぁと思いました。
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『雲を紡ぐ』が面白かったので、続いてこの作品も。これも面白かった。全5巻なのでしばらく読む本には困らなそうだけど、他のことに費やす時間が足りなくなりそう。