「鎌倉殿の13人」の予習・復習に
2022/09/26 15:08
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投稿者:tad - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の史実を正確に確認できると思って購入しました。ちょうど13人制度が始まるところから、本文もスタートしていて、ドラマの予習にちょうどよい感じで読ませていただきました。ドラマってどうしても端折ってるし、史実にないようなことも演出としてやってますので、歴史やその背景の正確な理解にはこの手の本がよいと思います。またドラマの登場人物が案外多いのですが、家系図もあるので、助かりました。
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源頼朝の死後から北条政子の死まで、ここまでの血で血を洗う争いがあったとは知りませんでした。いかに頼朝のカリスマ的指導力による鎌倉幕府だったのかがうかがい知れます。また将軍2代目・3代目までもなんと不安定なことか。北条氏による安定的な執権政治になるまで、御家人たちは疑心暗鬼に陥っていたことでしょう。
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鎌倉時代の初期は抗争の歴史(教科書にでない)
現代政治史では時々の失策やきっかけで勢力図が
塗り替えられることがありわかりやすいが、他の
時代に比べて鎌倉時代は政治バランスがそのまま
抗争史なので推理しやすいのでお勧めです
頼朝の死後、武力を集めて作られた楽園=鎌倉は
大揺れとなり、頼朝から遠ざけられていた気配の
時政勢力は政子の引き立てもあり上昇するが、頼
家を掌中にする比企との衝突を避けられなかった
比企族滅後はこの世の春だったが、息子の政範の
急死でバランスが崩れる・・・義時に北条嫡流の
眼が生まれ様子を窺う時に時政と牧の方はミスる
畠山重忠を咎無く誅殺
義時は慎重に地盤を作り数年後に執権就任、同時
期に強い勢力である和田義盛の上総介申請を危機
と感じ和田合戦=族滅を引き起こした
義時は時政が思い上がりやり過ぎた事と政範死去
が無ければ「江間姓」で北条本家に使われたダケ
だったと思う(´・ω・`)
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頼朝の死から承久の乱までの時期を対象に、鎌倉幕府における御家人間抗争の経緯を辿る。叙述内容は吾妻鏡が中心。個々の事件について余波まで含めて整理されているので、通史的に理解しやすい構成になっている。
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源頼朝の死去から北条政子の死去までの鎌倉幕府の混迷期が描かれていて興味深かった。
巻末には古代中世日本の基礎知識が書かれていて親切。
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なぜ鎌倉武士たちは仲間うちで殺し合いを繰り返したのか、鎌倉時代初期の政治史と、武士の現実が書かれています。