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根っからの文系人間なのであまり読まないジャンルの本だったが、色々な生き物の生態や習性など興味深い内容だった。
人間も含めて「オス」という生き物に迫っている内容で、タイトルほどのインパクトはなかったが面白かった。
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寄生虫学者の藤田先生、さすがのネーミング。
面白かった。虫類の子孫を残すための工夫が面白く、少し悲しく書いてある。
今年の5月に亡くなられたとのこと、ユーモア溢れる作品に会えなくなるなんて、悲しい。
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結婚の在り方には様々な形があるが、人間より動物たちの方が種の存続のために進化していると考えさせられた作品だった。動物の方が日々残酷な世界を生き抜いていると改めて実感するとともに人間も固定観念を捨てて進化していかなければならないと痛感した。
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タイトルからして面白いですが内容も本当にクスッと笑えるものから最後はしっかりと考えさせられる内容で生物学が分からない人でも楽しめる本です。共感力を高めて希望のある未来を考えていく、ということを忘れずにやって行きたいと思います。
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生物の「オス」に注目してその進化と絶滅?について解説された一冊。動物学の見地から、恋愛などのオス(男)とメス(女)の行動について、鳥や昆虫などの話を交えて説明される。「人間にはなぜ男女の性差があるのか?」「男女がわかりあえないのはなぜか?」その謎は、危険を犠牲にして異性にモテる行動を取り続けるオスの動物やら、メスの単為生殖だけで生きている生物などを見ているとなんとなくわかってくる。普通の恋愛本よりも実践的な内容なので、恋愛本としてもオススメ。
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第3章の「オス不要論」はセアカゴケグモやトゲオオハリハリといった昆虫の例も交えながら説得力のある議論を展開しているように感じました。また「丸呑み」といった性的ジャンルも今日あるように人間にも食べられたい性的な欲望が残っているのではないかとしばし考えます。
著者の家族のエピソードは結構クソだなぁと思った一方(笑)、生物の多様性から学び想像力を養っていこうと最後いい感じに締めています(笑)。そこはさすが寄生虫学等生物を学んできた重みのある言葉です。
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人間がいなくなった後、簡単に文明は崩壊し、自然は息を吹き返す箇所が息を飲む。最後の平和構築に果たす多様性の確保の重要性も頷ける。