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文句なしに大満足の一冊。ジョー・ヒル「お試し」としては十分すぎる内容。こんなにも気持ち悪くて、こんなにも美しい物語を、様々なスタイルで読めるなんて。
私のお気に入りは「ポップ・アート」。近年読んだ中で最も美しい物語。イタロ・カルヴィーノの「木登り男爵」のラストを思わせるクライマックスには泣けました。「自発的入院」は本書のなかで唯一中篇と言ってもよい作品で、そのアイデアと恐ろしさは唯一無二。とにかく、ジョー・ヒル、すごい才能としかいいようがない。お父上がいなくなっても(そんな世界は考えたくないが、いずれ訪れるであろう)、これで安心、と思ったホラーファンは私だけではないはず。
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映画『ブラックフォン』が面白かったので原作も読んでみた。
こちらは短編なので映画よりあっさり。後日談が収録されていたけれど、映画のラストのほうが好き。
ホラーだけでなく、純文学系のストーリーもいくつか収録されていて、なかなか読み応えがあった。
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2022-07-30
旧版が出た時読みたいなと思ってて読み損ねていた。
なるほど、噂にたがわぬ粒ぞろい。意外と非ホラーの作品(怖くない訳では無い)が多かった印象。
気に入ったのは、「ポップ・アート」「ボビー・コンロイ、死者の国より帰る」「マント」あたりかな。野球小三部作は、やっぱりよくわかんないや。(ブラック・フォンにも野球にまつわることがあるらしいけどよくわからなかった)
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洋風世にも奇妙な物語詰め合わせ短編集。
きついホラーは無い。(なんなら表紙がいちばん怖い)
17編あった中で1番のお気に入りは、
純文学系の「ポップアート」。
これは勿論、他にも何個か
読み返したいのがあるので売らずに持っておく。
(マイナーすぎて重版見込めないだろうし)
心揺さぶられたりするほどの感動はないけど、
ふとした時に読みたくなる予感がする。