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妖怪、神様寄りの登場人物が多かった巻。
「けじあり」では、
妖怪の癖にヘタレ、と思いきや、
最終的には佐助の株が上がるオチ。
「産土」のときもそうだけど
佐助視点の話は詳しく書こうとすると
ネタばれになる話が多いから困る。
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しゃばけシリーズ第8弾。突然目が見えなくなった幼い日の若旦那。一太郎の初恋も描いた短編集。最初の短編で目が見えなくなった幼い日を描き、最後の短編でその続編を描いている連作なところが面白い。ちょっといつものミステリー仕立ては違うが、仁吉が入り込んだ世界の物語が、今までと少し様相が違って印象深かった。
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しゃばけシリーズは好きだが、一太郎の推理に無理が生じてくるのが嫌味なところ。
でもこれは一太郎がほとんど活躍しないので、単純にファンタジーとしておもしろかった。
ただ、佐助の夢話はかつてのシリーズ中のひとつの物語の雰囲気と似通っていた。
再読 2015・4.22再読記録参照
ポイント上昇
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■しゃばけシリーズ8作目。今回は、若だんなの目が見えなくなってしまい、仁吉や佐助が大奮闘。
■1冊を通して連作短編の形式。若だんなの目を治すために、玉は全部集めるのかと思っていたら、そうでもなかった。しかし、罠で捕まる生目神さま。かわいそう。
■仁吉は、相変わらずかっこいいけど、佐助も見直した。優しい男はモテます。
■鳴家ばかみたいにかわいい。お菓子をあげるからうちにも来てほしい。
■若だんなの周りの妖たちは、みんな若だんなが大好きで、読んでてほっこりする。
■「神は人に、時に、置き去りにされる」…深い。そして、この結果は切なすぎる。
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若旦那の初恋が絡む物語が今回のお話の発端。それから数年後に起きる若旦那の目が見えなくなるという事件。若旦那が一番の兄や達の活躍もあって、事件を解決していく。
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いままでほどの温かさ(家族愛、友情みたいなもの)が感じられず。
このシリーズは、その温かさ、ほんわかさが決めてなので残念。
とはいえ、つまらなくはない。
ただ、そのあと読み始めた宮本輝と比すと、明らかに違う。当たり前だけど。読ませる宮本輝。文章がうまい。
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しゃばけの新刊~!
発売日ちょいすぎぐらいに買って積読してた
まだ5~6冊つんどくなうだから読まなきゃな・・・
今回は仁吉さんと佐吉さんのはなしがあって楽しかったな~
困ってる仁吉さんとかレアですね にやにや とか
佐吉さんのおはなしとか あれもちょっと切なくてしんみりとか
かっこいいふたりが見れて満足です^▽^
前にもまして過保護だなっぷりがいいっすね!
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今回はなんとなく毛色が違ってて、連作短編になってました。
その中で仁吉が主役の話があったり、佐助が主役の話があったりして、今までとは違った感じで良かったです。
切ないけど、後味はいい。
仁吉がますます好きになりました!
あと、佐助のお話は切なくてもう…泣くかと思った。
最後の物語のつづきはなかなか考えさせられる話でした。
ホントにこのシリーズは良いなぁ~と改めて感じる一冊でした。
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しゃばけシリーズ最新刊。
このシリーズは安定した面白さがある半面で、マンネリ化も感じていますが。
若旦那のまわりには(例え自分の利益のためだとしても)優しい心の妖怪がいっぱいいて、そんな妖怪だったらあってみたいなって思います。
神様とか妖怪の生きる時間軸と、私たちの生きる時間軸と、それぞれの長さが違って、でも”今”を共有できているってことが、本当に奇跡なんだとか、そういう切なさがありました。
今回のお気に入りはけじあり、かなぁ?そうくるか!っていう意外性が面白かったです。
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やっとの文庫化。待ってたです。
畠中恵氏は少年の描き方が秀逸だと感じます。
少年である主人公をあたたかく見守る視線が、読者であるこちらに安心感を与えてくれます。
以前語られました「桜」のお話と同じく、「ああ、そっかぁ」という読後感。でもいやじゃないです。切ないけど。
それから。
相変わらず、お獅子と鳴家の愛くるしさに悶えながら読まねばならぬのは試練ですか。そうなんですね。
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“しゃばけ”シリーズも第八段。昨日読了。
はじめての
ほねぬすびと
ころころろ
けじあり
物語のつづき
〈スペシャル対談〉萩尾望都×畠中恵
が収録されている。
「はじめての」から続く連作短編集とも言えるか。
十二歳の若だんなの初恋。それにまつわる妖話。
小さいころから変わらぬ妖たちとの関係なのだな。
若だんなの今の恋もいつか描かれるのだろうか。
若だんな、目が見えなくとも変わらず頭は冴えている「ほねぬすびと」。
「ころころろ」は仁吉が奔走。なかなか見れぬ焦った姿。そして、面倒事も全てを丸く収めてしまうその力。若だんなからの手紙は仁吉への思いが窺えて良かった。
「けじあり」は佐助に一体何があったか。何を信じればよいのか、奇妙な世界に恐ろしさを感じる。最後は佐助の優しさが逸品。
そして、「物語のつづき」の結末は、人間である若だんなだから気づけることなのだろう。
異種族と関わるならば避けては通れない道。神とは、いかなるものなのか。それぞれが抱える思い。
涙を流し、話せたらと思う若だんなが、こんなにも妖たちに囲まれる訳が分かる気がする。決してお菓子目当てだけではないだろう。
相変わらず物語の合間に出てくる家鳴たちが、可愛すぎるぞ。
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短編集のようでもあるが、うまくひとつにまとまっている。だいぶマンネリ化を感じていて、そろそろ読むのやめようかなと思っていたのだが、意外とオモシロくてよかった。
鳴家たちの会話が要領得ない上、会話にならないことが多くて、またかわいさアピールなあざとさを感じ、ちょっとイラつく。
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途中で読んだ現代小説が全く好みに合わなかったのでその後読まずにいたら『しゃばけ』から数えて10作目、書き始めてから10周年だそうでびっくり。でもこのシリーズは面白い。途中の2・3作は読んでいないけれど問題なく楽しく読了。ちょっと雑かもとか唐突かもと感じるところもあったけれど、シリーズの魅力の強みで、そんなに気にならなかった。ただ家鳴の「きゅわわ」という鳴き声はともかくとして、お江戸の時代の話に「ほっこり」だとか「良さげ」だとかの言葉が使われていたのはちょっと興醒めで残念。
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この作家の別シリーズに、喧嘩が強くて遊び慣れた主人公が出てくるのもあるが、このヘタレ若旦那の方が百倍も魅力的に思えてしまうのはなぜだろう?
現実にはヘタレ男は趣味じゃないけどね。
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なんで急に過去話が?と思ったらそういうこと!
ずっと「若旦那」と書かれていたのに、過去話は「一太郎」と名前で書かれているので、つい、一郎太を思い出し…ゲフゲフ…何でもありません。