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今回は『しゃばけシリーズ』の中でも際立って不思議な物語だったな~。各章の時系列がバラバラで若旦那が出来事を思い出しながら話が進んでいるかのようでした。鳴家はうちの脳内ではZAQの白い生き物なんで、鳴家だけ未来的。
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しゃばけシリーズ9作目。
連作短編の本作は、仕掛けがうまいことできていて面白い。
のっけから屏風のぞきを失ってしまったなんてと思うと、次の章は屏風のぞきを無くした時
から遡っている。どーゆーことかと読み進めて納得。
弓手と馬手。バタフライエフェクト。
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畠中さんには、失礼ですが
「いつかネタ切れしてしまうのかなぁ…」
と思っていました。
しゃばけシリーズは本当に大好きなので、終わってしまったら今回の一太郎のようになってしまいそうです。
ですが、前回のころころろから、ゆんでめてまで度肝を抜かれるような展開が起きて、それが先のストーリーまで繋がっているようなので
「まだまだ先は長そう!」
と思えて、わくわくです。
現実からファンタジーへ連れていってくれるしゃばけシリーズが本当に好きだと再認識。
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本書は連作短編5話からなっているが、なかなかトリッキーな構成になっている。いろいろな本を読んできたが、このような構成のものは初めて。逆にちょっと読み慣れない形なので、戸惑ったことも確かだが。
しかし、おなじみの妖たちはいつも賑やか。(^^) このあたりは安心して楽しめた。
今後この巻の出来事がどう関連していくのか、それもまた楽しみだ。
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いつもながらの短編集。二編目を読んだ時に全体の仕掛けに気付き、最終話はどう締めくくるのかなと思いつつ読み進めた。
読後感が独特。改めて「人生って不思議」って感じ。
道は違っても出会うべくは出会うらしいので、もしかしたら今後にも繋がるのかな。
あとがきで多少そこには触れられていたけど。
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最初のお話を少し読んで「一冊飛ばしちゃったかな?」と思ったけどそういうわけではなかった。行くべきでなかった道へ進んでしまってからの出来事を遡って語っていくスタイル。今回はすこし重めかも。
しゃばけシリーズでパラレルものが来るとは!新鮮で、不自然な感じもなく面白かった。
「雨の日の来客」の禰々子ねえさんは「Fantasy Seller」で主役をしていた姐さんですよね!
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ゆんでめて/こいやこい/花の下にて合戦したる/雨の日の客/始まりの日
あれ? 物語の時が遡ってる! と気が付いたのは三話目。最後の話が終わっても、選ばなかった道の景色が垣間見えるのが嬉しい。弓手は左、馬手は右、どちらへ行けばどうなるか わからないから面白い。
禰々子河童にはまた会いたいな
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読み始めは、あれ??私1冊読み飛ばした!?と思わず、裏表紙で本の確認をしてしまいましたが、読み進んで納得。面白かった。
無かったことになるのはさみしいですが、今後どんな風にみんなが関わってくるのかと思うと楽しみ。
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よかった!この一言に尽きる!
ゆんでめて、って何だろう?と思ったら、弓手馬手、左手と右手のことだそうで。この話のキモですな。
1話目読んだときは、あ、あれ?1冊飛ばしたかな??と何度も巻末のシリーズ一覧を見返し、屏風のぞき~…!となり、もう二度と会えないと悟ってしまった若だんなの涙にこちらも電車の中なのに涙。
で、実はあれ?って巻末見返すときにちょっと解説を読んでしまって…。
残念なような、気を揉まなくてよかったような。
分かってても最終話の気持ちがなぜか逸る若だんなにつられてこっちもドキドキしながら読んでいました。
無事な屏風のぞきにホッとしたー。いなくなっちゃうなんて、寂しすぎるよね。
いやあ、面白かったです。
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時がさかのぼる
バタフライイフェクト
弓手と馬手、ほんの少しの違いが、人生を大きく左右する
好きなテーマです
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畠中恵のゆんでめてを読みました。
江戸時代の妖が活躍するしゃばけシリーズの9冊目です。
江戸の廻船問屋長崎屋の若旦那一太郎と病弱な一太郎を取り巻く妖たちの物語でした。
今回は、ある日祠の前を左手に曲がるつもりだった一太郎が右手に曲がってしまったため間違った時間の流れに入ってしまう、という斬新な趣向がこらされています。
ケン・グリムウッドの「リプレイ」のように、ある時点での選択がそれ以降の人生を大きく変えてしまったため、その時点まで戻って人生をやり直すという物語になっています。
新しい趣向に載って語られていますが、いろいろな事件が起きておなじみの妖たちが活躍するので面白く読みました。
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最初はあれ?1冊読み飛ばした?全然覚えてない?と心配になったけど、2話目で納得。そういう構成か。
すべては最終話のために。
むかーし、タモリさんが進行役のIfっていうドラマがあったけど、あんな感じ。あれはどっちもバッドエンドだったけど。
たった1つの選択が全く違う結果を呼ぶ。でもきっと、出会う必然のある人には弓手でも馬手でも必ず出会うよ。だから若旦那には泣かないで欲しいなぁ。
生目神様は若旦那に干渉して良かったのかしら。神様もうっかりするのね。
少しずつ分岐点に近づいて、それぞれの出会いが少しだけ変えた若旦那を私たちは見てる。不思議な感じだったなぁ。
お花見のお話が楽しくって、好きだなぁ。妖もすんごい人間くさいよね。
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本を読むとき感情移入する人は読書好きな人に少なくないと思う。
主人公が嬉しいと嬉しく、悲しいと一緒に悲しくなる。
こん作も、面白かった。若旦那が成長して新しい出会いがあって。
作者の意図は面白いし毎回考えられている。
ただ、私が好きじゃないだけなんだが、なんか悲し。
一つの選択で、人生が変わっていく事を再確認されられる話しだったが、だかれこそ最終が虚しく感じた。
若旦那の出会いも成長も無かった事になった気がして。
屏風のぞきが無事で良かったんだけどね!
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屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。
もしあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?
一太郎が迷い込む、ちょっと不思議なもう一つの物語。
2012年12月6日読了。
「しゃばけ」シリーズの第9作。
いわゆる、もしも、のお話。
趣向が変わっていて、ある分岐点を境にした5年後から読み進めるに従って徐々に分岐点に戻っていくという流れ。
屏風のぞきがいなくなってしまった世界の話なので、いつもの憎まれ口が登場しないのが、かなり淋しいですね。
その分、どれだけ彼(?)が愛すべきキャラなのかを再認識させられました。
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屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。もしあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった? 上方から来た娘への淡い恋心も、妖たちの化け合戦で盛り上がる豪華なお花見も、雨の日に現れた強くて格好良い謎のおなごの存在も、すべて運命のいたずらが導いたことなのか――。一太郎が迷い込む、ちょっと不思議なもう一つの物語。「しゃばけ」シリーズ第9作。
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最初、なんか話がよくわからなくて、一個前かなんかとばしちゃったからこんなにわかんないのかなあ??
って、おもったんだけど、時間軸がバラバラだったのにはこういうわけがあったのかー!
…という驚きと、変わらなかった安心感というか…面白かったー