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内容は面白かったけど、小川糸さん、こんなに文章ヘタだったかしら?
よしもとばななみたいな平易な文章、と言うのとはまた違う感じ。
読んだ後、偶然テレビでモンゴルの遊牧民の様子を見て、より具体的なイメージが描けたのはラッキ-。
話の中では「おっぱいの森」が印象的。
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自分を変えていく話。
変わるのはなかなか大変だったり辛かったりするけど
変える事はできるんだと 最近思う。
ありがちでも旅に出るのは手っ取り早いのかも。
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長編小説だと思って買ったら短編集で、
短編集が好きでないのであまり期待しないで読み進んでいったら・・・
すっかりハマってしまった。
モンゴルの話はところどころに名言があるので丁寧に読みたい話。
モンゴルに行きたくなった。
カナダの話は取材なのに全然下調べもしないでテキトーにバンクーバーの街を周ってる様子とか、結婚のくだりとか、薄っぺらくて微妙。
個人的にはおっぱいの森が一番好きかも。
レビュー見てるとおっぱいの森推しの人が多くてなんか嬉しくなった!
店長に癒される。
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小川さんの話としては、美味しいご飯が少なかったかな?何か物足りなかった。けど、すき。生きてるなーとおもう。
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恐竜の足跡を追いかけて
サークル オブ ライフ
おっぱいの森
の3編。すべて違う話のように感じるけど、実は連作で女性の人生を爽やかにたどっている。
モンゴル、カナダ、日本(東京かな?)。
10代、20代、30代。
就職、仕事と恋愛、結婚、出産、そして死。
恋人、婚約者、夫婦といった男女関係。
もちろん、心だけでなく体の関係も。
ほんのちょっとした人との出会いで、人生が大きく変わったり曲がったり止まったりする。人生は旅に似ているのだなあ。
でも、いつもの小川糸さんらしいおいしい料理の描写が少なくて、ちょっと物足りなかったかも。
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今生きるのに悩んでいるのは、若い人?年寄り?両方?
そんなことを考えた。
年々生きるのが楽になってきた気がするけど、それは皆同じなのだろうか。
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短編集。
自分が嫌いな主人公が旅に出て変わっていく様子を。。。
比較的王道というか、割とありきたりではあるが、
楽しめます。内容が女性向に過ぎるのが★をつけられないポイント
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大自然モンゴルに行きたくなった。
ナルヤがかっこよかった。
ストレーリーについては、主人公とナルヤの恋がうまくいきすぎて、恋愛逃避中のわたしとしては、読んでいて羨ましくてイラッとした。
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新刊でありながら、最初から文庫化している短編3作品でした。人には色々と乗り越えなければいけないトラウマや壁があり、それぞれの主人公が試行錯誤しながらその壁を乗り越えて行こうとする様が丁寧に書かれていました。糸さんは食べ物や食事風景を文字だけでうまく表現する方ですが、今回は不味さも文章だけで十分に伝わってきました。糸さんらしい、柔らかな文体でラストは前向きになれる内容だったと思います。
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3つの作品が収められた短編集です。いずれも悲しみや苦しみを背負った女性が、出逢いによって再生する物語。
生きていれば、誰だって重荷を背負うことになります。長く生きれば生きるほど、その荷は嵩を増し、重たくなっていくものです。辛くても苦しくても、一度背負った荷物は、途中で降ろすことなどできません。投げ出すことは許されないのです。この本の主人公たちだって、過去から解放されることはけっしてないと思います。肝心なのは、どのような気持ちで荷を背負っていくかということ・・・ですかネ。
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あんまり話の中に入っていけなかった。主人公が女性だから女性の方が話の中に入っていけるかもしれません。
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図書館にて。
心に傷を負った三人の女性の、それぞれの再生の物語。
表題作はモンゴルに行ってしまうくだりが唐突だなと思ったが、どうにも気持ちが行き止まりに入ってしまって身動きが取れないとき、何も考えずに流れに乗ってしまうこともあるのかもしれないとも思った。
個人的には「おっぱいの森」が好き。客観的にみれば旦那さんが一番かわいそうに思えて、読んでいると両方の辛さが伝わって苦しくなった。主人公の奥さんの方が罪悪感も子供を亡くした悲しみも両方背負っていて、旦那さんを思いやる余裕がなかったのだろう。それでも待っていてくれた旦那さんと、寄り添って行けたらいいと思う。
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「さようなら、私」なんだけど、
「ただいま、私」でもある気がする。
「変わりたい」と願うとき、
まったく新しい自分を夢みる人もいるだろうけど、
幸せを大切にしていた頃の自分とか、
人にやさしくできてた頃の自分とか、
それは、覚えていないくらい昔のことかもしれないけど、確かにいたはずの
「遠くに行っちゃった自分に会いたい」
って気持ちなんじゃないかと思う。
退社という形で、私も、
今の自分に、さよならした。
好きな自分が、私の中に戻ってこられるように。
戻ってこられますように。
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これまでの小川糸さんの作品のように、お料理の詳細な表現ではなく、何かストーリー性が違う印象だった。でもやはり完全なラブストーリーでもなく、ハッピーエンドでも悲しい結末でもなく、終わりは読者に委ねる感じは変わらない…。自分と重ね合わせながら読み、勇気付けられる面もありました。
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★★★☆☆
空気感
【内容】
中学時代の同級生が自殺した。お別れ会のために帰郷した私は、七年振りに初恋の相手ナルヤに再会する。昔と変わらぬ笑顔を向けてくれる彼だったが、私は不倫の恋を経験し、夢に破れ仕事も辞めてしまっていた。そんな私をナルヤが旅に誘い…。
【感想】
文章なのにそこの空気を感じた。モンゴルの草の匂い、バンクーバーの街の匂い、森の香を。
見えない何かに囚われている。その何かは見えないし、囚われていることも気づかない。
別の世界からみることで初めて気づくことができるのだろう。
【引用】
もし自分に行き詰まったら、もっと広い世界に飛び出して、自分よりも上を見るといいんだ。狭い世界でうじうじしていたら、もっと心が狭まってくだらない妄想に取りつかれるだけだもん。自分のことなんか誰も知っちゃいない、屁とも思っていない世界に自ら飛び込めば、自分がいかにちっぽけな存在か、嫌でも思い知らされるよ。そうすれば、開き直って、もっと成長できる。自分に限界を作っているのは、自分自身なんだ。