電子書籍
なろう系かな
2023/09/04 13:36
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投稿者:ナルミーナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の内容が
料理のウンチク>人間関係の円滑にするにはウンチク>恋愛
料理のレシピなどは、ありませんが、料理関係が好きな人にはいいかもしれません。
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出てくるおむすびがとれも美味しそうで、読んでいて激しくお腹が空いた。
深夜に読むには絶対向かない本だ。
是非、何か食べ物を片手に、それこそおむすびを片手に読むことをオススメする。
『ニシキタ幸福堂』をA面とするなら、こちらはB面の話。
ある男に生活を壊された女性の、もう片側の話。
そして経緯は違えど、こちらも仮初の夫婦(というか婚約者)を演じることに。
なお、前作を知らなくても特に問題はなし。
この最悪の男を最悪に振り切らないあたり、作者さまの優しさを感じた。
まあ最悪に書き切ると、両方のヒーローが暴走するか。
今回のヒーローもネグレクト経験者かつ毒親毒姉に現在進行形で搾取されている重すぎる事情持ち。
幸い金銭面は問題ないとのことだが、そりゃ自分の居場所を持ちたくなるよなという。
そんな彼が子供の頃から一途に思い続けていたのは……言わずもがな。
一方で主人公。
例の男と同僚たちの心ない言葉にひどく傷つき、衝動的に飛び出した先でヒーローと「再会」
彼女もまたDV父持ちだったという、重めの設定。
ゆえに、男性にあまり慣れてなく、自己肯定感が非常に非常に低い。
読んでいるこちらが苛立つほどだったので、彼女を思い続けてきたヒーローの心情を慮ると涙を禁じ得ない。
自分を救ってくれた存在が、自身を低く見積もって傷つき泣いている様なんて見たくないだろうに。
ヒーローのための仮初の関係だったけれど、実際は主人公のリハビリだった二週間。
誠心誠意、彼女に食で言葉で説得してきたヒーロー。
勿論毒親たちとの対決に例の彼との対面を乗り越えた先には。
勿論、お店の名前に恥じない「福に満ちた」エンドが待っております。
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著者の作品はニシキタ幸福堂を読了しております。
前作と同じく情景が浮かぶ丁寧な食事描写で、食欲が刺激されます。
敢えてなのでしょうし、致し方ない部分ですが、主人公があまりにもネガティブで唐突に行動する所があり共感するのが難しい点が多いです。
ヒーローも、良くはないことと理解しつつも家族との縁(基本は金、半年に一度の会食)を繋ぎ続ける所があり、公的文書を結んだとはいえ、大事にしている店やお客様に今後も遺恨が残る結末なのが非常に気になります。
フィクションかつ精神が病んでる時だから仕方ないといえばそうなのですが。
ニシキタ幸福堂の2人が出てきますが、本意ではない知らなかったものの浮気相手だったと言うことが根本の原因で今作が展開されるにも関わらず、幸福堂のヒーローから誘われたとはいえ夜の公園で2人きりで話すという噂がすぐ広がる町で余りにも迂闊な行動に出て悪い意味で驚きました。
謝罪に伺った際の、幸福堂の主人公から出た言葉の数々も嫌味を言いたいのでなければ相手の立場を考え言わない方が良いことばかりで驚きました。
こちらに尺が取られて、飲食描写と満福亭の2人の描写が減ったのが残念です。
また、幸福堂の2人の優しい関係が好きでしたが、今作ではマウントを取っているように見えてしまったのも残念です。
それならば、満福亭の2人の今後だったり飲食描写では触れなかった汁物について触れたりしてくれた方が良かったと感じました。
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「おにぎり」ではなく「おむすび」なんです!
どのおむすびも美味しそうでした!
近所にこういうお店が欲しいです!
というか、修人さんどれだけ最悪男なんですか!
『ニシキタ幸福堂』でも最悪男だったのに…
でも、そのおかげで2組の幸せカップルができたので、良しとする?
おむすびの美味しい話もありながら、複雑な家族関係の重い話もあり……
放置子→搾取子になるって家族としては終わってるような……
それでも家族から必要とされたい、愛されたいと願っちゃうんですよね…。
幸せいっぱいなおむすびで、お腹も心もいっぱいです。
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平凡であるということは、当たり前のものを当たり前に持っているということ。
これって大事な視点だなぁと思うが、思春期の若者にも響くかな。
あーおいしいおむすび食べたいわー。
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傷心の主人公が昔住んでいた西宮北口にやってきて、ふと入ったおむすび屋で仲の良かったまぁちゃんと再会する。この都合の良い展開やお決まりのハッピーエンドはまあ置いておくとして、結ばれるおにぎりの美味しそうなこと、よだれが出そうです。
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苦しくて辛くて、突発的に会社を飛び出した主人公は
昔住んでいた兵庫へと到着した。
昔を思い出しながら店に入ったら
昔の友人に再会した、というベタ状態。
現実で考えると、なかなかの高確率です。
自分の思考回路、人との繋がり、付き合い方。
内面の問題てんこ盛り、な状態が
少しずつ解消されていきます。
そしてついに、店主の家族との対決、な状態。
主人公の考え方の問題も、店主の立ち位置も
よい方向へと修正されました。
が、現実で考えると、店主は精神的にものすごく
辛くて大変で勇気がいるものだったかと。
お疲れ様でした、としか言いようがない二人です。
最後の方に、ちょこっと前回の二人が出てきてます。