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この作品読んで椰月美智子さんのエッセイ「ガミガミ女とスーダラ男」を思い出したんだけどまだ一緒にいんのかな、スーダラ男とは。
夫婦って家族って、って思うけど、ずっと仲良しでいたいなぁ…(結婚3年目)
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男の子の子供が一人、共働きと共通する構成があり、うちもこうなるなかなぁ、、と複雑な心境になった。不倫したママ友や旦那の実家の今後のことが尻切れトンボのように感じた。
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心配症で気が回るみゆきと、
自分中心でおおらかな範太郎。
夫にイライラするみゆきの気持ち、
めちゃめちゃわかる!
わかるけど、私は自分の趣味を優先するタイプなので範太郎の気持ちもわかる…
帰宅時、息子がいると思って「ただいま」と言ったら妻しかおらず、損したとばかりに顔をしかめる範太郎。(基本夫婦間では挨拶はしないらしい)
子供が帰ってきたと思ってテンション高めに「おかえりー♪」と言ったら夫だったときの私の損した感と全く一緒…、笑えた。
突然終わったのでびっくりした。
もっともっと読んでたかったなぁ…
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中三の息子の突然の家出。
行き先は、小学校時代に引っ越しした友だちの家である富山県氷見市。
平日である木曜日に学校をさぼって行ったこと。
日曜日までそこにいるという…。
仕事を休んで夫婦2人で行くことになったのだが…
倦怠期真っ只中のこの夫婦。
口もきかずに過ごしていたのに、どうなるやらの2人旅。
案の定、夫は鉄道オタクで鉄軌道王国の富山にテンション上がりの浮かれまくり状態。
行く先々でも衝突が絶えない。
息子の家出の原因や夫両親の問題などもありながら物語は進むのだが、この2人の夫婦中もなんとか息子が間に入ることで収まりそうな気配である。
子育て中のこんな時期もあったなぁと思いながら富山の見どころの多さに興味が湧いた。
そして、鉄道の多さにも驚いた。
車窓からの景色も憧れるなぁと…
まだ行ったことのない県である。
ぜひ行きたいと思った。
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ビバ富山!!富山に行きたくなる1冊。冷めきった夫婦がひょんなことから富山へ旅行することに。気の合わない人との旅行ほど苦痛なものはないが、作中でもやはりギクシャクする夫と妻。夫は鉄ちゃんで鉄道王国富山にワクワク。妻は白けた目でそれを見る。夫の言動はイラっとするが全力で旅を楽しむ姿勢には共感。妻は一見常識的だが夫に水を掛けたり常にピリピリしたムードは如何なもんかと。どっちもどっちの夫婦だった。自分は中学の頃富山に行ったはずだがチューリップしか覚えておらず、今ならこの本をガイドブックに楽しめそう。面白かった。
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家事育児は妻任せの範太郎と、それにイライラするみゆきの夫婦が、家出をした息子を迎えにいくために富山へ!最初はカリカリしているみゆきと、呑気すぎる範太郎に少しイラつきながら読んでいったが、清々しいほどお互い噛み合ってないのが逆に面白くなってきて、途中からは「いいぞもっとやれ」って感じで読んだ。特にみゆき側に共感。でもやっぱり、息子の昴くんが一番大人!いつか自分の子どもたちも、こんな風に客観的に親を見て、「やめなよ」って気持ちになるんだろうなぁ。自分がそうだったし。
巣立っていく子どもを頼もしくも、寂しく思うみゆきの親心、10年後に読んだらもっと共感できそう。
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安納みゆき、中高一貫校に通う息子が行方不明。富山の友人宅にいることが分かった。富山に行く。長年会話してない鉄オタの夫範太郎が一緒に行くと言い出した・・・
険悪な仲になっている夫婦が珍道中を経て、良好になってゆくのかを読むという意味ではサスペンス。息子の成長を読むという意味では冒険小説。
面白いというより、自らを省みる小説だった。
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あー、富山いいなあーまた行きたい。黒部ルートに。富山の風景、電車旅、富山料理、一緒に富山旅行をした気分になれる。家出した息子を追いかけるのは倦怠期の夫婦旅。旅に出て夫婦で過ごす時間を持ち、夫婦の仲が変わる…わけはなかった!!そんなにすんなり問題は解決しない。夫婦それぞれの本音が炸裂するこの旅は仲が戻るのか離婚一直線か。ハラハラしながら読みました。
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みゆきはともかく、夫の範太郎、最後まで好きになれない。イライラする。うちの夫と重なる部分があるからかな。
息子の昴は、しっかり成長しているようで、その点はホッとする。
話の筋はともかく、出てくる富山の名所にはそそられた。
岩瀬浜、環水公園のスタバ、池田屋安兵衛商店、富山市ガラス美術館、一万三千尺物語、ヒスイ海岸、ひみ番屋街、潮風ギャラリー、光禅寺、珈琲駅ブルートレイン・・・
先日読んだ絲山秋子さんの「まっとうな人生」の舞台も富山で気持ちが動いたが、ぜひぜひ富山に行ってみたくなった。
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夫婦関係とか家族、友人関係とか、読んで何かイライラするという類の印象が強いが、とりあえず富山には行ってみたくなった。
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みゆきの怒りが自分に向けられているようで読むのが辛くなったが、苛立つ気持ちはよく理解できた。でも富山旅はいいなー
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1人息子が家出!? 行先は富山県氷見!? 息子を追って富山まで行くことになったアラフィフ夫婦の珍道中。全7章。
* * * * *
奇数章は妻のみゆき、偶数章は夫の範太郎、それぞれの視点で描かれ、物語は進行します。
夫婦観や子育て観に違いがあり、軽い冷戦状態にある2人だけに、この描き方は相手に対する不満や諦めがよくわかる構成です。
そんな倦怠期夫婦がひょんなことからともにすることになった2泊3日の富山への旅。
ぶつかりつつも、そういう喧嘩さえここ数年してこなかったことに気づくなどしながら夫婦仲が(少し)修復されるというのが主たるストーリーです。
けれどイベントが盛り沢山すぎて、テーマがぼやけてしまった感が強いように感じました。
例えば、氷見の旅館で起きた「パンツ事件」は不要だと思うし、親の介護問題も規模縮小していいイベントでしょう。
作者のサービス精神の賜物なのはわかりますが、多少うるさく感じてしまうのが残念です。
反対に、息子の親離れと、息子に対する夫婦のスタンスの違いについては、もう少し紙数を割いてもよい気がします。
けれど、弥次喜多道中のようなドタバタコメディーは十分に堪能させてもらったので☆4つにしました。
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パオーン以来。今回は不穏な空気も漂うが、清々しくほのぼの感も。そう富山の人はみんな気持ちにゆとりがあるのです。美しい山と海、毎日眺めてる為かなぁ。白エビ団子つまみに勝駒、ますいずみ…思い出すだけでヨダレ。「きときと」新鮮とは知らなかった。パンツ泥棒もなんだったのかなぁ?
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夫婦の問題は解決法があるわけでは無く、その都度その都度、折り合いをつけて二人で乗り越えていくしかないのでしょうね。
その為にも、内に籠った自分を遠くから眺めることが大切だと思いました。
それができるのが、旅の良さですね。
富山の旅!いいですね。
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中学生の息子が家出した。富山にいるかつての友人の元に居るという知らせを受けて、みゆきと範太郎夫婦は息子、昴を連れ戻しに富山の氷見市へ向かう。しかし2人は、今や共に暮らしていてもろくに顔を合わす事もなく、会話もしないような仲になっていた。そんな2人がツノ突き合わせながらも富山を巡って息子の元へと行こうとするが…。
範太郎が鉄オタで、息子そっちのけで鉄道旅を楽しもうとしたりして、息子の事で頭がいっぱいのみゆきのイライラは高まるばかり。でも共に旅するうちに自分達夫婦の在り方を再考していく。
親離れしつつある子供と、子離れしなければならない母の姿が身につまされた。序盤はやや読みづらかったけど、旅が進むうちにどんどん引き込まれた。