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仮想の町を舞台にした4章立てのミステリーで、各章の終わりごとに一枚ある写真を見て、その章の謎を解き明かすという新感覚のミステリーです。各章ごとに現れる謎が幾層にも重なり複雑な仕立てになっているので、自分には犯人を正確に当てることは出来ませんでしたが、終わりに近づくごとに分かっていく事象にはとても驚きました。近年まれに見る傑作ミステリーだと思います。
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行間と指示語が生み出す曖昧さ…最近全く聞かなくなったファジーな感じっていうのが私の中ではしっくりくるかな。
読み手に結末を委ねる作品は多々あるけどちょっと趣向が違う。
全て読み終えて私の考察の筋は通ったはず。ただもし動機に酌量の余地を考えるならあっちの最後は嫌だな。
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真相全てを読者に委ねさせる構成は面白いなと思いつつも、若干まわりくどい気もしました。
すごく細かく読んだり、ネット上の解説を読んだりするとなるほどと思うことは多いのですが、明確な答えがないのはもどかしさを感じました。
みんなで考察しながら読むと違った面白さがあったのかもしれません。
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一気読みした!
地図が読めない残念な頭なので1章は?で終わった。
個人的に後味悪くない終わりでした。
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終章の最後の写真にはっとさせられた。
ハラハラしていたのに、最後の写真でずっしりと、でも愛ある不思議な読後感を与えられた。
結末やそれに向かう登場人物たちの想いやこれからを、言葉ではなく読者の想像というか考え、受け取り方に委ねられている。
中高生に行間を読ませたい。
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作中の色々な事柄に対する明確な答えが書かれていないので想像や推理を働かせる必要がある
推理力の低い自分は読み終えたあとネット検索してしまった
あちこちに伏線は張られているが気付かんかった
2度読みは確かに必須かもしれない
好き嫌いは別れそうな作品かな
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物語の結末を絵に託すというおもしろい仕掛け。
何かが隠されていることはわかるのに、その何かがわからず、結末を理解するまでに時間がかかり、何度か再読することになる。分厚い本ではないのにこれだけ堪能できてしまう。ここはもしかして…と著者の思惑と別の部分まで、想像できてしまうのもまた仕掛けになるのかもしれない。
道夫さんは孤独な少年の描かれ方がリアルで、特に今回の少年の章は、ホラーテイストを感じられた。それがまたこの「いけない」不気味さを得られる。
その割に結末がとても優しく感じられたのは、私だけだろうか。
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1章、2章を読み終わった時は、全然腑に落ちなかったが、最終章で3章含めて全ての裏側を解説している。
最終章の最後の写真は泣いた。
多分、多くの方が2章まで読み終えたところで???となるかもしれないが、是非最終章まで一気に読んで欲しい。
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自分の推理力のなさが悔やまれる。
各章を読み終えた上で写真を見て、また読む、確認しながら読んで、こうかな…と考える、でもそれが合ってるかはわからない、最後までぼんやりし続ける真実がまた面白い。
最後まで読んで「ああ〜なるほど…納得」という感想ではなかったので星4つ
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全四章で一つの事件を扱うが、一章ずつに謎があり、最後の写真(画像)でその章の真相が分かる。
能動的に楽しめない感じの本で、それを知らずに読んだのでそこまで楽しめなかったのが正直なところ。
私は、推理小説などは探偵役が蘊蓄垂れながら偉そうに説明するのが好きなので、自らが推理して最後の画像で答え合わせをする…というのが合っていなかった。
文章は読みやすく、ミスリードされて驚くことはあったので、他の作品も読みたい。
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ラスト1ページの写真、意外にも本編での二転三転するストーリーが面白い。
ただ、写真に期待しすぎてしまった感はあるかなあ。
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各章の物語の真相を、章最終ページの写真で示唆するという特殊な構成になっている連作短編ミステリです。
上記の構成上、物語をただ追っていくだけではすべてがすっきりと解決するわけではありません。これってどういう事? 犯人は誰だったの? 被害者は? ともやもやしながら最後まで読み切ってヒントを拾い、自分であれこれ考えてからweb上で考察している方なんかを探しつつ自分なりの答え合わせするまでが小説のような感じです。
とにかく自分が探偵になったような気分で、あれこれ考えるのが楽しい。そのあと色々とサイトなどを眺めつつ、「やっぱりそうだよね!」「そこまでは気付けなかったなあ」「そんな考え方も!?」と一喜一憂したり、読み終わってからも楽しみが満載です。
正直いって小説を読んだだけで得られる爽快感というのは少ないと思いますので、好き嫌いは別れそうですが、私は楽しく読めました。
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最後の地図とか写真とかで、「そうだったのか!」とスッキリ終わる短編集かと思うのですが、あまり頭が良くなくわからずじまいで考察だよりだったのが哀しみ。
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新感覚のミステリーすぎて、1回の読了では頭がついていけてないです...
新興宗教に洗脳された刑事の状況証拠隠蔽による苦悩と家族を殺された父の復讐劇による苦悩。
2人ともその苦悩から解放されたくて告白文を残すも結局は解放されずに生き続けることになったという解釈で良いのかな...
第1章は、完全に勘違いしたまま読み進めていたので、読了後は「そういうことだったのー」と楽しめた。
第2章の主人公の男の子があまりに闇すぎて、ストーリーがとっつきにくかったけど、何とか最後の写真に辿り着いた時には、笑ってしまった。
良い友達に出会えてよかったねというほっこり感と子供ながらの残酷さを味わった。複雑な心境。
第3章は、今までの登場人物が繋がっている内容だけど、「なぜ、この人が殺されないといけなかったのか?」という理由が明確にならず、モヤモヤ。
ん〜もう一度、読も。
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写真(ヒント)見て「あー、なるほどね」って。
ストーリーが記憶に残るって事は、面白かった証拠。
私のにぶいアタマながら、楽しめました。