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新しい形のミステリー。話を読んだ後の最後に示される写真で物語がひっくり返る作り。
大体は文章でも隠された謎がわかったが、『絵の謎に気づいてはいけない』の章については、最後までわからず。絵を見てようやく理解がついた。
中々ダークな物語。
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各章の最後の1ページに謎解きのヒントが隠されている。文章じゃなくて写真。
これを見て、やられた!面白いと思うか、それまでのストーリーは何だったんだと沸々と怒りが湧いてくるのか。ワタシは後者。
それぞれの章の主役のキャラクターが面白いので楽しめるが、感情移入できる登場人物の愛する人の死がテーマにあるので、重くてスッキリする物語ではなかった。
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①死んだのは隈島さん?
②お友達が2人を引っ張って落とした?
③シロさんも竹梨さんも嘘をついている?水元さんを落としたのは竹梨さん?
ってことでいいのかな?不思議な感覚!
①を何度も見返して、地図と照らし合わせて考えた。。
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各章の最後の写真で、物語がひっくり返るというので、どんな風になるんだろうとワクワクしながら読んだ。
最後の写真を見て、自分で考えたり、ページを戻って確認したりして、自分なりに答えを出す。
そういう作業は好きだったから抵抗はなかったかな。
別の章を読み進めるうちに答え合わせができたし、
写真の謎も難しくない。
最後まで正体が分からない部分や、説明がもう少し欲しいところが若干あるが、
こういう仕掛けがある小説も楽しいと思う。
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帯に書いてあるような、衝撃のラスト!なんてことは全然なかった…。
ぼーっと読んでいれば騙されることもできたかもしれないが、最初から目を凝らして読んでいたらなんてことはなく、ラストに対する衝撃も何もなかった。
ひとつ謎が残ってモヤモヤするのが、中国人の男の子が見ていた幽霊みたいなものの正体だが、
あれはただの、男の子の幻覚ってことでいいのか…?だとしたらミステリーでもなんでもないじゃん…。というか、そうすると崖で男の子を助けてくれたのは嫌いだった同級生ってことになるが、
そんなこと可能なのか?小学生の男の子が大人2人を崖から突き落とすなんて…。
そして宗教団体の女性幹部が殺された事件については動機なども不明。意味がわからない。それで何がミステリーなのか…。
とにかく期待外れも甚だしかった。
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章の最後にある「写真」に真相が隠されているという仕掛けが気になって購入。四章に分かれているので読みやすいかなと思いましたが、全体像の把握をするためにも一気に読むのをオススメします。
注意しながら読んでいたつもりで、めちゃくちゃミスリードされて楽しかったです。でも最後に「写真を見て真相がわかる」のではなく「写真を見て真相を考える」ことが必要なので、すぐにスッキリできなくてフラストレーションがたまる部分も…。全てを解説してくれるわけではないです。
他の方の感想を拝見しながら見返してやっと理解できた部分もありました。ありがとうございます。
それでも理解できなかった・気になった部分がいくつか…。
また考察調べようかなあと思います。
宗教によって人生を狂わされる人がいる一方、その苦しみを知らずに平穏に生きる人は大勢いる…図らずも世相を表していると感じました。
読み手を騙す多彩な表現、何度も何度もひっくり返るストーリー展開が面白かったです。分からないなりに思考するのがなんともクセになる感じではあったので、9月に発売される「Ⅱ」も読んでみようと思います。
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一章ずつ謎解きのような気持ちで読みました。最後まで読んで、また戻って、「そうだったのか!」となった章もありました。最後まで一気読みをオススメします。よく出来てるなーというミステリー!
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ミステリー書評
読書レベル 中級
ストーリー ★★★
読みやすさ ★★★★
トリック ★★★★
伏線・展開 ★★★★★
知識・教養 ★★
読後の余韻 ★★★★★
こういう人におすすめ:短編が3つと解決編1つの4部で構成されていて、各章の最後の写真(イラスト)で、その章の謎が解ける仕掛けとなっています。私はとても楽しめました。各章の謎はきちっと解決しますが、ストーリー的にはすっきりしない終わり方でモヤモヤ感が残ったため、評価4としました。
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2020年、マジカルラブリーがM -1グランプリを
獲った際に言われたこと、
「これは漫才なのか?」
本作は、
ある意味での答えを最後に、絵で見せることで
読者に驚きを与える。
マジカルラブリーのこれは漫才なのか論争に似ていると思った。
でも、誰がなんと言おうと、
「自分が面白いと思ったならそれで良いよね!」
ってことで、
IIも楽しみです!
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2〜3度読み返しますね
1話目、完全にだまされた!
2話目、最後の写真でクスッとした
3話目、これだけが分からないことが・・
なぜ、彼女は殺されなければならなかったのか?
動機がわからない・・
4話目、2話目の答えが出てくる
最後の写真、奥さんやるなぁ・・
と、思った!
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物語の最後に挿入される画像によってお話の結末が解るようになっている
どんでん返しというのではなくて、リドルストーリーに画像で決着をつけてくれている感じ
第一章『弓投げの崖~』は蝦蟇倉市アンソロジーで読了済みだったんだけど、当時は謎解きを後回しにしてたら結局取り組むのを忘れちゃいまして……
道尾先生ごめんなさいの意味も込めての文庫購入です
各章の真相でも書こうかと思っていたら、そのあたりは終章でわかりやすく触れてくれていた、優しい
でも第三章に関して少し
宮下と中川を殺したのは守谷で、証拠偽装と水元の殺害が竹梨の仕業、という認識でいいのかな
守谷周りのモヤモヤが晴れないままだけど章題が『絵の謎に気づいてはいけない』なので、お話の焦点はそこだから残りは想像してねという
あと、終盤の水元の舌描写が妙に艶めかしかったせいで「水元女性説」も考えてしまった
パラっと読み返してみたけど、性別に関して明言している描写は無い……?
(でも女性の独身寮で差し飲みというのはないかなぁとは思っている、あとネクタイ描写があるけど女性刑事が締めるかというとどうだろう……?)
びっくりするくらい爽やかな読後感で「いい話だったなー」ってなるけど、めっちゃ怖い終わりよね(笑
終章に関しては、物語のオチは画像でなくて章題かな
『町の平和を信じてはいけない』
安見も吉住も山内も竹梨も守谷も、殺人犯が裁かれずに暮らす街、蝦蟇倉
こわぁー
(吉住を殺人犯呼ばわりするのはちょっと違うか)
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一気読みしました。
1作目:細かく読んでたためギリギリ気付いた…隈島が持っている地図にゆかり荘を書き足して持ち歩いていたという記述が頭から抜けていると中々気付かないと思います。。
2作目:主人公、救いようが無さすぎて途中読んでて辛かったです。山内はかくれんぼと言いつつワゴンに隠れた訳ですが、実はカーの文房具屋での話を聞いてからそれを信じて、カーの助けになると思ってワゴンに入ったのでは?という深読みをしてしまいましたね。実際どうなのでしょうか。
3作目:個人的には1番難しかったです。手帳に書き足したのは何故かという事と、後輩をなぜ殺したのかという事と、そもそも宮下がなぜ殺されたかという事が中々分かりませんでした。
4作目:1~3作目がサラッと纏まっていて良かったです。
総じて面白い作品でした。巻頭の地図を見ながら小説を読むことで、情景をイメージしやすかったのも大きいです。
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この小説は本というメディアを
新しいメディアとして
可能性を拡げる事にチャレンジしている。
推理小説の結論までは書かず、
章の最後に書かれた地図や写真やイラストを読み解く事によって真相が分かるという流れ。
それも、そのページまで全く違った解釈をしていたり、不明だったり
なんでこんな仕掛けにするのだろうと
思ってしまう。
つまり、読めば分かるではなく、
少しは自分でも考えれば?
と言う
読者に犯人を探させる
新しい推理小説なのである。
ハマりました。
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各章の最後の写真が映す真実。
じっくりゆっくり考えながら読んで、その写真で答え合わせのような感じかな。
各章の写真は、第一章で唸り、第二章第三章でアッ!となり、第四章で再び唸った。面白かったな〜!私の導き出した真実が正解とは限らないけれど、多分あれでいいような……真実がわかっても晴れ晴れとした気持ちにはならず、どこか物悲しい。
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冒頭の市内の地図から、風神の手と同様に、同じ街の短編集と気付き、最後に1つにつながるかな?と思い読み進める。
各章、“えっ?”となる部分があり、引き込まれました!
すべてスッキリするには解説サイトや他の読者の感想を参考にしつつ、自分なりの推測が止みません