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私が社会人を始めた頃の20世紀後半から、この本の著者のベンジャミン氏にはお世話になっています。読むたびに過激な内容が含まれていますが、彼はかなりの努力をしてその情報を得ているようですし、この30年間本を出し続けているので彼が意図して偽の情報を流しているとは私は思っていません。
911テロに関する本は10年以上前に出されましたが、初めて読んだ時は驚いた以上に、信じられませんでしたが、次第に納得できるようになりました。この本には、今ホットな話題である「ウクライナ紛争」に関する内容も含まれています、テレビや新聞の報道では得ることができない内容がかなり含まれているように思いました。
あと10年もしないうちに真相が明らかになっているのではないでしょうか。この本を読んで、本当に私たちは「時代の変わり目」を過ごしているのだなと感じました。
以下は気になったポイントです。
・アメリカ政府の発表では、2021年通年の実質GDP成長率は5.7%で、1984年以来の高成長とされたが、インフレ率(16.8%)と差し引きすれば、アメリカ経済は10%以上縮小していることになる、一般アメリカ人の生活水準は下降の一途をたどっている(p37)
・今、西側欧米諸国でも同じ(以前のソ連の解体)ように、既存体制崩壊のドミノ倒しが始まっている、わかりやすいのが、西側欧米諸国で起きている「政変」もしくは「各国政府による新型コロナウィルス対応の変化」である、ドイツ・ポーランド・ハンガリー・チェコでは新しい新政権が、イギリス・アイルランド・スコットランド・デンマークではパンデミック規制をほぼ撤廃すると宣言してい従来の方針から大きく転換を図ろうとしている(p44)ノルウェー、フランス、フィンランド、オランダ、スイス(p47)
・CIA筋によると、ウクライナで起きていることは、ロシア特殊部隊により「武器・麻薬・人身売買組織+生物兵器ラボ」への攻撃である(p60)
・ウクライナ紛争の真実を理解するために知っておくべきこと、1)ソ連は法的に存在している、国連登録が抹消されていない、ウクライナ国境が国連に正式登録されていない、2)プーチンいわく、現代ウクライナの領どは共産主義ロシアのボルシェビキ(ソ連共産党の前身)によって作られている、ハザール王国のかつての領地に現在のウクライナを作った(p63)
・アメリカでは多くの政治家が「自主隔離」していたため、アメリカ議会では一時期、法案を通すことができない状態が続いていた、大物が逮捕された際のサインは「新型コロナウィルスで陽性反応を示し自主隔離に入った」という大手マスコミの報道である(p77)
・バイデンがジェノサイドと失言する前にジェノサイド認定されたのは3つ、1)1975−79年までのポルポト政権によるクメール・ルージュによるもの、2)1992−95年まで、ユーゴスラビア解体された時、ボスニアヘルツェゴビナで行われたもの、3)1994年ルワンダで起きた、ツチ系住民の殺害(p80)
・アメリカ政府の債務総額は200兆ドルを超えている、破綻しているの��アメリカだけでなく、ヨーロッパ全ての国の政府で年金ファンドが維持できなくなっている(p84)日本政府は特に買電政権を支えるために大量の円を刷って貢いでいる、これが最近の急な円安である(p86)
・本来なら家の屋根の太陽光発電で水道水を分解して水素を作り、それで車が走れればガソリンスタンドに行く必要がなくなる、完全に水素に移行すると自給自足になるのでハザールマフィアは困る(p89)
・中東、南米、南アジアの国々は明らかにバイデン政権と対立している、具体的には、サウジアラビア・UAE、トルコ、メキシコ、インド、中国、ブラジル、ナイジェリア(p101)
・アメリカは2020年1月末の対外支払い期日に初めて不渡りを出した、その日を境にアジアのアメリカ向け輸出が完全に止まった、しかし8月にアメリカ西海岸に到着した、これは密約(日本、朝鮮半島、ニュージーランド、オーストラリア、ASEANの支配権を中国に譲渡する)があったからと言われる(p109)
・金融面でも欧米より、ロシア・中国の方が優位である、ロシア政府がルーブルの金本位制復活を宣言した、中国においては事実上、数年前から金本位制へと移行している。(p140)
・ドルそのものは崩壊していない、その理由はドルがアメリカだけの通貨ではないから、ドルは対アメリカ貿易で黒字になる文を各国が刷っている、一方、アメリカが刷ったドルを使って中国から物を買おうとしても、中国の許可がない限り買えない、だからアメリカは株式市場経由でマネーロンダリングしていた、自分たちが持っている中央銀行でお金を刷り、多国籍企業などに暗号資産を注ぎ込んでいたが、金融市場の暴落でそれができなくなった(p146)
・ウクライナ紛争以降、ヨーロッパへのロシア産ガス供給は75%減少したが、ガス価格が118%上昇したので、EUからロシアへのガス収入は以前と変わらない(p148)
・復権したタリバンは以前のようにアヘンの原料となるケシの栽培を全面禁止した、それを受けて欧米の裏権力はかなりのダメージを受けている(p165)
・中国マネーに依存しているバイデン政権は、2021年9月末日に迎える年度末の対外支払期日日を前にして、資金調達のためにアフガニスタンのパイプライン利権や麻薬利権を中国に売り渡すしかなくなった(p177)
・アメリカがアジアに軸足を移すべく中東から撤退を始めると同時に、アラブ民族・ペルシア民族・トルコ民族が歩み寄り始めた(p181)
・ロシアが非友好国(日本、欧米)に対する天然ガス供給の支払いをルーブルのみとした、サウジアラビア、ナイジェリアなどの産油国もエネルギーを金本位制である、ルーブルか人民元でしか取引しなくなっている、インド、イラン、アフリカの多くも同様の措置を取り始めた(p210)
・アメリカ国内で流通しているドルと、世界で流通しているドルは全く別物である、その証拠に、40年ぶりの高いインフレ率が観測されているにもかかわらず、為替相場では米ドルが堅調に推移している、ドルの価値がアメリカの国内事情によってのみ決まるのであれば、今のドル高の現象は絶対にあり得ない(p211)
・バイデン政���は週730マンバレるという勢いで国内戦略石油備蓄を取り崩していて、備蓄量は35年ぶりの低水準となる、5億1900マンバレルまで減少している、このペースで行くと2022年内に備蓄がなくなる(p221)
2022年10月13日読了
2022年10月15日作成