投稿元:
レビューを見る
ドラマ再放送で読みたくなって再読。
夜の世界の話。女の戦いって感じ。でもそのお金の出所は。。。こんなに上手くいくのかなあとも思いつつ、面白く読める。下巻へ―。
投稿元:
レビューを見る
米倉涼子さんのドラマを見ていて、気になったので読みました。
ドラマとは多少違うところもありますが、登場人物がみんな悪いのがなんとも面白かった。
投稿元:
レビューを見る
銀行に勤める主人公OL元子が、銀行としても表沙汰にできないお金を横領。そのお金を元手に、銀座でバアを開店経営し始める。銀座でお店を開き、経営していくためにかかる経費。それをどのように切り盛りし、しのいでいくのか……。
投稿元:
レビューを見る
悪びれもなく堂々としている元子の姿が少しカッコ良く見えてしまうのは何故だろう。ドロドロとした闇の世界で生きていくひとりの女。いつか破滅するよ、と思いながらワクワクしながら読んだ。下巻も楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
この作品は、確か著者が70歳の頃に書かれたものだと記憶する。
社会派ミステリー作家の旺盛な創作欲を感じる作品である。
下巻が楽しみである。
投稿元:
レビューを見る
冴えない銀行員だったが、架空口座の存在を知り、その内容を自ら記した黒革の手帖を武器に、大金を横領し、銀座にクラブを開店する。銀座でのしあがるべく策略をめぐらす。
単調の内容で、わくわくもしなかった。また、説明がくどい感じがする。難しい内容すぎて理解できないところもあった。知識人には面白いのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
面白かったです。表現や内容はちょっと古めかしいところもあるのですが、とても読みやすくてのめり込みました。
ドラマは武井咲さんの方だけ観ましたが、ドラマとは違って、元子さんが若くも美しくもありませんでした。
銀行員がバァのママになって、男からお金を巻き上げてのしあがっていく。元子さんの強かさがすごいです。
楢林は破滅したけど、橋田はこれからなのかな。安島もなんだかドラマと違うので、続きが楽しみです。
すみ江の言い淀んだことがかなり気になるのですが、下巻で描かれるのかなぁ。
投稿元:
レビューを見る
初松本清張です。
古い作品なので心配していましたが、すぐに心配は吹っ飛びました。
ストーリーの展開が早くて、内容も新鮮で面白い。
早く下巻が読みたい。
投稿元:
レビューを見る
戯画的、残酷なラストにぼうぜん。清張、文字通り芯をえぐってくるなあ!女は内性器でほろぶ、と呪いを突き付けてきた。汚い言葉だがちくしょうめっていいたくなった。米倉涼子ドラマ版はどうだったんだろう...売れた小説をTV化するとき、優しくないラスト(大衆の嗜虐趣味を充分満たしたゆえの支持の源泉)に改変で手心を加えられることは多いものだが。例は「不機嫌な果実」。小説を読む層とTVドラマを見る層で重ならない部分があらわになるところだ。
小説ではだれもヒロインを愛さず、またヒロインからも愛することはなくひたすら利害関係で軽蔑しあいだったが、TVではそんなに米倉をハードにこてんぱんにやれない気も。あっちょうど今2017年版始まったのかー。
米倉対釈という絵面に興味あるのでDVD借りてこよかな。
(20170724)
投稿元:
レビューを見る
武井咲さん主演ドラマの原作です。この小説はかなり前の時代に書かれたものですから、もちろんいま放映中のドラマとは違いますが、本は本として楽しめます。
ストーリー本編のなかに、その時代の社会的な問題や事件なども織り混ぜられており、社会派ミステリーの要素たっぷりです。
登場人物の名前は、殆どがテレビドラマと一緒なので、小説の人物名とテレビの俳優(女優)さんの顔を想像しながら読むのもいいかも。
投稿元:
レビューを見る
何回も映画化やTVドラマ化されてきたので、ずっと読みたいと思っていたのだが、今回は武井咲が主役ということで興味を持って見だすと同時に原作を読み始めた。時代も大分違うし、元子の設定も美人でないので、地味な物語として始まったが、徐々に計算高い女としての本性が出てきた、下巻でどこまで悪女になってくれるか楽しみだ。
投稿元:
レビューを見る
最近は土日にやりたいことが沢山あるので、連続テレビドラマを見ることが少なくなってきていますが、通勤での乗換駅(渋谷)で、このドラマが始まるのを知りました。
私の世代にとって、この本の原作者である「松本清張」は、忘れなれない人であり、お亡くなりなってから長年の月日が経ちますが、彼の小説でテレビドラマや映画化されたものが多いようですね。
10日間、遡れる機能がついたビデオレコーダーのお陰で、第一話と第二話を連続で見ました。主演の「武井咲」の演技は良いですね、特に、彼女の「声」が素晴らしいです。聞いていると、イイ気分になります。それと共演者である「真矢ミキ」さんの声も素晴らしい。
それを見ていると無性に原作が読みたくなり、アマゾン中古で購入しました。今のテレビドラマも面白いけれど、原作も素晴らしいです、これが昭和52年頃に書かれたのですね。それをもとに、現代に合わせて上手にアレンジされていると思いました。
2017年8月27日作成
投稿元:
レビューを見る
H29.09.03 読了。
初めての松本清張。
今、武井咲主演でドラマがやっているので気になって読んでみた。
が、いかんせん古い。
というか独特な文章だからか、すごく読みにくい。
現代には存在しない女性像だからか、余計読みにくいのかも。
先にドラマ版を観ているので、
あー、このエピソード観たわ。
と思い出しながら読めた。
が、いかんせん読みにくいので、ドラマの方が先に進んでいる状況。
下巻も読んで、ドラマに追いつかねば。
投稿元:
レビューを見る
上下巻の長編作品ですが、すらすらと読むことができました。古い作品なので現代とは異なる部分も多いですが、どんでん返しありのサスペンスとしても、社会風刺作品としても優れた作品であり、何度もドラマ化されるだけの普遍性を感じることができました。
投稿元:
レビューを見る
テレビ放映されたドラマが面白かったので、原作を読んでみた次第。やはり原作とドラマは違う、当たり前。どちらもその良いところ、楽しめるところを享受すれば、より一層この心理サスペンスを理解できるだろう。
原作の執筆された80年初頭と今現在では時代背景がかなり異なるので、ドラマはドラマ、原作は原作として全く別物としてどちらも楽しめた。といっても、まだ上巻しか読んでいないわけだが。
やはりドラマのほうがよりドラマチックにビジュアルに作られており、キャラクターも相当濃く煮詰められている。原作のほうではみな淡々としたものだ。そのせいか、だれもかれもそれほど悪いことをしている感がない。主人公元子すら、それほど銀座に執着しているようにも見えない。ドラマのように銀座一の店を買い取るといったような野望は上巻ではまだ沸き起こっていない。そもそもテレビドラマだけの筋立てなのだろうかな。そこは下巻のお楽しみといったところ。
また、時代背景といえば執筆当時の女性の働き方の描写も興味深い。女は結婚するまでちょっと働いて、寿退社が目標。結婚しそこなって職場に長く居座ると、男性からも女性からもうざがられるといったような記述がある。まさしく主人公の元子がこれだったわけだ。元子が横領したお金で銀座でバアを開業するのは、この単調な生活から抜け出し、また見返してやりたいといったような動機もあったようだ。しかし、なんか私には元子がそこまでして銀座に店を持ちたいという欲望原作からはそれほど感じなかった。動機付けとしてはなんか弱い気がする。
そもそも、ああいう人間相手の商売は人間が好きでなければやっていけないはず。男相手の商売は男好きでなければやっていけないはず。小説の元子はむしろ男嫌いで性交渉にもそれほど喜びを感じていなかったようす。こういう心理が分かるのも活字ならではである。上巻の最後のほうでは、そんな男嫌い元子もなにやら悩ましげな感覚にとらわれ初めているけれども…
また小説でもドラマでもなにやら重大な役柄であった看護婦の中岡市子。この人は多分、女としては元子よりはるかに幸せだろう。そう思ったのも、小説を読んだからである。ドラマのほうではあまり気づかなかった。女優さんの熱演は大変よかったけれども。
というわけで下巻が楽しみです。