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2007/01/23
あまりこういった類の本は読まないが、次から次へとテンポよく読めた。先入主観は頭を鈍らせる。その通りだと思う。
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まぁまぁ・・・でした。
清張をはじめて読むのであれば面白かったと思うんだけど・・・。
なんか似たようなやつ読んでたので・・・。
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~内容(「MARC」データベースより)~
福岡市の香椎海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中の某省課長補佐と愛人の心中と誰もが思ったが…。清張推理の原点が、風間完の美しい挿画でよみがえる。没後10年記念版。78年刊「松本清張全集第1巻」を底本とする。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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時刻表を使ったトリックは初めて読んだのでなるほどと思えたが、やはり時代を感じてしまった。この作品が書かれた当時に読むことができなかったコトが悔やまれる。
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結構早くにトリックを見破ってしまいました。何できづかへんにゃろ、って思ってしまうことが多々あって。そら今の時代の小説を読んでるからいえることなんだろうな。この本が出た時から考えると、すごい小説。
そして三原さんの上司の人、すごい理解あるなぁ。うちが良く読む刑事物はあんなに和やかな課長さんとか出てこないし。ちょっとびっくりした。
出てくる女の人の話し方とかかわいくて。昔ってほんとにあんなしゃべりかたしてたのかしら?
もっと松本清張さんの本を読みたくなりました。
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時刻表と人の心理を巧みに利用した
鮮やかな犯人に感服。
題名の通り
初めは点だったものたちがやがて
一本の線で結ばれていく・・・。
9月にテレビでやるそうなので
そちらもぜひ。
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初・松本清張作品。ミステリ小説の原点ということで、いつか読んでみたいと思って購入していた本。図書館から借りていた本たちをすべて読み終わったので読み始めてみました。昭和(それも大分前)の作品ということで、内容的にもすごく時代を感じるというか、昭和のかほり(笑)がしました。さすが「原点」というか、早々からトリックを見破ってしまいました。「御一人様」がちょっとしつこかったかなー(^_^;)
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10月16日読了。ミステリの古典。昭和のかおりが漂い(老刑事の手紙の文章が、最高!)、また完璧と思われたアリバイトリックが現場操作、理詰めの推理で一つ一つ崩されていくさまがとても面白い。凝りに凝ったトリック、というよりも捜査側の先入観・思い込みのため勝手にアリバイを強固と思い込んでいたことが判明していく、という展開。現代に生きる我々としては「そんなのもっと早くに気づくだろ」と思わないでもないが、これも味だと判断する。
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この前、ドラマであってたみたいなんで2年ぶりくらいに読み返してみた。
これ、実はご当地もので、高校時代この電車で通学してましたねぇ。
内容自体は、大きな岩を少しずつ崩すような緻密さは、ほんとに読み込まれていきます。
ただ、「飛行機」の選択肢を後半になって気づくのは少し時代差を感じるけど、それも「味」として観るならアリでしょう。
とにかく面白いのは確か!
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随分と力を入れて制作した最近のテレビドラマも観たので読んでみたが、小説に特有な“密度感”が素晴らしく、列車の移動の際に一気に読了してしまった…
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松本清張 初読。当時としては斬新で以降の推理小説に大きな影響を与えた作品らしい。当時といってもぼくの生まれる前のこと。連絡にいちいち電報を使ったりとか、時代を感じる部分は多々ある。推理自体のおもしろさも今となっては想定範囲ではある。ただし、ハードボイルドで抑制的な文調は格好良い。
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飲み始めのころの焼酎。
においもきついし、味もよくわからない。
けど、おいしい気がした。
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松本清張や司馬遼太郎の本を読んで、いつも思うのは日本語の美しさの心地よさだ。一文一文がとてもシンプルで、そこに感情はない。トランスクリプとの部分は、登場人物の置かれた状況によって、感情は打ち出されるが、それも最小限に抑えられている。状況の記述や話をおし進めていくところなどは、くどさがなく、変にシーンを作り上げるような言葉遊びはない。言葉で場を盛り上げているのではなく、淡々としたトーンでクリアにシンプルにストーリーの展開を解説しながら広げていくのだ。要するには、プロットがすばらしいからなせる技である。
日本の美しさ、とは表には簡素で無駄のない、そして裏には表に見せない配慮だったり気遣いだったり、というものであった気がする。時代も変われば、文化も変わる。文化が変われば、言葉も変わっているのは、当然の流れではあるだろう。それにしても、日本人はいつから擬音語を好み、それに頼るようになってしまったのか。最近、日本の小説を読むと、文章で表現するのではなく、擬音語や単語の羅列で描写していることが多いように見受けられる。あるいは、ストーリー展開が7−8割がた、とランスクリプトによって展開するものもある。これは、きっとマンガの影響が大きいのかもしれない。最近の小説をまったく否定しているわけではなく、中には話がおもしろいものがあるので、楽しんで読んでいる。でも、その合間に松本清張や司馬遼太郎による本を読むと、そこにけたたましいものがなく、凛とした美しさを感じて、とてもほっとするのである。
松本清張の本を楽しむ、と言いながら、彼の代表作である「点と線」をこのほどやっと読んだ。ストーリー展開に関しては、より複雑に展開し、最後まで展開が読めないようにおもしろく作っているような現代のサスペンス小説に比べてしまうと、読み応えはないかもしれない。それでもやはり、容疑者の精巧に作っているアリバイを、苦悩しながらひとつひとつ切り崩していく経過など、読み始めると引き込まれてしまう。
ストーリー展開もさることながら、登場人物がうるさくないのも、引き込まれてしまう原因ではないかと思う。冷静なトーンで無駄なく精巧に描かれているために、作者が読者に情報を押し付けるのではなく、作者が丁寧にガイドしてくれながら、読者が状況であったり、景色、そして登場人物を読み取って自然と思い描いてしまうのだ。つまりは、文章を読んで、読者が読み取り、感じ取れる余裕を与えてくれているわけだ。
「点と線」の小説そのものを楽しみながら、日本語や日本小説の美しさを堪能することができた。
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母親に紹介してもらった本。
この本ではじめて松本清張と出会った。時刻表を用いたトリックもさることながら、話の構成全体に興味を持つことができた。初めて読んだ時でもおぼろげながらトリックを推察できてしまったのは少々残念であったが、それを差し引いても松本清張と言う作家の偉大さを思い知らされる一冊であった。
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緻密にストーリーが組み立てられているんだけど 現代だったら乗換案内でサックリ解決しちゃうのかな、 と味気ないこと考えた。
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おばあちゃんの本棚から拝借してきた松本清張。
そりゃ、飛行機だろ!
何だ、普通の推理小説やなー。
と思ってしまうのは、私が現代っ子だからであって、この作品が連載されたころ、つまり両親が生まれたころには、画期的な要素がいっぱい、だったらしい。
アリバイ破り・時刻表もの・社会問題もの などなど。
今の「普通」を作った作家ということか。
じゃあ、松本清張に感謝しなければ。
『あんがい、お時を殺すほうに興味があったかもしれません。』
これは怖い。